暑かった今日のワシントン、独立記念日夜の恒例行事となっている花火の方も無事に終わり、真夏が到来する前の連休もいよいよ最後の数時間を残すだけ。1年前の独立記念日は夕方から天気が崩れた事もあって、市内に出て野外コンサートや花火を見る人の数がそれほど多くなかったんだけど、地元のテレビニュースによると昨年の2倍近い人数が地下鉄などを使って市内に向かったらしい。天気が良かったこともあるし、昼過ぎからはRFKスタジアムでメジャーリーグの試合が行われたため、7月4日のワシントン市内はアメリカ国旗がふんだんにプリントされたシャツを着た人達で埋め尽くされておりました。独立記念日を迎えるたびに思う事なんだけど、あの派手な星条旗デザインの服(Tシャツからダンガリーシャツまで種類は様々だ)はどこで買うんだろうか…。
昼過ぎから友人らとワシントン市内に入って、しばらくワシントン記念塔やスミソニアン博物館の周辺をブラブラとしたんだが、なにしろ暑い!地下鉄のフォギー・ボトム駅で降り、そのままジョージ・ワシントン大学のキャンパスを通り抜けるようにポトマック川の方へと歩く。10分ほど歩いて、ようやく国務省の建物まで到達したが、ここで友人の1人が早くも「もう歩きたくない」ビームを周囲に撒き散らす。前日の飲みすぎが原因かどうかは分からないが、とにかく座って水を飲みたいとの事で、少し歩いてから水やジュースを売るオッサンを発見した。ワシントンもアーリントンも、屋台の形をした売店が町中にあって、飲み物やホットドッグなどが適正価格で売られているけど、このオッサンの売るミネラルウォーターは日本のスキー場を連想させる高さだった。モグリかな、もしかすると。
1本3ドルのミネラルウォーターを満足げに飲み干した友人が元気を取り戻すと(彼はこのあと本気でビールを探しておりました)、僕らはワシントン記念塔の方へと歩き出した。モール(ショッピングセンターではなく、散歩道や公園の意味の方です)には昼過ぎからすでに多くの人で混雑しており、その中には午後9時過ぎからの花火をできるだけいい席で見ようと張られたテントも少なくなかった。僕らも平日夜のサッカーの練習はこの近くのグラウンドで行うけど、普段は夕方にもなれば結構静かになる場所で、こんなに大人数を見るのはやはり1年に1回だけの事。モール周辺では手荷物検査のために多くの警察官が動員されていたけど、3年前と比べると警備担当者らの表情も少し穏やかになったような気がする。
花火だけど、自宅アパートの屋上が開放されると今朝聞いて、自分の家で見ることに。100人近くが9時過ぎから屋上に集まりだし、僕もコーヒーとチョコレートケーキを持って屋上へ。引っ越してきてから知り合った同じアパートの住人とも1ヶ月ぶりに会ったりして、花火を見ながらウダウダと他愛もない世間話。明日からまた普通の生活に戻るけど、なんやかんやと楽しかったこの週末。「次はビーチで花火でも」と、もうすでに来年の事を考えているのでありました。