鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

小春日和、気仙沼伝説2

2017-11-28 14:01:44 | 思いつくまま

   

               (午前9時過ぎ)

             

  

 明日から全国的に大幅に冷え込むということですが、きょうは申し分のない快晴、小春日和となっています。 ただ朝方は結構冷えました。 その後雲がなかったということもあり、眩しいくらいの天気となりました。

 

       

 きのうは私の全くの回顧談というか懐古譚に付き合わせてしまいましたが、きょうもその続きです。まあそれだけ映画「(ええじゃないか・ニッポン 宮城編) 気仙沼伝説」は私にとっては思い入れの深い映画だということでご理解願えたら幸いです。

 

 (きのうからの続きです)

 私の頭の中には「ええじゃないか・ニッポン 気仙沼伝説」として記憶され、ここまで来ました。正確には「ええじゃないか・ニッポン 宮城編 気仙沼伝説」だろうと「気仙沼伝説」だろうと関係ありません。

 

 その映画に11年ぶりに出会えたというか、見ることができたということだけでも感激です。何しろ初めてのエキストラ出演であり、スタッフ等の熱意にふれ、撮影現場の様子を見て映画等の撮影に興味を持ち、映画やテレビを作ることの大変さを知り、その後の映像技術に対する考え方が変わり、映像の裏にどんなことがあったのかを考えながら見るようになってきました。

 

 ある意味単純に楽しめなくなったと言えなくもなく、その意味では面白くはないことになるのでしょうが、でもとっても親しみと言うか共感を感じてみるようになってきました。この変化はいいことだと思います。

      

 さて、肝心の映画「気仙沼伝説」ですが、パンフレットにいうように、「中年男女のラブストーリーをユーモアとサスペンスで彩る大人のためのファンタジー」そのものでした。鈴木京香と杉本哲太のいろんな場面での言動、というか掛け合いみたいでもありますが、はイライラもさせたりして、最後はハッピーエンドに至ります。

 (中洲の分流へチ付近)

 物語の中心が、400年以上前に仙台藩主伊達政宗が支倉常長をイタリアへ派遣し、いろんな財宝を持ち帰ったが、帰国した時には徳川幕府によりキリスト教は禁止され、キリシタンは弾圧されていた時代と現代を考古学者たちが悪戦苦闘しながら解き明かしていくというもの。

                           

 そうそうセリフのなかで気になることが二つありました。「伊達藩」と「大地震(だいじしん)です。伊達藩という藩はないわけで、正確には「仙台藩」です。仙台藩の藩主が伊達家だったという次第です。「大地震」は「だいじしん」ではなく、「おおじしん」と呼ぶべきじゃないかと、つまらぬことではありますが、そう思いました。物語の展開には全く問題はないことですが気になりました。

 

 2006年製作ですから、2011年の東日本大震災で今はすっかりなくなった気仙沼の風景が、お祭りの情景が映し出されています。記録映像としての価値も高くなっています。

              

 映画の上映後に小林監督を挟んでのトークが約40分ありました。私よりも7歳も若いはずなのですが、何か声に元気がなかったですね。声が小さい、マイクの問題化も。なんでも病気になったらしいです。撮影後気仙沼が気に入ってここに移り住んだといっていました。

 

 2006年に作られたのになぜ全国で上映されなかったか、小林監督がいろいろ思い出しながら語ってくれましたが、出資してくれた会社が倒産してしまったのがすべてのケチのつき始めのようです。

                          

 資金繰りに四苦八苦したり、プロデューサー同士が言い争ったり、何とか撮影は終了したのですが、いろんな組織が出入りすることで、権利関係が複雑になってしまい、裁判沙汰になったりしてとうとう上映されることなくお蔵入りとなったようです。

 (本流の右岸)

 でも全く上映されなかったというわけではなく、数回だけ上映はされたようです。今回の「カナザワ映画祭 日本発見」を機会に?櫻井薬局セントラルホールの人がこの映像を持っている会社に連絡をして依頼したところすんなりと借りることができたようです。

                      

 監督が言うには、一時この映像を持っている人から1円でも10円でもいいから映像を買わないかと言われてことがあったとか。ただあまりにただみたいだと警戒してしまうのが人情で、買うことはなかったようです。

 この「気仙沼伝説」ほとんどの出演者やスタッフも見ていないそうです。主役の鈴木京香でさえ、数年前に監督からDVDを送ってもらって見たということ。そもそもこの映像は、普通映画を上映する時には、詳しいことは理解できなかったのですが、生の映像を何本か複写?して、色彩を加工したりいろいろ手を加えてさらにいい状態の映像にするそうです。

 でも今回はそういうことは全くしていなくて、映像は1本しかないといいます。だからそれだけでもこの映像は貴重なものとなっています。

  (霜がびっしり)

 意外であって嬉しかったのは最後のエンドロールでした。出演者の名前やスタッフの名前、協力者の名前等の最後にエキストラとして出演した人たちの名前も出ていたのです。

                          

 これは全くの想定外で、嬉しかったと言うしかありません。これで映画に名前が出たのは2回目となります。製作年から言えばこの「気仙沼伝説」が1番となるはずだったのですが。そう考えるとエキストラとしての第1回目の作品であり、映画を作ることに大変興味を持つようになったこと、そしてエンドロールに名前が出ていたこと等からますます私にとって重要な位置を占める映画となってしまいました。

 

 このままいきますと、今年の映画出演?は7月と8月の2回だけで終わりということになりそうです。ともにまだ上映はされていません。

  

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気仙沼伝説、 | トップ | 引退で終わり? »
最新の画像もっと見る

思いつくまま」カテゴリの最新記事