鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

購読していますか、通販生活

2012-04-26 14:08:04 | お知らせ

  きょうは26日で”ふろの日”とか。今朝の朝日新聞を開いてびっくり、全面広告が7枚、お風呂に関係する会社がそれぞれCMしているのですが、こんな全面広告は初めてです。おもしろいです。

 

 ところで皆さんは通販生活を購読していますか? 年に3回(1月・5月・11月)しか発行していませんが、これがなかなかおもしろいとしかいいようがありません。 1冊がたったの180円です。 この分量で、この値段、大したものです。 それ以上にここ3回の通販生活の内容はすばらしいの一言と言わざるを得ません。(何か変な表現?)

 【去年の秋冬号】は 「一日も早く 原発国民投票を。」というものです。

               

 『今後の原発のありようを決める権利者は、万一のときには子どもの命、ふるさとの喪失、農業牧畜漁業の崩壊を賭けなくてはならない国民一人一人です。』

 「原発なしでは電力滋養はまかなえない」のウソ と題して、

 ① 名古屋大学大学院環境学研究科准教授の高野雅夫さんが「原発がなくても既存の発電施設の電力量で需要をまかなうことができます。」と、

 ② 京都大学大学院経済学研究科教授の諸富 徹さんが「再生可能エネルギー普及のためには、発送電分離することが必要不可欠です。」と、

 ③ エネルギー・環境問題研究所代表の石井 彰さんが「枯渇のおそれが少ない天然ガスによる発電を増やすことが、脱原発への合理的な方法です。」と、

 ④ 環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんが「大胆な政策転換によって自然エネルギーを普及させ、持続可能な社会を実現させる。」と提言しています。

 今まさに政府と電力会社は電力不足を煽り立て、何としても原発の再稼働を画策していますので、じっくり読んでみる価値があります。

 落合恵子と衆議院議員河野太郎との対談(連続原発講座 その1)も読みごたえがあります。「原発が危険か安全かという話ではなく、核のごみの処分方法が決まっていないのだから原発を止めるのが筋です」、まさにその通りです。人間が制御できないものを地震大国日本がつくり運転させていくこと自体が間違っています。

 そしてこの号が何よりもすごいことは、通販生活のCM放送が民放テレビから拒否されたということです。 そのテレビ局は”テレビ朝日”です。「報道ステーション」と「徹子の部屋」でのCMを希望したのですが、断られたとのこと。 カタログ専門といっていい雑誌のCMが拒否されるなんて前代未聞?でしょうか。「原発国民投票」という表現が相応しくないというのが拒否の理由だそうです。

 11月29日の論壇時評で曰く、「最強の論壇誌」の証明か、と。

 

 次は、【今年の春号】です。

               

 表紙だけを見ると、原発よりは沖縄の問題を取り上げているようですが、両方を取り上げています。

 原発関係では「菅直人さんの総理生活452日」が面白いです。菅直人に北海道大学教授の山口二郎が聞いています。

 3月11日以降の生々しさが語られていますが、「(菅)原発優先のエネルギー政策を変えるために、『脱原発依存』を言いましたが、それに対して危機感を強めた人たちがいた。」 「(山口)菅さんが『脱原発依存』を打ち出した途端にメディアのバッシングが強まり、経産省も伏魔殿的な構造の中で感つぶしにかかったというふうに思えます。」 その流れで現在の野田首相の原発再稼働の動きがあるのですね。野田首相は確か脱原発路線を継承するとか言っていたはずですがまさに豹変してしまいました。

 連続原発講座 その2は元経産省官僚の古賀茂明です。

 「東電は最高の天下り先だから、経産省は原発事故が起きても東電に文句を言えないんです」 「官僚には『過ちを認めない』特性がある。だから、想定外の津波のせいにしたり、責任を東電に押し付けようとするんです。」 「もし東電の独占体質が改められていて、経産省の体質がまともなものだったら、原発事故はここまで深刻にならなかったでしょう。」

 そして春号の封筒の裏面が痛快でした。

 「これって、原発再開のための造語でしょうか?」として、「原子力界で多用される主な『専門用語』」をとりあげています。

 事故・トラブル ⇒ 事象

 老朽化 ⇒ 高経年化

 水棺(原発の廃炉手法) ⇒ 冠水 

 汚染水 ⇒ 滞溜水

 メルトダウン(とかについて) ⇒ 燃料の損傷

 放射性汚泥 ⇒ 廃スラッジ

 核廃棄物処理業務 ⇒ バックエンド

 P=プルトニウム抜き ⇒ MOX燃料

 核ごみを一般ごみ扱いする制度 ⇒ クリアランス

 高濃度汚染水が大量にある状態 ⇒ 冷温停止状態

 

 そして、最新号の【今年の夏号】です。

                

 ユニークな特集は、自治体トップへの緊急アンケートでした。 「あなたの住む街の首長は、今後の原発をどう考えているのか。」  1685人にアンケートし、回答数は1101通で、回答率は65.3%ということです。

 A「即時、廃炉にすべき」は24人(2.2%)、D「今後も原発は存続、新規増設も認めるべき」が9人(0.8%)となっています。 B「新規の増設は認めず、10年以内に廃炉にすべき」は154人(14.0%)、C「新規の増設は認めず、10年以降、自冥40年の間で廃炉にすべき」が373人(33.9%)です。

 A~D以外は自由記載となっていて、宮城県知事や仙台市長もこの中に含まれます。(具体的な内容は不明)  石巻市長は無回答なのでしょうか、名前がありません。気仙沼市長はCでした。

 連続原発講座 その3 は城南信用金庫理事長の吉、原 毅です。 東京電力の供給負担を減らすため(負担を減らせば、原発に頼らなくてもよくなるから)にPPS(特定規模電気事業者)に切り替えています。

 「あのとき『脱原発宣言』をしなければ、城南信用金庫が存在する意味がなくなってしまうと思ったんです。」 「原発には地域を失うリスクがあります。地域に根ざした信用金庫として原発にどう向き合うのかが問われていると思いました。」 「原発再稼働を言う人には『人類に対する責任問題になりますよ。責任を負えるのですか』と思ってしまいます」  「福島のような事故を二度やったら国土は終わり。ごまめの歯ぎしりでも『脱原発』を、言い続けなきゃいかんだろうと思います。」 

 封筒の裏がまた面白かったです。

              

 通販生活おなじみの100人の識者に聞いた、「一番頼りにしている新聞」です。

 読売新聞は0、産経新聞は1人(森永卓郎)、毎日新聞も1人、朝日新聞は8人だけです。圧倒的に多かったのは東京新聞です。 東京新聞の「こちら特捜部」をほめている人が多いようです。

 

 長くなってしまいました。 きのうの牛越橋の様子です。上流側から撮影。

 

                     

 

 

 

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