女川は流されたのではない
新しい女川に生まれ変わるんだ
人々は敗けずに待ち続ける
新しい女川に住む喜びを感じるために
この詩は、宮城県女川町の女川第一中学校の一年生佐藤柚希(ゆずき)さん(男)の作品です。女川第二小学校六年生の時に作ったと言います。
今月28日の朝日新聞の地元版で知りました。 是非とも少しでも多くのみなさんに知って欲しくて、ここに掲載させていただきました。 彼の家は津波で流され、車の中で1週間を過ごしたと言います。 この強い前向きな気持ちを持ち続けていって欲しいと思います。
ちょっと古くなりますが、26日の地元の新聞によると、山形県は小国川漁業協同組合の同意を得ないまま「最上小国川ダム」の建設に着手したということです。
山形県は、13日ダムの上流側で建設用道路の工事を開始し、現在は樹木の伐採等をおこなっているとのこと。 そして道路の完成後は時間をおかずに本体工事に着手したい考えということです。
漁協としては、あゆの生態系が打撃を受けるとして、2000年から一貫してダム建設に反対しています。 反対運動があったために県は途中から穴あきダムの建設にしたと記憶しています。
基本的にダムの本体工事に着手する前に、漁業権を持つ漁協の同意が必要です。 それを根拠に漁協は工事に反対してきたわけですが、山形県は何としても”観光地の安全のために”ダムをつくるという考えを変えずに来て、とうとうここに来て工事に着手という強硬手段に訴えてきたわけです。
山形県としては、補償交渉が決裂した場合には、土地収用法に基づき漁業権を強制収用することも可能ということです。
漁協としては、ダム建設には同意しないし、補償交渉にも応じない姿勢ですので、県としては交渉を何度もしているけれども、同意が得られなかったという既成事実をつくって、強制収用するつもりなのでしょう。
観光地としての地域振興ももちろん大切ですが、いつ起きるか分からない洪水被害の防止により、全国的に有名な鮎釣り河川、松原鮎というブランド鮎の釣れる小国川の衰退のほうが地域の経済に与える影響は大きいと思います。
小国川の鮎を活かした地域振興と赤倉温泉の地域振興を秤にかけた場合、どちらが地域経済にとって有利かは、小国川の知名度の観点からいっても”松原鮎”を守ることの方が大きいと思うのですが。
でも漁協としてはダムをつくらない方法での、治水対策についてもいろいろと提案しているのです。何が何でも小国川に手を加えることに対して反対しているわけではないのです。少々経費は掛かっても、赤倉温泉と松原鮎が両立する方法を採用するべきではないでしょうか。
効率の追求によって、貴重な資源を失うという愚策を行っては、後世に禍根を残します。もったいない話です。 ぜひとも県には再考願いたいと思います。
28日の朝日新聞の社説でも取り上げていましたが、熊本県八代市にある県営荒瀬ダムは、全国で初めて本格的にダムを取り壊す工事を行っているということです。 また、アメリカでは数百のダムが撤去されているということです。
財政が厳しいからこそ。ゆくゆくは老朽化してダムの機能を失い撤去しなければならないダムが増えますし、撤去する経費も馬鹿になりませんので、つくるときにこそ本当に真剣に関係者が考えを出し合って、その必要性を徹底的に検討して、一時的には経費が掛かっても、長い目で見れば少ない経費で済むという方法を採用するべきではないでしょうか??
写真は我が家の今年の干し柿です。 60個近くあります。 焼酎で渋抜きをしている20余個はそろそろいいかなと、ワクワクしています。
今年の記録的な渇水のなかで、ダムが無かったらかなりの被害があったと思います。
今年の小国川に関しては、渇水で後半の鮎釣りも人が来なくなり、流れたのは、ダムのある寒河江川に例年の数倍以上の人だったようです。
穴あきダムが出来ることによって生態系に影響はあるのでしょうか?蓄水ではないので、水質には何も影響ないと思います。大雨が降って土砂災害のため下流で魚釣りをしていた人が流された場合、反対した人たちで保証金払ってくれますか?
やみくもに建設するダムや、河川工事には反対ですが、その中で県が強行せざるを得ないということは、何か理由があるはずだと思います。
、私事の意見で反対する前に、考えてみてはいかがでしょうか?と思います。
私の考えは、小国川漁協が、地域の新聞の折り込み用として作成したチラシに書いてあるように、「小国川の治水対策は ダムではなく河川改修で!」という考えがもっともだと思っています。
それよりも、洪水がきたときに土砂を流さない穴あきダムの方がいいのではないでしょうか?
あなたも、広瀬川の護岸工事をしていることに対して、反対意見をのべていたではないですか?