腰の具合もかなりよくなり、杖を使わなくてもゆっくりなら歩けますし、そろそろ上映が終了しそうな映画があったので、車で映画館へ行って来ました。
『アサシン』(An Assassin)です。『刺客・暗殺者』という意味ですが、内容に興味があったからというわけではなく、単に去年の晩秋(初冬)にエキストラとして出演?したからです。
場所は仙台空港の搭乗口付近で行われたもので、我々エキストラは空港利用者という設定で、私は富谷の同じくらいの男性と知り合いというか、友達、会社の同僚、まあ、何でもいいのですが、彼とペアになっていろいろと動き回ったものでした。
そのときは可愛い女の子がひとりでエスカレーターを利用して2階へのぼり、泣きながらロビーを歩くというシーンでした。 広い空港ロビーをたった一人だけが歩くというのはありえないことで、いろいろな乗客が行ったり来たりするなかを、東から西に向かって歩くシーン。
我々は彼女の前後を斜めに横断するもので、最初は彼女の前を斜め横断し、2回目は後ろを歩くというものでした。 カメラのアングルから見ると、多分写っているだろうと少しは期待していました。
映画自体はいまどき珍しい1時間40分というやや短めの映画でした。 いやあ、見慣れた場所が一杯出てきまして、「ゴールデンスランバー」よりも仙台が、仙台らしいところがたくさん撮影場所となっていました。
とくに壱弐参(いろは)横丁や文化横丁はばっちりで(そこがアジトになっていたのだから当たり前ですが)、夜の横丁は味わいがあるものです。とくに犯罪がありそうだという雰囲気が十分醸し出されます。
ほかには泉区のヨークタウンも重要な撮影場所となっていました。
ストーリイ自体はありふれたバイオレンスアクション映画です。 二人のアサシンは強すぎますし、銃撃戦も現実離れしすぎていました。 最後は死んでしまいますが。 そこは割り切って見ていればそれなりに面白いと言えます。「アジョシ」のように目を背けたくなるようなシーンはありません。
肝心の?我々ペアの出番がどうなっていたかどうかですが、彼女の前と後ろをいい感じで歩いていました。 様になっている演技?といっていいのではないでしょうか。 とくに彼女の後ろを歩いて遠ざかっていく場面の二人の顔の表情はとっても自然で、仲のいい二人が楽しかった旅の思い出を話し合っているかのようでした。(多分に誇張しています。自己満足の極みですか?)
でも、残念なことはカメラの絞りが開放で、少女の姿がアップで浮き上がるように撮影されていましたため、我々は明瞭に写っていたわけではなく、少し霞んでいたことです。 一杯絞って撮影してくれればばっちりだったのですが、・・・。
そういうわけで、今までの出演した?”映画”ではやはり『育子からの手紙』が一番明瞭に主人公たちと一緒に写っていたことになります。 そこいくと、「ええじゃないか日本、気仙沼伝説」、「ゴールデンスランバー」、今年の「ポテチ」はダメですね。
そうそう最後のエンドロールに、はじめてですがエキストラの名前が流れたのです。40から50人くらいの名前が流れましたか、早すぎて自分の名前は見つけることができませんでした。 普通は「せんだい・宮城フィルムコミッションのみなさん」で終わるのですが、珍しいのではないでしょうか。
今年の6月頃ですか、監督やプロデューサーが大震災の義捐金を届けに来たということですので、そういうこともあって敢えてエキストラの名前も流したのかもしれません。 何にしても出た人にとってはいい思い出、記録になりますよね。
そういうわけで、とってもミーハーなnewoneでした。 お笑いください。
上杉謙信の刀と酒造”東光”のお猪口です。 寄らば切るぞ!