きのう19日、博物館の敷地内にある「魯迅之碑」の建立50周年を記念した献花式が現地で開催されたという新聞記事があり、今日午前中病院の帰り見てきました。
以前にもこのブログで紹介したことがありますが、碑は、1960年12月に完成し、除幕式が行われたのが1961年4月です。
碑の高さは4.5メートル、幅2メートルで、重さは10トンとのこと。 レリーフの直径は1メートルだそうです。 ゆりの花が一杯献花されていました。
かなり前博物館で魯迅展が開催された時だったかな、中国語版の魯迅全集が売られていましたので、無謀にも?購入しました。 全部で30巻くらいあったか。 そのうち、いつか、原文で魯迅の著作集を読んでやろうと思っていたのですが、我妻に本の整理を強要された?ために、手放してしまいました。 だから中国語を勉強しようとしても身に付かないのかも、・・・(そんなことあるはずがないのですが)
魯迅といえば、竹内好ですよね。 竹内好を学生時代に知ってとってもよかったです。 こういう硬骨の中国文学者もいるのだと、頼もしく思っていました。 「中国を知るために」というシリーズものの連載は、中国に対する偏見を排除してくれました。
竹内好の無二の親友武田泰淳を読み、若手のホープ橋和巳に夢中になったものです。 2,3年前竹内好は再度見直されてきましたが、武田泰淳も橋和巳も現在は忘れ去られたかのようで淋しいです。
退職した現在、学生時代に夢中になった作家や評論家の本を読み直したいなと思っています。 何を、どう感じるか、楽しみでもあります。
おまけです。博物館の玄関前にあるブロンズの大きな彫刻物です。 題名は見ていません。 将棋の駒のようなものの上に、背中に羽根の生えた少年が大空に羽ばたこうとしているようです。
もうひとつおまけです。わが家のいちぢくです。 まだ生っています。小さいですが、ちゃんと熟していてとっても美味しいいちぢくです。
今年は夏前からいくら食べたか!!自然に感謝です。
恥ずかしい事に竹内好なる人は初めて聞きました。
何より中国語版の魯迅全集30巻買うなんて信じられません。それだけ向学心あふれていたのですね。
だから、大したことはないです。