迷ったのですが、行って来ました、山形県は小国川へ。
ホームページでも渇水で釣り辛いということでしたし、天気もあまりパッとしないようだし、第一に体調がいまいちという感じでしたから。 朝起きた時の状態で最終決定しようと思っていました。
そんなに急ぐこともないし、目覚めたのが午前5時過ぎで、それから準備して(といっても大半は準備OKなのですが)、家を出発したのが5時47分でした。
小国川までは約90余キロ、1時間40分くらいで到着します。
一枚目の写真は、舟形町のR13号の上流の流れです。この手前に身体障害者用のトイレがあるところです。
こんなにも水がありません。渇水、超渇水です。ビックリデス!
2枚目の写真は、一関大橋から数百メートル下流の荒瀬の状況です。川は左に蛇行し、左岸側に大きく激しくぶつかります。
それがこんな状態です。地元のお年寄りが竿を出していました。車を止めて、上から「釣れてますか?」と聞いたら、うんという表情が帰ってきました。
3枚目の写真は、2枚目の少し上流から、上流側の一関大橋を撮ったものです。いかにひどい渇水かお分かりでしょう。
でも、アユはいるのです。それも一杯。もう至る所でピョンピョン跳ねています。ただ、あまり大きくは感じません。
この写真を撮るまでに見た釣り人は3人でした。
平日だし、渇水で釣れないという評判も立っている事から、釣り人の姿が少ないのはしようがないでしょう。
4枚目の写真は、帰る支度をしてから最後にということで、一関大橋から下流域を撮ったものです。
さて、肝心の鮎釣りですが、釣れませんでした。全く釣れないというのではなく、追わないから掛からないというべきですか。
S名人宅へオトリを購入に。車が一杯駐車していました。「いわき」ナンバー、東京のナンバーの車もありました。こんなに車が駐車していたのを見たのははじめてです。
オトリはいい型のものが一杯いました。何でも、親子で上流域で大きいアユだけを狙って釣ってきたそうです。 やはり大きいアユは上流にいるが、どこにでもいるわけではなく、どこに居るかを見極めるのが難しいとのこと。 今日は数を釣るためではなく、13日(シマノJapan Cup)のために川の状態、どこでどういう型のアユが釣れるか知るため、いわばリサーチのための小国川ですので、大型のアユが釣れる場所は敢えて聞きませんでした。悪しからず。
でも、一杯サービスしてもらいました。S名人ありがとうございます。釣ってきた野アユと養殖鮎、こちらは小さい、を一杯入れてくれました。いつもいつもすまない気持ちで一杯です。 つまり、野アユはいい型のアユを釣るため、養殖鮎は大会用のためというこです。
実釣時間は、8時40分から12時40分の丁度4時間
竿は、シマノのなんとか?競のH2.5。アユが小さいのでこれでいいかと。
水中糸は、ナイロン0.2号 6日にも使った水中糸。
ハナカン周りは、究極の、最終兵器”スーパー・ウエポン”
ハリは、6号か6.5号の3本イカリ
場所は、経壇原から釣り下ることにし、写真1の瀬で納竿しました。
ところが、私とほぼ同時に竿を出した、下流側地元の人?この人が数匹のアユを釣りました。私としてはジッと動かないでいる、よほどの入れ掛りでなければ、じっと一箇所に止まっているなんてことはありえないことです。
しかし、さっぱり掛かりません。普通ならこんなにいい瀬に入れば、いい型のアユが入れ掛りになるのではと思わせるところなのですが。
もともと釣り下るつもりでいましたから、徐々に下っていきます。小国川での待望の1匹は、9時20分でした。 しかし、あまりの小ささに、当たりは感じないし、驚かれぬる。 まるで木の葉、白っぽい木の葉、これがオトリアユの下から飛んできましたが、無視です。ひらひらしながらタモ目掛けて飛んできましたが、後一歩で失速、川にポチャンでした。約40分も掛かったのに、キャッチミスで記念すべき1匹目は残酷な夢となってしまいました。
その後は川の真ん中、水量の多いところを狙うのは完全に中止し、左岸なり右岸のへチぎりぎりを、川の中から狙う戦術を立てました。そしたら、ポツリポツリと掛かりました。
へチもへチ、草に水中糸が触ったり、柳の木の下とかなかなか竿を出しにくいところでは掛かりそうです。
釣り下りながら、広い平瀬では十分におとりを泳がせたりもしたのですが、掛かりません。 本当に厳しい状況です。オトリ鮎が泳いでいるあたりで、何度群れアユにジャンプされたことか。
4時間の結果が上の写真です。左側一番下のアユは12セントしかありません。右下のアユがとっても巨鮎に感じますが、これは21センチもありました。平均サイズは17センチ前後ですか。
こんなにも極端なのです。チビアユもチビアユから、広瀬川のアユも負けそうな立派なアユまでが掛かってきます。
もっとも、正直な話し、21センチのアユは狙って掛かったのではなく、オトリ鮎をつけたまま下流に下っているときにたまたま掛かってしまったものです。この時は少し水深はありました。
上流に走ったり、かと思うと下流に下ったり、いい引きだったので少しは大きいかなと思っていたら、こんなにも大きなアユだったのです。ナイロンの0.2号で安心して?抜けました。
浅い川の中の石を、狂ったかのように食んでいる、体をくねらせながら食んで上流に泳ぐアユもいます。そこにおとりを入れても掛かりません。
なんかまとまりのない内容となってしまいました。すみません。
最後に、小さいアユは我家での流儀となるか、頭をとって、内臓もとり、焼いたところ、そのまま骨ごと食べられました。柔らかかったです。上手かったです。骨が少しも邪魔にならなかった。
小国川は、釣ったアユは大きさを問わず、オトリ鮎も持ち帰り、再放流しないように呼びかけているので、12センチのアユも持ち帰りました。
シマノ大会今度のリサーチが功を奏すといいですね。
13日はこちらはダイワのマスターズ九州大会ですが、同じく厳しい釣りを強いられそうです。
最後まで諦めずに。