鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

心の思い

2021-02-17 14:01:37 | 提案・要望

 きょうの地域猫;階段を下りて緑地帯へ行こうとしたら、いました。

  (上からの撮影です。2枚は)

            

  (これは下からの撮影)

きょうからコロナワクチンの接種が始まりましたね。でも、幅広く16歳以上の全国民に接種するのは、なんかこの分ではかなり伸びるというか、遅くなる予感がするのですが、みなさんはどうですか?

  

接種順番についてはどう思いますか?まあ、最初は医者や看護師等の医療従事者というのは納得できますが、次が高齢者というのはどういうことなのかなあと私は何か漠然とした、判然としない気持ちがあります。

 

コロナ予防のワクチンは94,95%の効果があるとかですので、副反応(昔は副作用といっていましたよね。)は100%ないとは言えませんが、国民としては積極的に接種を受けるべきかなあとは思っています。

 

コロナのワクチンが世界的に争奪戦の対象になっていることに鑑み、接種は医療従事者の次は”現役世代”にすべきではないかと個人的には思っています。それこそ日本の屋台骨を支えてくれている世代です。安全なら彼ら若い人たちを優先すべきではないかと思うのですが。

 

我々老害の域に達しつつある高齢者は最後でいいのではないでしょうか。なにもここで敬老精神を適用しなくてもいいのではないかと思うのですが。現役の人たちを守ればその子どもたちをも守ることになるわけで、高齢者は後でいいよと宣言すべきではないでしょうか。

 

それとも、うがった見方をすれば、老害でもある高齢者を先に接種させて、接種の効果を確認してから、高齢者でも大丈夫なら若い世代も大丈夫だろうというようなことを想定しているのでしょうか。

  

でも、そうとしたら最初に医療関係者に接種するのも危険ではないか、高齢者こそ最初に実験台として接種すべきではないかとなるかなあ・・・。月曜日だったかな国会の論戦を見ていたら、野党の議員が首相に質問していましたね。「首相は真っ先に接種して、安全であることをアピールすべきではないか」と。

 

そしたら、「私も高齢者なので、接種の案内状が来たら接種します」というような答弁をしていたようでした。何とも面白くない、つまらない男ですね。こういうときこそ、真っ先に安全性をPRするためにも接種して、その時の正直な感想を国民に対して話せばいいのに・・・。

   

私が毎日楽しみにしていることの一つに、新聞の連載小説があります。朝日新聞しかとっていませんので、朝日新聞の連載小説となるのですが、数年前までは、みちのく地方は夕刊がないということで、新聞連載小説は毎日二つの小説を読むことができました。

  

それがどういうわけか、いつしか二つが一つになり、現在に至っています。目下の連載小説は一つのみで、池澤夏樹さんの「また会う日まで」という題名の小説です。海軍のエリート将官にして敬虔なクリスチャンである男が主人公です。彼の一族もクリスチャンですね。

  

海軍のエリートコースを優秀な成績で潜り抜け、今は水路部という珍しい?ところに勤務しています。水路部とは、簡単に言ってしまえば海の、海底の地図作りが専門の部署と言っていいのかな。

  

大海原で、自分の艦船の位置情報を知るにはどうしたらいいかということの話しなんかはおもしろかったですね。今回ご紹介するのは、そういうことではなくて、2月10日に掲載された連載分のなかの乳児のことです。

  

乳児の心の思いを想像したことが文章化されています。すべからくそういうことを想像してみることが今の人間には必要なのではないかと思った次第です。受精してから10か月が経ち、いよいよ生まれてくる場面から始まります。

 

(引用開始)『 暗くて暖かなところでうつらうつらしていたら、もうそこを出なさいと言われた。押し出され、引き出されて、明るい涼しいところに出た。息をしなければならない。不安で、恐くて、大声で泣いた。

泣くといい気持ちだった。  息を吸って、それを声にして出す。

自分の声が自分で聞こえる。  何かが口先に押し当てられた。

口を開いてそれをくわえる。  吸いなさいという声が聞こえた。

おいしいものが出てくる。  夢中で吸って飲んだ。

たくさん飲んで眠くなった。   出す方も気持ちよかった。

何か暖かいものが身体の下の方から出ていく。

すっきりする。   脱がされたり着せられたり、いつも暖かいものに包まれていた。

誰かに抱かれた。   揺すってもらえる。

いろいろな声が話しかけてくれる。   そっと撫でられる。

しあわせだった。 』(引用終わり)

 

   


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