そうこうしてる間に新年度。
桜も散ったというのに3月上旬並みの寒さにちぢこまる。
企業では新入社員教育も中盤でしょうか。
それにしても社員が優遇されている時代だなあと思う。
充実の研修プログラムにメンタルヘルスケア、職場復帰支援など。
会社の資産である社員のクオリティ保護が積極的に展開されている。
「人材開発」を「人財開発」と表すセクション名も多いが、
社員を「ツール=材」とするより、「バリュー=財」とみなす風潮の表れでしょうか。
いずれにしても資源であることには変わりないですが。
社員の価値が向上されることが、技術やサービスの革新と並んで
企業の成長・存続には欠かせない要素なのだろうと思います。
自分が新人の頃を思い返すと、入社当時の研修プログラムやOJTは
モチベーションを喚起するというより、企業の思惑と学生気分との間に
大きなギャップがあったという記憶が濃い。
もちろん自分が無気力な学生だったことも禍いしているが。
急に新人同士でディベートしろと言われても、おままごとでしかなかった
ような気がする。
三つ子の魂 百までという言葉がありますが、
新入社員の魂 定年までって感じがします。
1st impressionは後々の社会人生活に大きく影響するので
とくにOJTにあたる先輩社員のアサインは慎重におこなう必要がありますね。
言わずもがなですが。
私は無意味に暴力的(心理的に)なOJTを経験しましたが、
世の中の理不尽さとセクハラ対策はしっかり学ばせていただきました。
過酷な職場はいくらでもあると思いますが、
人財育成のスピリットが社員に浸透している会社の心地よさを、
感謝をもって味わえるようになったことは感謝しています。
今はEAP(Employee Assistance Program)や、キャリアコンサルタント、
メンターの設置など、社員はかなり保護というか優遇されているので
逆にスポイルされ過ぎず、モチベーションも失わず、という
ほどよい辛味を持った人材教育が必要であるように思う。

気がついたら入社して5年の歳月が。
3度の転職で5年は最長だ。お局にもなるはずだ。
5年在籍した社員にはリフレッシュ休暇のごほうびがある。
放浪旅への欲望がフツフツ。。