
職場の合宿で箱根に行った帰り、天気もよく時間も早かったので
久しぶりに箱根彫刻の森美術館に足を延ばしてみた。
登山列車はあじさいの季節ということもあって人でごったがえしていたが、
美術館は70000平米という広大な敷地もあって開放感いっぱい。
本館ギャラリーは点検中のためクローズになっていたが、
その他の3つはゆっくり鑑賞できた。
ここのピカソ館は来るたびに楽しい発見がある。
91年にわたる生涯で精力的に創作活動をしたピカソの
インスピレーションは、多分に数々の恋人たちから得られたもの
なのだろうな…という気がした。
写真家デイヴィッド・ダグラス・ダンカンによる制作中のピカソの
写真が作品と平行して展示してあり、雑然と作品が散らばるアトリエ
の中で最愛のジャクリーヌとアトリエで過ごした日々が垣間見えて、
作品がぐっと身近に感じられた。
藤沢から箱根へは小田急線で1時間ほどで行けるので
日帰り温泉と組み合わせて時々出かけるのも良いかもしれない。

上述のデイヴィッド・ダグラス・ダンカンは世界的なフォト・ジャーナリスト。
作品群はときに政治的、ときにユーモラスで人間への尊厳を感じます。
作品が見られるサイト
ピカソ、ジャクリーヌとわんこ