笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

夢は右脳で見る

2006年02月28日 10時19分57秒 | Weblog
笛をはじめて1001日目。節目を迎えても、いつもと同じように夜稽古をした。少しだけ気分を入れ替えて、これからも頑張っていこうと思った。

 1000日ということもあり、皆さんからコメントを頂戴しました。これからも頑張って、笛もブログも続けていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

 先日の山梨での勉強会の二日目、少しおもしろい話を聞きました。
貴方の座右の銘は何ですか?と聞かれると、私は「夢は正夢」と「陰徳陽報人積必有」と最近は答えます。「陰徳陽報人積必有」とは、遠州横須賀、いつもお世話になっている東本町(ろ組)さんの禰里の万度に刻まれている言葉ですが、「人は隠れた徳を積めば、すぐに報われなくともいつか必ず報われる」という意味です。このことは以前このブログでも触れていると思います。

 「夢は正夢」は仕事柄、いつも良い夢を見ていたい、そしてたとえ夢でも思い続ければいつか叶うと思っています。その夢ですが、夢は右脳で見るのだそうです。そしてほぼ毎日といって良いくらい夢は誰でも必ず見るのだそうです。でも、それが意識が無いのは、右脳でみた夢も左脳に伝達されていないと見ていないと思ってしまうからだそうです。右脳は良く潜在能力があると言われます。潜在的に見た夢も、左脳にしっかり伝達されていないと記憶として残らない、認識されないということだそうです。しかも年をとるにつれて、夢をはっきりと覚えていないとか、何となく夢を見たなと思うことが多くなるのは、右脳が衰え始めている証拠のようです。右脳を活性化することで、沢山の夢を認識出来るようになるとのことです。

 また、夢を見たら書き残す、夢は何らかのメッセージがあるようです。しかも、いやな夢や不吉な夢を見ても、それをプラスイメージにして、プラスにキャッチして行動することが大事と言われておりました。

 私にも思い当たるふしが。その話を聞いて数日が、一人の兄弟子に怒られる夢を見ました。「なんだ、その笛は」とこっぴどく叱られました。その数日、まともにしっかりと稽古出来ていなかったのです。自分の意識の中に、「最近しっかり稽古出来ていない」と言う思いがあったということでしょう。その後は、時間を見つけて笛を吹くようにしました。
 皆さんは昨夜はどんな夢を見ましたか?

今日で1000日

2006年02月27日 10時14分36秒 | Weblog
笛をはじめて、今日で1000日。(時々カウントミスがありますが、手帳に記しているのを見ると間違いない)

 アッという間と言えばあっという間、長かったといえば長かった。約2年と8ヶ月、結局笛は、「屋台下」の曲の2段まで進んだ。高校生などは覚えが早いし、のみこみ良いから進むのが早い。
私と比べたらとてつもないスピードで進んでいる。但しそれが良いかは別問題。人それぞれ違うし、早く進めたから良いってものでもない。焦らずゆっくりと、確実にこれからも進んでいこうと思います。

 昨日は、「中野川流」兄弟会が、掛川グランドホテルでありました。三社祭礼囃子の笛の流派は、基本的に「中野川流」と「柴田流」の二系統に分類されています。「柴田流」は枝分かれが多くあり、遠州横須賀をはじめ各地に分布しております。しかしながら、私が習っている「中野川流」は、遠州横須賀では我々の「豊會」のみ、師匠同士が兄弟弟子ということで、袋井の「しのぎ會」、磐田の「いずみ會」の3つの會派があるのみです。昔は弟子はあまり取らなかったようですので、他の流派のように沢山の會が出来ると言うこともなく、昔ながらの伝統が受け継がれております。
 昨日は、「中野川流」の兄弟會ということで、3會から総勢80名余の参加者があり、盛大に開催されました。師匠からのお話しは、昔の厳しい稽古時代の話や数々のエピソードもあり、大変興味深いお話しが沢山ありました。そう簡単には教えてくれなくて、「屋台下」の曲一曲を覚えるのに3年は掛かったといわれ、決して私の今のスピードが遅いわけでも無いと言うことも判り、少しホッとしました。また、保存会会長の清水さんの書かれた発足当時の様子の文書も各テーブルにおかれ、拝見しましたが先人達の苦労が判る、素晴らしい内容のものでありました。

 私は、機会があれば兄弟子達がどうして笛を習い始めたかを聞くようにしています。なかなか弟子をとらなかった師匠とたまたま飲み屋で会って弟子にしてもらったとか、断られても何度も何度も通ってやっと弟子にしてもらったとか、人それぞれです。それでも入会して、一日でも早く一人前になろうと努力したことは皆同じ、日々の稽古が大切ということは誰もが口にします。

 送迎のバスを途中でおり、近くに住む兄弟子達と二次会をしました。その中でも、お互いの家庭の話や、笛の話でさらに盛り上がり楽しいひとときでありました。

 1000日の節目に、色々な方から良い話を聞けてさらに頑張ろうと思いました。焦らず確実に、そして当面は10月の地元の祭りに向けて頑張りたいと思います。これからは、もう少し具体的に進捗具合がブログに書けるように、合わせて頑張っていきます。

山梨に行ってきました。

2006年02月23日 10時02分54秒 | Weblog
笛をはじめて997日目。もうすぐ1,000日です。
 当初の予定では、もっと進んでいたはずなのに・・・・。やっぱりそう簡単にはいかないですね。難しいからおもしろい、やりがいがあるということでもあるのですが。

 21日(火)・22日(水)と一泊二日で、山梨県富士吉田市に出掛けておりました。毎年恒例のメーカー主催の勉強会がありましたので、参加してきました。写真は、ホテル正面に朝顔を出した富士山です。時間があれば部屋で笛を吹こうと持参したのですが、夜宴会前に20分位吹いただけで終わってしまいました。

 初日は、これからのわれわれの業界の生き残り策ということで、いつもお世話になったいるコンサルタントの先生のお話や、また加盟店の中で業績が上がったお店のお話しなどがあります。たまたま、昨年からの「店じまいセール」等一連の催事の成果があったので、今回は私が皆さんの前で発表することになりました。一連の売り出しの流れや、やり方等のお話しをさせて頂きました。

 先生からのお話で興味深かったのは、「何故、昨年の愛・地球博は成功したのでしょう」という問いがありました。正解は、「マンモスがあったから」だそうです。目玉として「冷凍マンモス」があり、誰もがそれを見に行こうと思って言ったのだとか。大阪万博も、目玉は「月の石」でした。勿論それが全ての正解ではありませんが、言い換えるとしたら、「貴方のお店にマンモスがありますか?」ということです。「売れない、売れない」と嘆いていても、なにもしなかったらもっともっと売れません。貴方のお店のマンモスを一つ作れば良いのです。
 今晩、商店街活性化研究会なる会議が市役所主催であります。丁度良い機会なのでお話しのチャンスがあればこのお話しをしようと思います。それぞれのお店で「マンモス」を一つづつ持っていれば、その集合体が商店街であれば、商店街の活性化なんて簡単な事なんですよね。それが出来るか出来ないかの違いと思います。

 二日目はさらに、波動と夢のお話しがあり、さらにおもしろい内容でした。その事は明日にでも。

保存会研修会

2006年02月18日 11時52分56秒 | Weblog
笛をはじめて992日目。
 ここ数日、体調不良等で笛が持てていない。少しずつ元に戻りつつあるので、遅れを取り戻すために頑張ろうと思う。

 昨夜は、保存会の研修会があり出席してきました。保存会の事業で、年に一回様々な講師をお迎えして色々なお話しを聞きます。昨日は、遠州横須賀在住、彫刻師・不流庵の松林洋氏でした。彫刻師としての貴重なお話しから、横須賀の祢里の彫刻のお話しなど、大変興味深い内容でありました。
 特に、色彩のある彫刻と無い彫刻のお話しは大変興味深く聞かせて頂きました。高山の屋台の一部や、以前訪れた富山県八尾の屋台は全て色彩のある彫刻でしたが、遠州横須賀を始め、たとえば関東の神輿や、神社、仏閣等には色彩の入った彫刻はあまり見られません。時代背景による違いで、お国が贅を尽くした時代には色彩豊かな彫刻があり、贅沢を禁じた時代に彫られたのが白木彫刻として残っているとのこと。その分白木彫刻は、立体的で繊細、リアルな素晴らしい彫刻が多いとのことです。遠州横須賀の祢里も、江戸時代はほとんど彫刻等の贅沢品で飾られる事はなく、大変質素な祢里だったようです、それが明治期になり町内毎に競って、彫刻を入れはじめたようです。

 また、彫刻そのものには芸術的、文化的な評価は全くないというお話しにはビックリ。確かに仏像等は国宝級という話は聞きますが、いくら京都祇園祭の鉾や飛騨高山の屋台が立派でも、彫刻単独の評価もないし、屋台の一部とでしか見られないとのことでした。

 最近、ご縁があって仲良くさせて頂いている彫刻師の降旗氏は、この松林氏に師事し彫刻家の道に入った訳ですが、今でこそ松林氏は遠州横須賀を代表する立派な彫刻師ですが、いつの時代でもそうですが、第一人者というのは、今の名声を築くために並々ならぬご苦労があったことと思います。しかしながら、そのような思いの話は全くありませんでしたし、逆にものすごいオーラを感じました。最後に「どうして彫刻師になったか?」の問いに、「自分の町の祢里に彫刻がなかったから」と、「祭りに関する事で食べていきたかった」とお話しされました。「ねりきち」の神髄を感じました。

講師

2006年02月16日 15時55分46秒 | Weblog
笛をはじめて990日目。あと10日で、1000日の大台です。

 昨日は稽古日。夕方師匠のお宅におじゃましました。朝から少し体調が悪かったのですが、何とか奮い立たせた向かいました。先週は誉めて頂きましたので、気分良く出掛けたのですが、以前注意された所を再度注意されてしまいました。師匠も「先週は調子いい笛をふいていたのになあ」と言って頂いたのですが、またまた指がおかしな動きをしていた、悪い癖が出てしまったということです。「兎に角、ゆっくり吹きなさい」とご指導頂きましたので、これからはゆっくりと、指をしっかりと動かす事を心掛けて稽古していきたいと思います。やっぱり、そんなに甘いものではありません。
 夜の稽古は、夕方から昔世話になっていた青年会議所の例会に講師として呼ばれましたので、欠席させて頂きました。

 その青年会議所の講師ですが、私が以前所属していた掛川青年会議所の2月度例会で、講師を頼まれましたので出席してきました。青年会議所は満40歳になると卒業しますので、青年会議所の例会に出席したのは4年ぶりくらいになります。メンバーも半分位は新しいメンバーで、時代の移り変わりを感じました。
 青年会議所では、多くにメンバーと知り合い、また良い人間関係が沢山ありました。そんな中で、研修で知り合った仲間とは今でも付き合いがあり、今だ持ってお互いが切磋琢磨し合える間柄でいます。現役時代は、人一倍色々な所に顔を出し、色々な研修に参加しましたので、今回も研修について、色々とお話しをして欲しいとの依頼があり、出席したきました。
 また、2001年度に私が理事長を務めさせていただいた時の専務理事が、今年理事長ということもあり、何か縁を感じましたので、快く引き受けたのでもあります。

 内容は、「気づき」と「相手に思いを伝えるテクニック」という二つの観点からお話しをさせていただきました。サンプリングとして委員長に簡単なプログラムの研修をしてもらい、メンバーは委員長の講師が、どこが良かったか、どこを改善したら良いかを後から評価するという事をまずやりました。人前で話す、自分の思いを相手に伝えるということの経験がすくないひとは、色々な事に「気づき」が少ないのです。マイク一つの持ち方、身振り手振り、また回りに気を配る事など・・・。上手く出きる人というのは、他の人がやったことでも自分の事と同じように置き換えて、色々な事に「気づく」のですね。
 「思いを伝えるテクニック」とは、話の落としどころのテクニックを紹介しました。やはり最後に印象深い言葉で閉めると、聞いていた人にも凄く印象が残ります。場面場面で色々な応用をして最後に相手の心をぐっとつかむようにすると良い等の話をさせて頂きました。

 限られた時間の中でしたので、少し時間が不足で充分にディスカッションしきれなかった所もありましたが、私からの思いは少しは伝わったかな?と思います。
 実は、朝から少し体調が悪かったのですが、前日準備の為に2時過ぎまで、女子のスピードスケートを見ながら起きていました。1時間半時間をもらいましたので、その中で話の組み立てをするためにある程度の原稿を造りながら流れを考えたのですが、原稿の仕上げをしないで疲れたので寝てしまいました。寝不足が原因と思いますが、今にも風邪をひきそうな状態でした。久々に人前で話をしたので、汗をかいて少しは楽になったのですが、今日も午前中寝ていて、やっと何とか元に戻ったという状況です。

 4月に青年会議所関係でまた研修の以来がきています。次回は、体調は万全にしていきたいと思っています。

いいでしょう!

2006年02月14日 18時30分08秒 | Weblog
笛をはじめて988日目。
 昨夜は、妻の方が帰りが遅くて、先に帰った私は、夕食の準備が出来るまで、笛を吹いていました。夕食後もしばらく稽古をしました。明日は、師匠のお宅におじゃましての稽古日です。先週誉めて頂いたので、先週よりも少しでも良い音色に、調子良い笛が吹けるように頑張りたいと思います。

 妻は、午後個人病院の受付事務のパートに出掛けています。この時期、インフルエンザが流行っているので、とっても忙しいとのこと。皆さんもくれぐれもご注意を。私は今のところ大丈夫です。

 さて、夕方彫刻師の降旗さんが訪ねてくださいました。先日ご紹介した彫刻師さんです。先日お願いした、私用の「一文字」の面を届けにきてくれたのです。早速私の笛の袋に取付ました。材質はケヤキ材です。サイズも丁度良く、ピッタリです。2年前の「江戸天下祭」とオリジナルの木札二枚と共にさらにアクセントになり、笛吹の皆さんからは脚光を浴びそうです。とっても気に入りました。

 本来は、巾着の根付けにと思っていましたが、今回のサイズは笛の袋にピッタリサイズ、根付け用は4月の祭りまでにもう一つお願いしたいと思います。
 とってもいいでしょう! って自慢したくなりました。

同窓会

2006年02月13日 15時30分19秒 | Weblog
笛をはじめて987日目。

 金曜日は、地元商工会で千葉から先生をお迎えして勉強会を、土曜日は高校の同窓会と、二日続けて夕方早くから出掛け、帰りも毎晩遅かった。出掛ける前に笛を持ったり、少しは稽古が出来ましたが、満足いく時間がとれたわけではありません。
 昨夜は、二日分の不足を補うために少し頑張りました。今週水曜日は稽古日なので、今日、明日と後二日しっかり稽古をしたいと思っています。

 土曜日、高校の同窓会に出掛けて来ました。高校は地元から少し離れた商業高校です。歴史ある高校ですので、先輩まで声を掛けると90歳以上という方もたぶんいると思うので、今回は私より13歳上の年代の方が代表ということで、それから下の年代で、私の地元在住の方を対象に声を掛けました。勿論、お嫁にきてこちらにすんでいるというかも対象で。対象者数226名の中から出席で返事があったのが40名ほど、当日体調不良等の方もおり、結局35名の参加がありました。私達の年代から下は、唯一女性が一人だけ、後は団塊の世代の最終世代とでもいいましょうか、55歳前後の方が大勢と、各年代からぱらぱらと参加者がありました。
 当初の予定ではもっと大勢の参加者を予定していたのですが、少し少ない人数でしたが、世代を越えての交流でそれなりに楽しい時間が過ごせました。

 私達の学生時代は、いわゆる荒れていた時代の学校でしたので、素行の悪い生徒ばかり、部活もどこもパッとした成績を収めるところも無い学校でしたが、今では生徒の躾も行き届いているようですし、部活動も野球部が昨夏は県大会ベスト8に勝ち残るなど、各部が活発に活動しているようです。OBとして大変嬉しく思います。
 同級会と違い、世代が違う中にも共通の話題で盛り上がったり、勿論校歌を歌うときなど異常な盛り上がりがあったりと、何とも言えない一体感が産まれました。

 前回から10年のブランクがありましたので、今後は2~3年間隔で開催しようとの意見も沢山あり、有意義な同窓会でありました。

祭りを彩る職人さん達

2006年02月10日 10時04分20秒 | Weblog
笛をはじめて984日目。

 昨夜も前日からの気分が乗っている状態で稽古、一時間ほど笛を持ちましたが、吹いていても苦にならない位、気分の持ち方でこうも違うものかと、自分の事ながら少々あきれてしまいました。
「明日は稽古だけど、どうしよう」とマイナス思考でいると稽古も身が入らないということは解っていても、落ち込んでいる状態で、自らを奮い起こすということは本当に難しい事ですね。だから、いつもプラス思考でいたい、いい状態になるとつくづく感じます。次の稽古までしっかりと頑張りたいと思います。

 さて、先日からご紹介している、遠州横須賀の新しい彫刻師の方の紹介を、先日ご紹介した「ダイドーお祭りブログ」に紹介されましたので、私のブログに乗せておきます。ご覧下さい。
 丁度「岡目」の面を彫っているところですが、仕事場にはご覧のように、数々の鑿が並べられています。その作業作業にによって鑿を使い分けるようですが、それにしても凄い数の本数です。
 お話しさせていただいても、本当に人間味溢れる素晴らしいお方です。そのうち私も、何か私らしいものを一つ造って頂きたいと思っています。

やっと、誉めて頂きました。

2006年02月09日 09時45分06秒 | Weblog
笛をはじめて983日目。
 昨日は稽古日でした。夕方からの師匠のお宅での稽古は、以前ブログに書いたように、一発目が勝負なので、出掛ける途中で車を止めて、5分くらい吹いてからおじゃましました。ただでさえ寒いこの季節、笛も冷たくなったいて吹きにくいし、少し吹いておくと笛も暖まり吹きやすくなります。
 いきなり音もすんなり出て快調、一通り吹いたところで笛をおくと、師匠から「だいぶ良くなった」とお褒めの言葉を頂きました。今まで変な指が動いていたり、ごまかしたりでおかしかった所も直ってきたので、もう少しその調子で吹いて、それから次に進むと言って頂けました。次に進むのは簡単だけど、今の内に今の状態をしっかりと覚えて身に付けておけば、次は簡単に出来るので今の状態でもう少し吹きなさいということで、今回は次に進む事が出来ませんでした。でも、私にとっては大きな進歩、大変嬉しくなりました。稽古は、一通り吹いただけで10分ほどで終わりましたが、いつも怒られてばかりでしたので、久々にすがすがしい気持ちで師匠のお宅を後にしました。

 夜は保存会の稽古。寒い時期なので集まりは少し悪かったのですが、私より後から入会したメンバーや、学生の研修生もきたので、稽古の大半は「屋台下」の曲で、新人ばかりが吹いていました。大勢になったのでなかなか順番も回って来ず、吹くことも大変です。いつも声を掛けて頂く兄弟子と、笛を造ってくれた兄弟子が稽古に見えて、「だいぶ良くなった」と声を掛けて下さいました。
 おかしなもので、色々な方に誉めて頂くと、気分も良く、笛も調子に乗って今までスムーズに動かなかった指も、軽やかにスムーズに動くようになりました。気分的には大変リラックスでき、段々調子に乗って、体も小刻みに動いてくるようになってきました。兄弟子には、帰りにも「頑張れ」と声を掛けて頂いたのですが、本当に嬉しく思います。

 長い長いトンネルでしたが、いよいよ先の明るさが見えてきました。もう少し頑張って、秋の目標をクリアできるように頑張りたいと思います。

 

欲しくなりました。

2006年02月08日 12時00分25秒 | Weblog
笛をはじめて982日目。
 昨夜は、知り合いと打ち合わせをする用事があったので、終わって10時過ぎに帰宅しました。
家では笛を吹くことは出来ないと思っていましたので、出掛ける前に少しと、帰りの車の中で途中の田んぼの中に車を止めて、30分ほど吹きました。今朝も、妻が仕事で早く出掛けていきましたので、出掛ける前に10分ほど吹きました。
 今日は稽古日、今日こそは次に進むことが出来るように頑張りたいと思います。

 昨日の午後、先日の「木彫りの面」の作者である、彫り師の方のお宅におじゃましました。皆さんから頂いた貴重なご意見や、また私が思った事などを伝えながら、少し裏面の位置を変更して造って頂けるようにお願いしてきました。
 お宅につくと丁度、知り合いの看板屋さんから電話があり、その後彼もやってきました。彼も大変祭り好きで、面の話をすると「是非会いたい」と言っていましたが、仕事の見積もり依頼の件もありやってきたのです。
 その後、いつも色々と祭りの事を教えてもらっている、祭りの師匠め組角つなぎさんからも電話があり、後から合流しました。しばし、祭り好きのお祭り談義や、彫刻の事など、色々な話に華が咲きました。

 そして、先日から目に留まっていたのが、写真の作品です。「角大師(つのたいし)」と言われるそうですが、字が合っているかは解りません。詳しく聞いて来るのを忘れました。いわゆる「厄よけ」の僧侶だそうです。家の厄よけに、玄関先の少し高いところから厄が入らないようににらみをきかせているようです。地元の有名なお寺さんのお札に描かれていたものを、立体的に表現した物だそうです。にらみを効かせた顔つき、全体の力強さといい、何とも素晴らしい作品です。見ていて本当に欲しくなりました。