笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

元気です!

2006年07月26日 13時23分47秒 | Weblog
笛をはじめて1149日目。

 しばらく更新できず、頑張って更新しますと言っておきながら、またまた随分と更新できないでいました。昨日、一昨日と知り合いから電話があり、「ブログ更新していないけど、体調でも崩した」と心配して頂きました。感謝、感謝で本当に嬉しい限りです。
 体調を崩していたわけでも無いのですが、何となくバタバタと忙しく、さらにはパソコンの調子が悪く、上手くネットに接続出来ないでいました。他のパソコンでメール等の送受信はしておりましたし、ブログの更新もやろうと思えば出来たのですが、なかなか慣れないパソコンだとおっくうになってしまって・・・・、等々色々な事があり、更新出来ないでいました。
 今日は、以前からの慣れ親しんだパソコンが繋がりましたので、また皆さんからご心配も頂いたので、更新することが出来ました。

 九州はじめ長野や各地で、集中豪雨の被害が深刻ですが、こちらは昨日から猛暑! 午前中九州、四国地方は梅雨明けとの発表があったようですが、静岡もこれで梅雨明けでしょう。5月から不順な天候、梅雨に入れば長い間雨は降るは、そうかと思えば先日のゴルフの時は真夏のような天候だったし、本当にここ数年異常気象が続いていますね。
 非日常的な事を異常といいますが、これではこの異常気象がそのうち異常で成らなくなってしまいそうで心配です。

 笛の稽古は、先日の日曜日で7月の稽古は終わりました。10月大間デビューは少し赤信号が灯ってきたという感じです。次回の稽古から、屋台下三段に進むか、それとも大間に進むかどちらか解りません。3段に進むとなると、大変厳しい状況になりますが、本来なら3段に進むのが筋ですので、たぶん3段に進むと思います。これからは、3段を少し予習しながら、大間も少し予習していきたいと思います。
 前回の稽古の時は、師匠から「落ち着いて吹きなさい」と言われたほど、何故か緊張して今までの所もつっかえてしまったり、上手くいきませんでした。それでも何回か吹いているうちには良くなってきたので、「だいぶ良くなってきた」とお褒めの言葉も頂戴しました。でも、「ハラハラ」は時々上手くいかないし、「ハラ」もしっかり叩いていないところもあります。ゆっくり丁寧に吹くと上手くいかないし、調子良く太鼓に合わせているようなリズムで吹くとそれでも良いのですが、指がしっかり叩き切れず、流れにまかせてごまかしてしまうところも出てくるときがあります。
 最近は夜も帰りが遅く、なかなか一時間以上きっちりとふける時も少なかったので、余計に自信が持てず間違えてしまうところもあります。また、高い音を出すときの小指の置き所を注意しながらいると、そちらに気を取られてしまっておかしくなるという時もあります。
 ちょっと稽古不足なので、時間を見つけて頑張って稽古しなくてはと思います。

明日はゴルフです。

2006年07月14日 16時32分35秒 | Weblog
笛をはじめて1137日目。
 随分と間が空いてしまいまいました。雨の中での葬儀のお手伝い等色々と用事があり、日々忙しくしておりました。その間も、我がブログに訪れてくださる方が大勢おり、感謝しております。今後は出来るだけ毎日頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 日曜日の稽古は葬儀のお手伝いの為延期していただきました。自宅での葬儀でしたので、雨の中テントを3張、庭にはぬかるんでしまうためのコンパネを敷き詰めたりと大変でした。合羽を着ての作業とはいえ、汗と雨でグシャグシャでした。

 水曜日は保存会の定例研修日。今回もまた新しい発見がありました。そのことはまた後でご紹介したいと思います。

 明日はゴルフに出掛けてきます。久しぶりのゴルフです。一年半ぶりくらい、たぶんブログを始めてからは始めてのゴルフと思います。その為、ここ数日は笛の稽古をしながらも、その後ゴルフの練習場にも出掛けるなど、なかなかハードな生活です。
 昨日は、庭の草があまりにも延びているので、夕方から草刈りをして、その後商工会で会議があったので出掛けたのですが時間を間違えたので、時間まで30分商工会で笛を吹きました。会議終了後は、地元の踊りの稽古に顔を出しました。実は週末川越に踊りの確認の為に出掛けるので、その為の稽古もここ数日一日おきに行ったいます。
 残念ながら私は日曜日婚礼の配達があるので、川越行きはパスさせてもらいました。
踊りの稽古の後、途中でラーメンを食べて、ゴルフ練習場で30分ほど打ちました。帰りは10時半を回りましたので、途中で車を止めて車の中で人吹き、その後帰宅しました。

 実はゴルフは私はそんなに上手くはないのですが、最近は年に2回程度のゴルフです。義妹夫婦が連休で帰省するので、それに合わせて義父、義兄、義弟と私の4人で時々ゴルフをするのです。
いつもは、義父のホームコースなのですが、今回は義父が凄く奮発して予約を取ってくれたのが、ヤマハ葛城GCなのです。この辺ではちょっと知れた名門コースでもあります。ゴルフの後は併設する「北の丸」にて食事、お泊まりです。ゴルフ、宿泊まで全て入れると勿論片手では足りない金額のようです。ゴルフ4人分とお泊まりは義母や妻達も後から合流するので、総勢大人8人子供2人になりますが、それら全て義父にご馳走になります。本当に嬉しいやら、少しは恐縮するやら、私は逆に義父にそんなことしてやれないので、申し訳無い気持ちもほんの少しはありますが、ほとんどは喜んでご馳走になっています。
 宿泊する「北の丸」は、4年前のワールドカップの時に、日本代表の宿泊施設になったところでもあり、ヤマハリゾート系列の高級ホテルです。勿論私は始めて泊まります。施設がどの様になっているかも全く解りませんので、色々と楽しんできたいと思っています。

 ゴルフは回りに迷惑を掛けないように、そこそこのスコアで上がれれば良いなと思っています。でも、メチャクチャ暑くなりそうで、それが少し気掛かりです。

ある男の話

2006年07月07日 11時50分47秒 | Weblog
笛をはじめて1130日目。
 水曜日の夜は出掛けていて、結局帰宅も遅くなってしまったので、笛が持てませんでした。
 昨夜は、用事も無く早めに帰宅、9時から10時まで頑張って笛を持ちました。「頭」部分を重点的に、また指をしっかり叩くということを少し意識しながら吹きました。

 日曜日は稽古日ですが、今朝商工会葬祭事業から連絡があり、日曜日葬儀を行うことになりましたので、稽古はお休み順延にしてもらわなくてはならなくなりました。

 今日はある男の話をしたいと思います。勿論彼も笛を吹きます。
年は今年19歳、2年ほど前から笛を吹き始め、その頃からちょくちょく店に寄るようになり、色々と話をするようになりました。当時は高校生で、友達と一緒に近所の人から笛を習っていたようです。勿論会に所属するわけでもなく、師匠からほとんどマンツーマンで教えてもらっていたようです。いつも私が言っているとおりで、結局ある程度の所まで行くと師匠から離れ、自分一人で吹くようになります。それでも彼はそれを逆境とせず、祭りの時などは、色々な所に出向いては、「笛を吹かせてください」とお願いして、色々な所の屋台に乗り込んでは笛を吹いていたようです。実際、屋台や祢里を作って間もない新興の地域は、笛吹がしっかりいるところもあまりなく、彼の要求と地域の要求が合致したということなのです。その様な行動も、会に縛られない自由な身であると共に、彼の凄い行動力があるからこそ、結局上達も早く、研究熱心ででもあるので、腕はどんどん上がっていったのです。

 高校卒業で進路をどうするのかと訪ねると、「彫刻師になりたい」と言いだし、富山県へと修行に出掛けたのです。親方の所で住み込みで修行をしながら、昼間は専門学校に通うという生活のようです。しかしながら、一年を過ぎた今年春、労働監督署の指導があり、一番年下の彼は兄弟子達からの嫌がらせで濡れ衣を被され、その為に修行を止め帰ってくることになってしまったのです。

 志は捨てきれないようで、聞けば来春京都にある専門学校で一から彫刻の勉強をしたいと言っており、今は充電期間として親の仕事を手伝いながら、地元に帰ってきています。

 先日の日曜日も、彼の家の近くまで配達に出掛けると、笛を太鼓の音が聞こえてきました。探しながら車を走らせると、近くの山の頂上にある公園で稽古をしていました。久しぶりに聞く彼の笛は確かに上達はしていましたが、逆を言うなら細かいところが自己流でもあるなと感じる笛でもありました。そんなに熱心に稽古しているなら、毎週火曜日は私の地元でお囃子の稽古をしているので顔を出したらと誘いました。
 早速彼は、先日の火曜日顔を出しました。稽古においでとは言いましたが、笛を吹く前に必ず挨拶をしっかりすること、そして太鼓をまず叩くこと、勿論正座で吹くことを条件と私からお願いしました。彼はそれをきっちりと守り、正座の足も最後まで崩すことなくずっと正座のままでいました。

 しかしながら残念な事は、今近所の別の人から習っているようですが、それでは以前と全く代わり映え無く、同じようにいつかは師匠から放り出されてしまいます。以前の師匠から比べたら、より遠州横須賀の笛調に近づいてきていますから、今の笛を吹くことは決して無駄にはならないと思います。以前書いた兄弟弟子と同じように、熱心で時間があれば笛を吹いています。だから、何とかしてあげたいとは思いますが、私にはどうすることも出来ません。

 彼は何気なしに私に、「どうしたら横須賀の祢里で吹けるようになりますか?」と訪ねましたが、いくらこの先彼が一生懸命稽古して上手い笛を吹けるようになっても、今のままでは可能性は残念ながら0%ですと答えるしかありません。
 私と違って彼はまだまだ若いし先はあります。「いつかは横須賀で吹きたい」という目標を持ち続け色々とこれから模索していくことが必要でしょう。その前に、一人前の彫刻師になるという夢も頑張って叶えなければなりません。とにかく、頑張ってとエールを送るしか私には出来ません。

 今時の若い子に珍しく、色気もなく本当にむさ苦しい男ですが、こんな男こそ「ねりきち」なんです。今後の彼の成長に期待したいと思っています。

浴衣

2006年07月06日 19時38分13秒 | Weblog
笛をはじめて1129日目。
 昨日は、妻も休みで、雨も激しく店も暇だったので、夕方前からお出掛けしました。久しぶりの買い物というかお出掛けです。浜松にある問屋に寄って商品の発注をしながら、妻の浴衣を買いました。その問屋さんは、比較的新しい付き合いの問屋さんですので、会社におじゃまするのは初めて、どちらかというと得意分野は和装ですので、妻の浴衣をついでに選びました。

 私のは昨年別の問屋さんで生地と帯は買ってあったのですが仕立てをして無く、妻のも今回買えば、合わせて妻の母方の祖母に仕立てをお願いしようかと思い、急遽選ぶ事にしました。
 浴衣の柄も本当に色々、私は「紺地に染めのもの」なんて頭にあったのですが、問屋さんに勧められたのは、黒に白抜きの柄のあるものでした。それに少し明るめの帯を合わせて、また肌着なども合わせて選んで頂きました。
 今年の流行は、衿にレースのあるものだとか、一昔前ミニ浴衣なんてのも出ていましたが、伝統の良さも何か方向が違ってしまったみたいで、ちょっとおかしいと思うのは私だけではないと思います。合わせて柄も、凄く大胆な物や、これが浴衣柄と思うような物までいろいろとありました。そういう意味では、妻の選んだ浴衣も一昔前では考えられないような柄かもしれません。

 それに、さすがに昔ながらの無難な柄というのはお値段も安いし、比較的今風の柄というのはそれなりにお値段もしました。今やあのユニクロでも浴衣を売っている時代ですから、夏の定番アイテムになっていて、安い物を毎年買い替えるという感覚からすれば安い浴衣もありと言うこと何でしょうね。
 但し、ミニ浴衣に象徴されるように、若い人達の中には、浴衣もダラダラときていたり、特に男性は中に肌着を着るなどということもないので、まるで温泉宿の浴衣のように来ている人を多く見かけるので、とっても残念です。祭りの半纏も同じで、和装というのは、ぴしっときっちり着こなしてこそ、その良さがあると思います。
 和風のブームでもあり、以前に比べ和装が注目されているのはとっても良いことですが、着こなしだけは注意して欲しいと思います。

 8月のお盆休みの時期に、高校時代のクラス会をやる予定があります。その時は、浴衣できめて行こうかなと今から思っています。

時間がないよ

2006年07月04日 10時11分30秒 | Weblog
笛をはじめて1127日目。
 昨夜は用事もなく8時前に帰宅、食事の後、一時間ちょっと笛を持った。繰り返し繰り返し吹くことと、出にくい高い音が一発で出るようにすること、そして指の動きを間違えないようにしっかり動かすことを頭に入れながら稽古しました。
 しばらく吹いていると汗で、笛が滑るし、うた口もずれてきてしまう。音が外に漏れないように部屋を閉め切ってやっているので、ここ数日はさすがに暑い。仕方無しに、エアコンのドライをつけてしまうが、色々な意味でちょっと気が引ける。さすがに吹くのを止める10時になれば、ドアを開けるし、エアコンのスイッチも切るようにしている。これからは、暑さとの勝負もありますね。

 日曜日、兄弟弟子が店に寄ってくれた。以前、藍染めの腹掛・股引が欲しいと言うことで、私がお薦めする、浅草「あだちや」の腹掛・股引を持っていったので、その支払いに寄ってくれた。
 余談ですが、昨日静岡ローカルの夕方の番組で「藍染め」について中継をしていたので少し見た。岡部町在住ので藍染めの染色作家野アトリエからの中継でした。その時も、染料の入った「藍がめ」に手拭いを浸して実際に染める事をやっていましたが、染めた物を上げると見事に色が変わる事も実際中継でやっていました。藍染めは 空気に晒すことで変化するのです。
 ですから、ここ数年流行の祭り装束の藍染めも、しっかりと空気に晒して藍を定着させることが必要なのですが、そのことをよそのお店では全く言いません。体に色が付くから、「すぐに水洗いして」が、お店の指導です。本当に大事に着るのなら、それではいけないのです。

 ということで、兄弟弟子は地元の秋祭り用に着る、腹掛、股引を先日持っていったのでした。

 少し色々と話をしましたが、彼は毎日どれくらい吹いているのと訪ねると、毎日夜は2時間位、休みの日は4時間以上吹いていると答えた。私は、毎日夜10時まで吹いてもせいぜい1時間、休みという休みも無いから、昼間4時間吹くことなんて出来ない。やっぱりそれくらい吹かないと上手くならないね。つくづく感じます。彼は一年前に入会してきた。年も二十代前半で若いし、物覚えも早い。しかも、以前他の所で少し笛を吹いていたようで、進むのも私よりも遙かに早い。
 私は、時間を見つけては何とか毎日笛を持っているという感じ、彼に比べたら完全に稽古量は少ない。時間を作るのはなかなか難しいし、しかもこの年になると色々な用事も増えてくる。仕方ないと言えば仕方無いが、それでももう少し時間を見つけて頑張らなければと思った。時間が無いですね。

天狐の舞

2006年07月03日 10時57分37秒 | Weblog
笛をはじめて1126日目。
 昨夜は、夕方から地元の納涼祭の打ち合わせの為、少し早くから出掛けておりました。打ち合わせといっても、軽く飲みながらですので、堅苦しい打ち合わせでありません。8時過ぎに終わったので、迎えに来てもらい帰りました。
 その後笛を持ちましたが、少し酔っぱらって吹いていますので、段々と気持ちも良くなって来ました。一時間くらい吹いて、その後バタンと横になると寝ていました。意識が段々と薄れて行く中で吹いていましたので、一番高い音が出にくかったのですが、それ以外は順調にいきました。今週末は稽古日があるので、今週は少し気合いを入れて行きたいと思います。

 段々と佳境に入ってきた「天狐の舞」ですが、面を付けて大振(かつら)を付けるとこんな感じです。大振がまだまだ馴染みが悪く、頭にフィットしていないので、その辺が少し問題です。下に被った手拭いも、柄が見えてしまっていますので、本番には真っ白な晒しで応用しようかと思っています。最終的に衣装まできっちりと着ていませんので、衣装をきっちりつけて全体の修正も少し行わなくてはいけないかもしれません。
 今月16日には、再度川越におじゃまして踊りの確認をしていただくのですが、その時迄に衣装もちゃんとチェックして、川越の皆さんのご意見もお伺いしたいと思っています。

 踊りの稽古も、毎週末土曜日だけだったものを、平日の夜にも行ったりと、段々と意識も上がっています。私は、稽古の方はあまり顔を出せなかったのですが、数少ない人数でよく頑張ってくれて、何とか形になりそうです。新しく作り出した伝統が、これからも代々受け継がれていけるように、まだまだみんなで頑張らなくてはいけません。

 今年10月8日(日) 矢柄神社境内ので「奉納祭」に是非お出掛け頂きたいと思います。

総会

2006年07月02日 15時32分49秒 | Weblog
笛をはじめて1125日目。
 昨夜は、所属する笛の会「豊會」の総会でした。総会終了後懇親会もあるので、帰宅後は笛は持てないので、出掛ける前に少し笛を持ちました。

 中野川流豊會社中の総会は、毎年この時期に開催されます。社会人は豊會社中=保存会会員なので、先月の保存会総会に引き続き、二ヶ月続けての総会となります。篠笛の技術向上の為の会の活動ですので、各指導員それぞれの笛の指導の他中野川兄弟会や、師匠のお宅での新年祝賀会、懇親会などの事業があります。その他にも、保存会活動も並行しておこなわれますので、様々な事業があります。ですから、それぞれの役員さんや指導員の皆さんは、色々とお忙しい中での役職ですの大変です。私のように、自分の事だけやっていれば良いと言うわけには、勿論いきません。
 師匠並びに会員、学生会員まで含めると、現在83名の大所帯となりました。中学生や高校生の学生会員は、呑み込みも早いし上達も早いようですが、私のような年の大きな人間はなかなか覚えも悪く、ドンドンと先に越されていきます。勿論それも仕方ないことですが、会の一員としてゆっくりではありますが、確実のマスターしながら、いつまでも名前を連ねていられるように、一生懸命頑張っていきたいと思います。

 そう言えば、私と同じ頃笛を持ち始めた、地元で私より少し若い子がいましたが、先日の稽古の時などは笛を持っていませんでした。最初の頃は少し話をしたので色々と聞きましたが、半年位して彼から、「屋台下、大間の指使いは全て教わった」と言う言葉を耳にしました。その後、私は地元のお囃子の稽古にあまり顔を出しませんでしたので、彼と話をすることも無かったのですが、最近久しぶりに見かけても、笛を吹いている様子はありませんでした。
 結局は、楽して覚えようとしても身に付かないし、決して楽して覚えられる物でもないと言うことだと思います。私が彼にとやかく言う筋合いでもありませんから、何も言いませんが、折角笛を吹こうと志したのなら、最後まであきらめないで続けて欲しかったと思います。それ以上に、簡単に投げ出してしまったということも残念です。

 なかなか前に進めないジレンマは確かにありますが、それでも確実に少しずつだけど前に進んでいます。昨日の総会の時に、師匠の替わりに保存会会長の挨拶がありましたが、その中で会長は「基本が大事」とお話しされました。師匠も良く言われますが、「焦ってやっても上手くならない」のお言葉通り、新しい年度もしっかりと確実にのんびりだけど前に進んで行こうと思います。
総会で、少し気持ちも新たに頑張ろうと思いました。