笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

手彫りの面

2006年02月06日 13時13分03秒 | Weblog
笛をはじめて980日目。今月中に1000日を迎える事になる。

 前日の遅れを取り戻すため、昨夜は少し頑張った。水曜日は稽古日なので、今週はあと二日はしっかりと稽古しておきたいと思っているが、火曜日は用事があるので、何とか稽古が出きる日にがっばっておきたいと、気合いを入れてやった。
 何とか、次に進められれば良いのだが、何となく微妙な感じです。兎に角、5分でも吹けば段々調子も出てくるのですが、いきなり実力の100%に近い状態に持っていくことがなかなか難しい。師匠の前では、一発目が勝負なので、いきなり良い音が出るように頑張らねば。

 今年の師匠のお宅での新年会の時に、仲良くしていただいている兄弟子が、最近年期明けでデビューした地元の彫刻家の方を紹介してくれました。大変興味があったので、その後何度かその方のお宅におじゃまして色々とお話しをさせて頂きました。
 そして、宿題として手彫りの小さな面を数点預かってきました。写真の物ですが、大きさはだいたい5CM四方くらいの大きさで、大人の手にすっぽりと収まる位の大きさです。根付けとして、巾着とセットにして売ろうか、笛の袋に取り付けてもカッコ良いかな、携帯ストラップにつけるのはどうだろう等と、試行錯誤。笛の兄弟子や祭り好きな人達に色々と意見を聞いては、只今思案中です。何か良いご意見がありましたらお寄せ下さい。

 その方は、奥様が遠州横須賀出身ということで、こちらに来られたようで、元々は長野県出身のようです。学校の教師をされていたようですが、祢里の彫り物に魅せられ、地元で活躍されている彫刻家の元に弟子入りし、晴れて年期が空け独立されたようです。但し、独立したからといってすぐに仕事があるわけでなく、収入にもすぐに結びつかないので、暇を見ては小さな面を数点彫ったそうです。それが、兄弟子の目に止まり、何とか商品として売り出せないかと私のところにお話しがあったというわけです。
 先日おじゃましたときも、魔よけの像を彫っていましたが(何という名前か忘れてしまいました)、それは素晴らしい物でした。私もお金があれば一つ欲しい位でした。修行の一環でやっているわけでは無いので、それなりの金額で、しかも値崩れすることなくずっと販売していきたいと思うし、かといってあまり高くては売れないでは困る。まずは値段をいくらにするか、それと明確な利用価値を作り出さないと少し難しいと思っています。
 只今あれこれと考えております。お知恵がありましたら、是非教えてください。