笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

今日で1000日

2006年02月27日 10時14分36秒 | Weblog
笛をはじめて、今日で1000日。(時々カウントミスがありますが、手帳に記しているのを見ると間違いない)

 アッという間と言えばあっという間、長かったといえば長かった。約2年と8ヶ月、結局笛は、「屋台下」の曲の2段まで進んだ。高校生などは覚えが早いし、のみこみ良いから進むのが早い。
私と比べたらとてつもないスピードで進んでいる。但しそれが良いかは別問題。人それぞれ違うし、早く進めたから良いってものでもない。焦らずゆっくりと、確実にこれからも進んでいこうと思います。

 昨日は、「中野川流」兄弟会が、掛川グランドホテルでありました。三社祭礼囃子の笛の流派は、基本的に「中野川流」と「柴田流」の二系統に分類されています。「柴田流」は枝分かれが多くあり、遠州横須賀をはじめ各地に分布しております。しかしながら、私が習っている「中野川流」は、遠州横須賀では我々の「豊會」のみ、師匠同士が兄弟弟子ということで、袋井の「しのぎ會」、磐田の「いずみ會」の3つの會派があるのみです。昔は弟子はあまり取らなかったようですので、他の流派のように沢山の會が出来ると言うこともなく、昔ながらの伝統が受け継がれております。
 昨日は、「中野川流」の兄弟會ということで、3會から総勢80名余の参加者があり、盛大に開催されました。師匠からのお話しは、昔の厳しい稽古時代の話や数々のエピソードもあり、大変興味深いお話しが沢山ありました。そう簡単には教えてくれなくて、「屋台下」の曲一曲を覚えるのに3年は掛かったといわれ、決して私の今のスピードが遅いわけでも無いと言うことも判り、少しホッとしました。また、保存会会長の清水さんの書かれた発足当時の様子の文書も各テーブルにおかれ、拝見しましたが先人達の苦労が判る、素晴らしい内容のものでありました。

 私は、機会があれば兄弟子達がどうして笛を習い始めたかを聞くようにしています。なかなか弟子をとらなかった師匠とたまたま飲み屋で会って弟子にしてもらったとか、断られても何度も何度も通ってやっと弟子にしてもらったとか、人それぞれです。それでも入会して、一日でも早く一人前になろうと努力したことは皆同じ、日々の稽古が大切ということは誰もが口にします。

 送迎のバスを途中でおり、近くに住む兄弟子達と二次会をしました。その中でも、お互いの家庭の話や、笛の話でさらに盛り上がり楽しいひとときでありました。

 1000日の節目に、色々な方から良い話を聞けてさらに頑張ろうと思いました。焦らず確実に、そして当面は10月の地元の祭りに向けて頑張りたいと思います。これからは、もう少し具体的に進捗具合がブログに書けるように、合わせて頑張っていきます。