笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

やっと、誉めて頂きました。

2006年02月09日 09時45分06秒 | Weblog
笛をはじめて983日目。
 昨日は稽古日でした。夕方からの師匠のお宅での稽古は、以前ブログに書いたように、一発目が勝負なので、出掛ける途中で車を止めて、5分くらい吹いてからおじゃましました。ただでさえ寒いこの季節、笛も冷たくなったいて吹きにくいし、少し吹いておくと笛も暖まり吹きやすくなります。
 いきなり音もすんなり出て快調、一通り吹いたところで笛をおくと、師匠から「だいぶ良くなった」とお褒めの言葉を頂きました。今まで変な指が動いていたり、ごまかしたりでおかしかった所も直ってきたので、もう少しその調子で吹いて、それから次に進むと言って頂けました。次に進むのは簡単だけど、今の内に今の状態をしっかりと覚えて身に付けておけば、次は簡単に出来るので今の状態でもう少し吹きなさいということで、今回は次に進む事が出来ませんでした。でも、私にとっては大きな進歩、大変嬉しくなりました。稽古は、一通り吹いただけで10分ほどで終わりましたが、いつも怒られてばかりでしたので、久々にすがすがしい気持ちで師匠のお宅を後にしました。

 夜は保存会の稽古。寒い時期なので集まりは少し悪かったのですが、私より後から入会したメンバーや、学生の研修生もきたので、稽古の大半は「屋台下」の曲で、新人ばかりが吹いていました。大勢になったのでなかなか順番も回って来ず、吹くことも大変です。いつも声を掛けて頂く兄弟子と、笛を造ってくれた兄弟子が稽古に見えて、「だいぶ良くなった」と声を掛けて下さいました。
 おかしなもので、色々な方に誉めて頂くと、気分も良く、笛も調子に乗って今までスムーズに動かなかった指も、軽やかにスムーズに動くようになりました。気分的には大変リラックスでき、段々調子に乗って、体も小刻みに動いてくるようになってきました。兄弟子には、帰りにも「頑張れ」と声を掛けて頂いたのですが、本当に嬉しく思います。

 長い長いトンネルでしたが、いよいよ先の明るさが見えてきました。もう少し頑張って、秋の目標をクリアできるように頑張りたいと思います。