笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

常勝 常葉学園菊川高校

2007年11月17日 17時50分37秒 | Weblog
笛をはじめて1726日目。
 昨夜は、地元信用金庫青年部会の他地域の研修会があり出席してきました。出掛ける前に少し笛を持ちましたが、最低一時間のノルマは勿論達成できず、今晩も飲み会があるし・・・。ますます稽古不足です。

 選抜甲子園大会に優勝した、地元の常葉学園菊川高校。今や全国区の知名度になりましたが、現在の活躍も大変立派です。秋の静岡県大会は優勝、東海地区大会も優勝、先の明治神宮大会も優勝。こうなると選抜大会二連覇なんていう声も聞こえてきそうです。

 そうなると我々の関心は勝ち進む野球児にも興味がありますが、それ以上にどのような指導をされているかと監督さんに興味がわきます。と言うことで、信用金庫の研修会も当初、森下監督をお招きしてお話を聞こうということだったのですが、当の監督は、「高校野球の監督くらいで講演をしたら終わりだ」と言うことで一切の講演はしないとの事。それではと校長先生に白羽の矢を向けたのですが、当日になり身内のご不幸があり、昨日の講師は教頭先生でありました。しかも女性ということもあり、監督や部長から話を聞いてきたといわれ、なかなか興味深い内容のお話がありました。

 今や菊川高校の代名詞「バントをやらない野球」、それはなぜかというと、高校生時代も森下監督は打順が二番だったそうで、そうなると一番バンドを試合でやらされたそうです。でも練習では点を稼げるバッティングの練習ばかり、せっかく打つことの練習を一生懸命やっているのに、試合の度にバンドはいやでしょうが無かったそうです。だから今の子供達には、練習の成果を発揮できるように割と自由に打たせているのだとか。なるほどと思った。何のために練習をしているのかといえば、やっぱりヒットを打つために努力している訳だからね。

 プロ野球の経験もある佐野部長は、アマチュアだから勝ちにこだわりすぎてはいけないと。確かに高校生に勝利至上主義をいったならつぶれてしまうでしょう。そうした気持ちから子供達がのびのびとプレーをして、結果勝ちが結びついてきているということでしょう。厳しい練習の中で、どれだけ人間として成長できるのかが大事だとか。そう聞くとさらに快進撃が続きそうです。

 新チームの4番打者酒井君は私と同じ中学の出身。面識があるわけでも無いが、やっぱり応援したくなる。
 教頭先生の言葉で印象敵だったのが、「夏の大会でベスト4、負けてくれてよかった」と。やっぱり夢が簡単につかまえられるような人生ではいけないと。時のは試練もさらに必要ということでしょう。
 何事にも成功の陰には、人並み以上の努力と、それにおごらない謙虚な心も必要だということでしょう。色々と為になるお話でありました。

稽古日

2007年11月15日 19時24分33秒 | Weblog
笛をはじめて1724日目。
 昨夜は、保存会定例の稽古日でした。10月は各地秋祭りの笛吹派遣等があったので、定例稽古はお休みでした。従って久々の稽古でした。但し、集まりは悪く少ない人数での稽古となりました。「屋台下」の時は笛を吹きましたが、只今自分の中で細かな修正中でもあるため、上手く吹くことができませんでした。反省です。

 じつは稽古日の前日、兄弟子の指導員の方にお願いして稽古を付けていただきました。こちらの稽古も、祭り前の9月末以来ですから久々の稽古です。前回注意されたところが、少しは直ってきているか、もしかしてまた後戻りしていないかの確認の意味で稽古をお願いしました。
 「少しは進歩があるけど、まだだな」とのご指導。まだまだしっかりと笛を叩いていないから音が出ていないこと、また時々指が動きすぎる等の事を言われ、また自分も疑問に思っていたことをお聞きして教えていただきました。同じような指使いでも、少しの事だけども変な指の動きがあることもわかり、納得をして稽古を終えました。それから家に帰って少し笛を持ちましたが、なるほどと解った事があり自分でも稽古しました。その指が完成されているわけでは無いので、昨日のように太鼓に合わせた稽古ではまだまだミスがあります。
 どんなことと聞かれても、たぶんそんなことはみんなとっくにできていることだよといわれてしまうくらい、些細な事で当たり前の事です。それが上手くできないから、何とも情け無いのです。

 兄弟子は、色々と気に掛けていてくれるのでありがたいことです。
 「3年以上も屋台下ばっかりじゃおもしろか無いかも知れないけど、屋台下は基本だからやればやっただけ他の曲にいったときも上手くなる。焦ってやることは無いから、兎に角基本をしっかりやりなさい」と。また「まだまだ練習が足りん。毎日最低でも一時間は当たり前、時間があれば二時間でも三時間でも。兎に角何があっても毎日吹かなければダメだ」と厳しいお言葉も。

 毎日できるだけ笛を持つように心がけていますが、必ず毎日は持てません。だから、日数を掛けてやるしかありません。厳しいようだけどやっぱり稽古あるのみです。