笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

創業者の心

2006年02月02日 18時35分04秒 | Weblog
笛をはじめて976日目。
 昨夜も夕食後、一時間ほど笛を持った。段々と調子を取り戻してきたので、少しずつ長く吹くように心掛けた。初段、二段の繰り返しを3~4回と出来るだけ長く吹いて、そして一端休むものの、またすぐに吹くというように、出来るだけ長く吹くように心掛けた。
 来週は2月の稽古日があるので、何とか次に進めるように頑張らねば。

 先ほど、知り合いの先輩になる方から、注文を頂いたのでおじゃました。あまり詳しく書くと、その人が誰か解ってしまうし、ご迷惑になってもいけないので、出来るだけ解らないようにしますが・・・・。その方とは、近所で商売をやっているということで、以前から知り合いです。今では、ブームもあって事業を拡大され、社員さんも大勢いらっしゃいます。
 独立して店を始めた頃は色々と大変だったようで、車を買うのにも、近所のモータースから中古車を買ったら、地元でもあまりすかれていない人が乗っていた車なので、回りからも色々といわれたり、商売でも同業の大型店がいたので苦戦したようです。
 それが今では、車も凄くいい車だし、商売も順調、今回は新規に出店するお店のお手伝いを少しさせていただくので、今日打ち合わせにいったのです。
 
 仕事用の車は、ミツビシのコルトプラスです。私が、「何故、ミツビシ車なの?」って聞くと、「ミツビシも色々と大変だったから、大変な時の気持ちが解るから、少しでも助けてやりたくて・・・」といいました。私は、少し冗談交じりに、「たった一台買ってもかわんないよ」といいましたが、心の中では、「この人がここまでお店を大きくしたにのは、こういう気持ちをいつまでも持ち続けているから」と思いました。
 とかく、一人勝ちすると昔の事は忘れてしまうのか、急に態度が大きくなったり、また色々なことで見下したりと、急変してしまう人は多く見かけます。その方は、「お前の所で間に合う物は買うよ」といってくれて、今でも色々と声を掛けてくれるのです。

 私は二代目なので、創業者の苦労は解りません。二代目は二代目でこれでも色々と苦労はあると思ってしまいます。それでも、創業者はやっぱり大変なんだなと思います。苦労したときの事はいつまでも忘れないで、そのことをバネに頑張っている人も大勢います。
 何といって良いか解りませんが、少し心が洗われた気がしました。