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塩水で育つユーカリ アフリカの緑化活用

2009年06月16日 | 世界に誇る日本文化
 筑波大などが遺伝子組み換え技術を使って開発した塩水でも育つユーカリの木が、アフリカの砂漠周辺地域の緑化に活用されることになった。イタリアでの主 要8カ国(G8)財務相会合に参加した与謝野馨財務相が13日、アフリカ開発銀行を通じて技術移転を支援する、と表明した。
 ユーカリは乾燥に強くて成育が早いことから緑化事業に向くとされ、発展途上国などで植林が進められている。だが、アフリカのサハラ砂漠周辺では、水分の蒸発によって土壌に多量の塩分が残され、植物が根付きにくい。
 筑波大は塩分に強い新品種の開発を2004年から続けてきた。土壌のバクテリアから採取した耐塩性遺伝子をユーカリの遺伝子に組み込んで栽培したとこ ろ、従来なら海水の2割程度の濃さの塩水でも枯れていたユーカリが、5~9割と海水とほぼ同等の塩水でも育つようになった。
 今後、現地の土壌や天候などを調査し、植林地域や広さを検討した上で、2年後をめどに試験栽培を始める。
 同大生命環境科学研究科の渡辺和男教授は「ユーカリは条件さえあえば5~10年で十分な大きさに成長する。二酸化炭素を吸収するだけでなく、製紙に使う パルプやバイオ燃料の原料などとして複合的な利用が可能だ。技術移転に向けた人材育成も並行して進めたい」と話している。