猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

猫の指の数について

2005-04-30 | うちの猫
猫の手の指は5本。足の指の数は4本である。

なぜなんだ!!

確か生物学の分類で偶蹄目と奇蹄目というくくり方があったはずだ。指というか蹄(ひづめ)というか、その数が偶数か奇数かということに着目した分類だったと思う。これでいけば、猫はどうなるのか?そうか、猫は食肉目か。うまく逃げたな。ここでは食性に注目したんだな。同じレベル(目)での分類なのに節操がないな、生物学者は。ちなみにウチの猫はヤキソバとか納豆とかも食べるんだが。

名古屋大学名誉教授の鬼頭純三氏による「肩の凝らない『動物のはなし』」には次のように書いてありました。

「四足動物は霊長目の一部を除いて、指の数が減少してきています。ほ乳類では地面をより速く、より効率よく走るために接地面を少なくし、より大きいモーメントが得られるように四肢の接地部位はより指の先端へと移動しています。このようにして究極の地位にまで行き着いたのは馬で、指は1本になり、接地面は指の先端のさらに爪の先端だけになったわけです」

猫の足の指は、元々5本指だったのが4本指に減ったということなのだろう。だとすると将来的な動向も気になるが・・・。

「ヒトのように5指を残し、踵から指先までをペタペタと地面につけて歩くのは四足動物の原型といえます。しかし、私たちも短距離走をするときは踵は地面につきません。お風呂を出たときつま先立ちして足跡をつけてみると、平たい楕円型の足の裏の跡の前に5個の指跡がつきます。私の車は洗車したことがなく露天駐車してますから汚れ放題になっていますが、その上をネコが歩いたのです。ボンネットに見事な跡を残してくれました。よく見ると大きいやや平たい肉球の前に4個の指球の跡があるのですが、屋根へ飛び上がったと思われる最後の足跡には指跡は3個しかありません。ネコはジャンプするときは3本指でやるのでしょうか」

ふーむ、いずれ後ろ足の指は3本になってしまうということを暗示しているのか。。。

一方、「猫のギネス・ワールド・レコード」によれば、猫の指の数の最多記録保持者としてギネスブックに登録されている猫は、カナダ、オンタリオ州ボンフィールドのジェイクで、「四肢のすべてに7本の指」つまり合計28本の指を持ち、しかも、ジェイクを診察した地元の獣医師によると「ジェイクの指は、爪、肉球、骨格いずれも正常で、完璧です」とのこと。

少なくなるのか多くなるのかよく分からなくなってきたが、ま、私に言わせれば、後ろ足の指の数はともかくとして、猫の手の親指については今後とも是非、頑張って欲しいと思う。「猫の手も借りたいほど・・・」というくらいだから、やっぱり器用に物を持ったり、いじったり、活用して退化させないで欲しいと思う。。。

ん? ドラえもんの手?!@*&%$#”!