猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

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オードリー

2006-12-04 | 経済・社会
オードリー・ヘップバーンといえば、私などよりも、ちょっと上の世代のおじさまたちにとって「あこがれのヒロイン」、ナンバーワンでしょう。

思えば「あこがれのヒロイン」という言葉自体、今や死語じゃないでしょうか。映画や舞台の大女優とお茶の間の距離感が、テレビや雑誌のおかげでぐっと近づいてしまって、「あこがれ」という言葉のもつ、やるせない距離感を奪ってしまったような気がします。

何を隠そう、私はオードリー・ヘップバーンに淡いあこがれを抱いているファンの一人です。

彼女は1929年生まれ、つまり、昭和4年生まれで、私の父親の一つ年下、母親の五つ年上です。自分の両親と同世代の女優に「あこがれる」というのもどうかと思いますが、「銀幕」の中の彼女の美しさ、清楚ではつらつとした動作は、時空を超えて私のような者の脳内にまで、しっかりとインプットされているのです。

そういう、私にとって数少ない「あこがれ」の対象であるオードリー・ヘップバーンが、テレビのCMに使われているのをみて、非常に不愉快でなりません。

彼女が主演した映画の名場面を切り取って、彼女のセリフにあわせて、あろうことか、「ローンは三井住友よ」みたいなセリフを吹き替えている。

これは絶対に許し難い暴挙である

なぜこのような醜悪なことが可能なのだろうか?

①彼女の主演した映画の著作権はもう切れてしまっていて、誰がどう使用しても勝手である

②著作権をもっている会社が高額の使用料と引き換えにOKした

しかし、映画の著作権とは別に、彼女のイメージが損なわれる可能性ということは考慮されないのであろうか?例えば彼女の遺族が、異議申し立てをするという道はあり得ないのであろうか?

もう一つの可能性として、晩年、国連児童基金特別大使などを務め、ユニセフの活動などに献身的に貢献した彼女の遺志を汲んで、彼女関連の映像やグッズの販売から上がる収益はそのような基金に寄付される、というような仕組みができている、ということもあり得ると思う。そういう事情なら私も賛成だ。

いずれが本当の事情かは分からないけれど、それにしても、どうせやるなら、もう少し配慮してもらえないものか。イメージ広告として、ただ名場面を再現するだけで十分でしょ。私の脳内で勝手に作り上げた「あこがれの彼女」は、たとえどんな大金を積まれても、銀行のカードローンの宣伝文句など決して口にしたりはしない。

吹き替えで下世話な宣伝文句を言わせるようなことは、頼むからやめてくれ!
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