猫のやぶにらみ

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とてもとても心配なこと

2011-06-21 | 経済・社会
「福島第一原子力発電所事故を踏まえた他の原子力発電所におけるシビアアクシデントへの対応に関する措置の実施状況の確認結果について」
平成23 年6 月18 日
原子力安全・保安院

「全ての交流電源が喪失した時において、炉心損傷等により発生した水
素が原子炉建屋内に漏れ出した場合、原子炉建屋内への多量の水素の
滞留を防止するため、原子炉建屋屋上に穴あけにより排気口を設ける
こととし、穴あけ作業に必要な資機材(ドリル等)を配備し、または
手配済みであることを確認した。」(6ページ目)

上記は浜岡以外の原発は安全だから運転再開してね、という海江田経産相の要請の根拠になった、原子力安全・保安院による安全性確認のための調査結果報告書の一部です。

万が一全電源喪失した場合は、原子炉建屋屋上にドリルで穴をあけて水素を逃がして爆発を防ぐ。そのためのドリルを配備したから安全だと!!


そしてこれがその作業訓練の様子です。(別添4ページ目)

いざという時は原子力建屋の屋上でこういう感じでこんな作業させるから福島みたいな水素爆発はもう起こりません・・・!?!?

大丈夫なんでしょうか!

もしも福島第一原発に、この小さなドリルさえ備えてあれば、そして勇敢な作業員さんが建屋の屋上に登って首尾よく穴をあけていたら、あの水素爆発は防ぐことができたということなのでしょうか?

「水素爆発対策としてドリルを備えること」、これで安全対策できました、安全ですって・・・。原子力安全・保安院の人たち、正気なんでしょうか。海江田大臣、ほんとにこれでOKと思ってるのでしょうか。何かほんとにほんとに心配になってきました。













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