猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

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栗きんとん

2006-10-16 | 食べ物
栗きんとんです。実に美味しそうではありませんか。栗100%、それ以外には砂糖と水しか使っていません。手作りで、しかもできたてのほやほやです!

何しろこの私が自分で作ったのです。我ながら立派だと思います。

告白しますが、私は、この秋まで、「栗きんとん」というものを食べたことがなかったのです。お正月のおせちに入っている、黄色くて甘くて、ちょっと固まりがのこっていて、全体にぐちょっとした感じのアレのことを栗きんとんだと勘違いしていたのです。

私がこれまで栗きんとんだと勘違いしていたアレは、実は芋きんとんであって、栗きんとんではなかったということを知りました。もうすぐ50に手が届こうかという歳になって、初めて「栗きんとん」を食べて、芋きんとんとの違いを知った訳です。

奥さんが和菓子屋さんで買ってきた栗きんとんを食べてみて、その食感と口一杯に広がる栗の香りに感動しました。なぜ、おれはこの歳まで栗きんとんを食べたことが無かったのか?!過ぎ去った過去の時間の方が、これから先残された時間よりも長いことが確実な、今頃になって、初めて栗きんとんに出会うとは。。。

ちょっと納得がいかなかったので、奥さんに尋ねてみました。

「おれ、栗きんとん、食べたの初めてなんやけど、あんたも?」
「あら、そうなの、私は食べたことあるわよ」
「へー、何でやろ?」
「あなたのお母さんが栗きらいだからよ。きっと子供の頃、食べさせてもらえなかったんじゃない」
「・・・!」

私は食べ物の好き嫌いが多くてよく奥さんに叱られます。その奥さんによると、私の偏食の原因は私の母にあるそうです。私の母は私よりもはるかに偏食で、食べる物と食べない物が峻別されていて、随分片寄った食生活を送っているそうです。そう言えば昔、よく父が母に「あれが食べたい、これが食べたい」とこぼしていたことが思い出されます。父なりに抵抗を試みていたのでしょう。。。

それにしても栗きんとんというのはとても美味しい素晴らしいお菓子じゃないですか。遅まきながら栗きんとんに出会えて本当に良かった。過ぎ去った栗きんとん無しの年月を一気に取り戻すのだと一念発起して、自分で作ってみることにした訳です。

結果は上々、大評判。作り方はネットで調べました。私が参考にしたサイトはここ、とても簡単に作れます!
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一人芝居 (イッセー尾形と昭和天皇)

2006-10-06 | 映画
イッセー尾形が昭和天皇を演じ、桃井かおりがその妻(皇后陛下)を演じるという、もうそれだけで絶対観るしかないと自分の中では決まっていた映画、「太陽」を観て来ました。

ロシア人の監督が、全編これ日本語と英語だけの映画を撮るというのも不思議な感じがしたが、とにかく、「イッセー尾形はすごい!」 この映画はこれに尽きるのではないか。

終戦の決断から「人間宣言」が発せられるまでのほんの短い期間における昭和天皇の姿を描いたこのロシア映画は、容易に想像がつく理由によって、日本での公開が危ぶまれていた。私のように田舎に住む者にとっては、こういう時に苦労する。

昭和天皇という人は、一体、どんな人だったのだろうか。

私はそのような素朴な好奇心をもっている。この映画の中で、イッセー尾形が演じる昭和天皇は「天皇を演じているヒロヒトという名の生真面目な中年男」であった。

「天皇」を演じている天皇をイッセー尾形が演じている。二人とも、その芸に打ち込む姿勢には身を削るような厳しさがあり、端から観ていると時に滑稽ですらあるが、孤独であることを少しも恐れはしない。

「一人芝居」の第一人者イッセー尾形は、この映画の中では他の共演者たちと共に演じている。しかし、それでもこの作品は、やはり、イッセー尾形の第一級の一人芝居である。皇居の奥深くで、多くの人々に囲まれながら一人芝居を演じ続けた天皇を「それ以外に演じようがないではないか」、と言わんばかりに。。。


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