猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

八二 一(はに・はじめ)さんに学ぶ、ネコの撮影法

2005-05-31 | カメラの練習
昨夜、NHK教育放送の「おしゃれ工房」という番組で、「ペットを撮るイチ押しテクニック『毛並みキラッとソファーのネコ』」というのをやっていました。

猫写真家として人気の高い八二 一(はに・はじめ)さんが登場し、コンパクトデジタルカメラを使って、室内での猫の撮り方のコツを説明するという番組でした。モデルは、ご存知はっちゃんです。

この番組は非常に、ためになりました。使用するカメラが私の物とほとんど変わらない、ちっぽけなコンパクトデジカメだったので、まさに私のための番組だったと言えましょう。

で、早速、番組で教えていただいたことに注意して撮影してみたのが上の写真です。

ポイントは
①ストロボによる赤目現象は目線をもらう限り、避けようがないので、なるべくストロボを使わないで撮影する(自然光が一番)。
②上から撮らないでネコと同じ目線の高さで撮るとよい。
③デジカメは数で勝負。とにかく毎日たくさん撮る。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる!
④接写の際にマクロ設定をすると手ブレになりやすくなるので、肘をテーブルにのせるなどして、カメラの固定に努める。
⑤シャッターチャンスはいつ訪れるか分からない。いつもカメラを身近に。
⑥背景は大事。プラントや家具などの配置を工夫してみましょう。
⑦背景は大事。お部屋の片付けをしておきましょう。

上の写真では①~⑥まできちんと意識した撮影となっています。しかし、うかつにも放りっぱなしになった雑誌が写りこんでいて、⑦の大切さを思い知らされました。

とても有益なアドバイス満載の貴重な番組でした。
ところで、撮影技術が大切なのはよく分かりましたけど、被写体となるネコの性格、というのも写真の写し易さに大きな影響を及ぼすのではないかと、痛切に感じたのは私だけでしょうか?

番組に出てきたモデルの「はっちゃん」はほんとにおとなしくて、最高のモデル猫に見えました。なにしろ、スタジオに飼い主とともに出演して、膝の上でのんびりスリスリなどしてリラックスしているのです。同じ白黒はちわれなのに、うちのとはエライ違いです。もう少しじっとしててくれればシャッターチャンスも増えるんですけどねぇ...。

謎の死体

2005-05-31 | うちの猫
ある日の朝、奥さんが大きな悲鳴をあげました。

目を閉じてピクリとも動かない小鳥(ヒヨドリでしょうか?)が居間の入り口付近で横たわっていました。そのすぐ隣では、○○ちゃんがお行儀よくお座りしてじっと小鳥を見つめていたそうです。

話にはよく聞くものの、我が家では初めての大事件です。外傷はないようでした。死因は?事故なのか他殺なのか!?誰がどうやって、この場所まで運んできたのか?謎は深まるばかりです。もちろん、容疑者は○○ちゃんです。しかし、そうとも決め付けられない理由があります。

①大騒ぎの物音が聞こえなかった。
②この日は○○ちゃんも、△△ちゃんも、庭に出ていない。
③そもそも○○ちゃんに狩は無理!

以上のことから、奥さんは事故死説を唱えております。何らかの理由で(ベランダの樋に挟まったとか)死亡した遺体を○○ちゃんは運んできただけ、というのです。

容疑者が完全黙秘を貫いているため、真相は明らかになりません。事故か他殺か、確たる証拠はないのです。庭に穴を掘って被害者を丁重に葬りました。

○○ちゃんですか?証拠不十分なのでおとがめなし。疑わしきは罰せずです。もっとも、本人は疑われていたことも知らずに、いつもと変わらぬグータラ生活を送っているわけですが。。。

アゲハチョウの乱舞

2005-05-30 | 
花の終わったヤマブキの枝先に4匹(4羽?)のアゲハチョウが飛び交っていました。

惜しくも3匹しか画面に捉えることはできませんでした。あちらへヒラリ、こちらへヒラリ。意外にすばしこくて撮影に苦労しました。手ブレのひどい、お粗末な結果となってしまい残念。

本当のことを言いますと、アゲハチョウは成虫より幼虫の方がかわいいと思っています。しかし、我が家の庭では成虫しか見かけません。なんとか産卵して幼虫の姿も見せていただきたいものです。

目つき悪いよ

2005-05-29 | うちの猫
△△ちゃん...、




何か機嫌でも悪いんでしょうか?まるで夜の街を徘徊する不良少年のように目つきが悪いですね。△△ちゃんは、この目つきのせいで誤解され易いのです。本当は臆病で、ちょっと寂しがりやで、とてもデリケートです。

あら、それって不良少年と一緒じゃないですか!?

アマガエル

2005-05-29 | 
庭でアマガエルをゲット!!



小さくて色鮮やかで、実にかわいいですね。手足の指など、とても、か細くて「大丈夫か?」と心配になってきます。



あまり長い時間引き止めておくと弱ってしまいそうな気がしたので、庭の草むらにすぐ戻しました。


Don't take it personally

2005-05-27 | 経済・社会
アメリカに住んでいた頃、"Don't take it personally" という言い回しにたびたび接することがあって、とても感心させられた。

「あなた自身を批判してる訳ではないのだから勘違いしないでね」といった程の意味だ。厳しいビジネス上の交渉であれ、スポーツや映画の他愛ない会話の中であれ、異なる意見がぶつかり合って、互いにおいそれと引き下がらないような状況が生じた時、さらに自説を展開する前に、スッとこの言葉をはさむ。

ポイントは、議論している主題に関わる発言と、それを主張している人との関係を切り離そうということだ。つまり、「あなたの意見は馬鹿げている」ということは「あなたは馬鹿げている」ということを意味しないということの確認なのだ。

「バカなことを言う人はバカである」という立場に立てば「議論」というのは成り立たない。無視するか、強制や命令するしかない。自分の意見が否定されて快く思う人はいない。悪くすると自分自身が人格的に否定されたと受け取って、あっという間に理性を失い、議論にならなくなってしまう。「面子をつぶされる」というのがこれである。

異なる意見を俎上にのせて、よってたかって切り刻み、より良い結論を導き出すというのが健全な議論だ。その意見の提唱者を切り刻むのではない。提唱者自身もそのように受け取るべきではない。とは言うものの、やはり人間、「自分の意見」を否定する意見は「自分」を否定する意見のように受け取りがちである。だからこそ "Don`t take it personally" とわざわざ断った上で、冷静に話を進めることが必要になる。他人の意見を客観視するのと同じくらい、自分の意見を(自分の信念や感情と切り離して)客観視することができるかどうかがポイントなのだ。

小泉首相は志操堅固で立派な政治家だと思う。
郵政民営化には大賛成なので是非やり抜いて欲しいと思う。
しかし、"Don`t take it personally" 靖国参拝は止めた方がいいんじゃないですかー。

へたれ座り

2005-05-23 | うちの猫
うちの○○ちゃんは、姿勢がだらしないです。

腰が抜けたような格好で「へたれ座り」をするのが得意です。壁に寄りかかって、実にみっともない、というかだらしない座り方だと思います。誇り高い△△ちゃんは決してこんな座り方はしません。



ちなみに、うちの地方では壁などに身体をあずけて「寄りかかる」ことを「なんかかる」と言います。○○ちゃんがこの姿勢をとると「あー、この猫、壁になんかかって座っちょん。へたれや、へたれや」という声があがることになるのでした。

風太君ののピシッと伸びた背筋を見習って欲しいぞ。



忍者の手本

2005-05-22 | うちの猫
△△ちゃんは高いところが大好きです。まだ子供だった頃、庭で一番大きな(屋根より高い!)モチノキのてっぺんまで登って、我々を大いに慌てさせたことがあります。

この日は二階のベランダの手すりの上を行ったり来たりしてました。その足取りは普通に床を歩いている時と全く変わりありません。実に平然としていて、ハラハラするのがアホらしくなってくるというものです。

以前、何かで読んだこんな話を思い出しました。

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昔、あるお殿様が忍者の頭領をお召しになって、その超人的な活躍ぶりをねぎらったそうです。その時その頭領に対して、そのような超人的な技を可能にする「忍者の極意」とはどのようなものか、とお尋ねになりました。

すると忍者の頭領はすっくと立ち上がり、うしろの襖(ふすま)を開けさせ、その敷居の上を、足を敷居から踏み外さないように、端から端まで、一歩づつゆっくりと歩いて見せたそうです。

お殿様は怒りました。「たわけ、そのようなことは子供にも出来るわ!!」すると頭領はこう答えました「まこと仰せの通り、これは誰にでも出来る簡単なことと見えましょう。しかしながら、この敷居の下が三千丈の谷底だったとしたらどうでしょう」お殿様は、はた、と膝を打って、大きな褒美をとらせたということです。
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忍者は猫を手本としたのではないだろうか!?

Ε ε

2005-05-21 | 読書
このキャラクターは一体、何者かご存知だろうか?

手塚治虫の「鉄腕アトム」の中で、一番の傑作、「地上最大のロボットの巻」に出てくる「エプシロン」だ。

世界最強のロボットとして作られた「プルートウ」が、アトムなど世界各国で一番強いと言われる7人のロボットと戦い、次々と破壊していくという物語だ。圧倒的な強さで5番目までのロボットとの戦いに勝ったプルートウの、6番目のターゲットがこの「エプシロン」なのだ。

このエプシロンのキャラが他のロボットたちとまるで違っている。エプシロンはオーストラリアのロボットだが、その職業は「保育士」であり、職場は「州立保育園」だ。この物語の初出は昭和39年ということを考えて欲しい。男の子たちにとってロボットといえば、怪獣と同じで「強く、勇ましい」のが通り相場だ。それなのに悪役プルートウの第六番目の相手(最後は勿論アトム)として立ちはだかる重要な役回りのロボットが、心優しくハンサムな「保育士」ロボットなのだ。

しかもこのエプシロンは「光子エネルギー」つまり「光」という無尽蔵のエネルギーを糧にして動くユニークなロボットだ。これはアトムなど当時(!)最先端のロボットが原子力エネルギーだったことと考え合わせると実に意味深長ではないか。

この物語の初出当時、家の隣が本屋さんという素晴らしい環境に恵まれ、「少年」と「少年画報」は毎号欠かさず購入してもらっていた。そういうこともあってか、週刊の「サンデー」「キング」「マガジン」は全部立ち読み御免であった(後にジャンプとチャンピオンが加わる!)。

先述の感想は、もちろん最近再読しての感想であって、当時のものではない。しかし、長じてもなお、このエプシロンのことが最も印象に残るロボットであり続けたことは事実だ。

うちの次男坊に「トビオ」と命名しようとした時は、各方面からの猛反対にあい実現しなかった。女の子が生まれたらエプシロンにちなんだ、ある名前にすると決めていたが、最後に女の子が生まれて、これは実現した。

鉄腕アトム (13)

その娘が自分の名前の由来を尋ねてきたので、この本を取り寄せて読ませてやった。まあ、まんざらでもないような顔をしていた。


哲学的にじっと猫を見つめる

2005-05-20 | ネコ的思索
哲学と科学についてのサイト「哲学的な何か、あと科学とか」の中の、哲学的名言集~その1~から引用。

 陽が昇るから      目を醒ます
 目を醒ますから     腹が減る
 腹が減るから      狩りをする
 狩りをするから     メシ喰える
 メシ喰えるから     金要らない
 金要らないから     仕事しない
 仕事しないから     時間がある
 時間があるから     遊んでる
 遊んでるから       不満がない
 不満がないから     ケンカがない
 ケンカがないから    気分が良い
 気分が良いから     眠くなる
 眠くなるから        陽が沈む
 陽が沈んだら      あと知らない」

映画 「ブッシュマン」


いつになく哲学的に、じっと猫を見つめてしまった ( ̄× ̄#)...



マックは可愛い猫であった

2005-05-17 | ネコ的思索
思い起こせばあれは1984年の秋のことでした。初めて買ったパソコンがマックのパーフォーマ575。なれない足取りで秋葉原をさまよい。意を決して店員に話しかけました。

「あのー、パソコン欲しいんですけど...」
「はい、どれですか?」
「いや、というか、どういうのがいいかと思って...」
「どんなのがいいんですか?」
「あ~、やっぱりマックとかの方がいいんですかね?」
「ここにあるのはみんなマックですけど」
「いや、まぁ、会社にあるのはマックですけど...」
「何に使ってるんですか?」
「いや、仕事は家では絶対しないので...」
「じゃ、家で何に使うんですか?」
「...、....、.....、......、パソコンって何ができるんですか?!」

店員さんのあきれた視線に耐え切れず、逃げるようにその店から抜け出したことが昨日のことのように思い出されます。
しかし、30万円もの大金を握り締めて、意を決して秋葉原まで来ているわけです。「じゃ、パソコン買ってくるから」と奥さんに言い捨てて家を出てきたわけです。「そんな高いの買って、パソコンで一体、何すんの」という恨めしそうな問いかけ、というか難詰は、すでに前夜たっぷり浴びてしまってるわけです。このまま手ぶらでは帰れません。

気を取り直して、作戦変更。店員さんと会話するのはやめる。ゴルゴ13のようなオーラを出しながら、「これ下さい」の一言で勝負する!そうしてゲットしたのがこれでした。

マックはこれが最初で最後でしたが、今でも一番印象に残っています。これほど愛着のわいたパソコンはありませんでした。何か役に立つような使い方をしたか、と言われれば答えは断然「ノー」です。しかし、触ってるだけでなぜか夢中になれるんですよね。今にして思えば、私にとってのマックはまるで猫みたい、でした。

で、なぜ急にマックの話しかというと、新しいマックのOS「タイガー」です。これをなんで「キャット」にしなかったのかと。「はちわれ模様」や「三毛模様」の筐体を特別仕様で提供すればなお良し。中国語での訳語は「電猫」をあてる(だって、マウスは「電鼠」じゃないですか!)

怒涛のアジアン・ジプシー

2005-05-16 | 音楽
黄金井脩(こがねい・おさむ)さんのソロギターコンサートに行ってきました。

三味線とフラメンコギターを足して2で割ったような、不思議な奏法に独特のハスキーな歌声。「白い骨」などのオリジナル曲を中心に、美空ひばり、イーグルス、東北民謡にケ・セラ・セラ、など織り交ぜて楽しませてくれました。(昭和ブルースには泣けたぜ!)

立派な能楽堂の能舞台で一人ギターをかき鳴らし、魂の叫びのような歌声を張り上げる姿は感動的でした。次に何が飛び出すのかわからない黄金井ワールドへの特急電車に乗った2時間でした。

中学生の頃から銀座で「流し」を始め、ギター一本抱えて世界を放浪した筋金入りのアジアン・ジプシー黄金井さん。お近くでライブの機会があれば是非足を運ばれることをおすすめします。

公式HP
プロフィール

いりこ大好き

2005-05-15 | うちの猫
うちの○○ちゃんは「いりこ」が大好きです。
真剣なまなざしで狙いをつけています。

横からガブリッ!!




残念ながら、貴重な「いりこ」はそんな簡単に渡すわけにはいきません。○○ちゃんが食らいついた「いりこ」を、そのまま手前に引っ張ります。
野生に帰る一瞬です!




やっと食いちぎりました。まだちょっと表情がコワイです。



つるバラ

2005-05-13 | 
バラの花というのはいかにも少女趣味な気がするし、トゲがあるし、虫もつき易いし、私としてはそれほど好みの花というわけではありません。しかし、我が家の庭という過酷な環境(ほとんど放置状態)で立派に花を咲かせたとなると、やはり情がわいてくるものです。

このバラの詳しい名前は知りませんが「つるバラ」の仲間だろうと思います。「つる」というだけあって、立ち姿はなんともサマになりませんが、花はやはり見事ですね。デコレーションケーキの上にのってるバラにそっくり(逆だっちゅうに)です。




奥さんが苗を買ってきて植えたのが3年ほど前のことですが、これほど成長してくると、問題が生じてきます。「アーチをしつらえて欲しい」「壁一面に這わせたい」「この写真みたいにしたい」「いや、こっちの方が素敵」「だってこのままほっとくと倒れちゃうじゃないの!」

せっかくきれいな花を咲かせてくれたバラ。「つる性」であるがために、このまま放っとくわけにはいかない、そのことは分かります。しかし、雑誌でみる「バラのある家」とかの写真をみると「うちと違いすぎるじゃん」と思ってしまいます。

うちの庭は自力更生を原則とし、山野草、お茶花など、和風を旨としつつテキトーに放ったらかして生き延びたものを愛でる庭であります。うちの犬や猫もみんな雑種のもらわれ君たちなので、この庭にかなりマッチしてると思います。

しかし、奥さんが「こんな風に仕立ててみたい」といって見せてくれる写真は、どれもこれも、英国風のいかにも手間がかかりそうな庭のバラばかりです。犬でいえばレトリーバー、猫でいえば、メイクーンあたりが似合いそうなお庭のバラなのです。

そもそもつるバラの「剪定と誘引」って、エラク難しそうじゃないですか。バラにはトゲがあるんですよ、トゲが。しかもこのトゲの痛いことといったら猫に引っ掻かれた時以上に腹が立つものです。なにしろ、猫はこっちがちょっかい出したからこそ引っ掻く(つまりこっちが悪い)のですが、バラのヤツはこっちが良かれと思って、支柱をセットしたり葉についた虫をとってやろうとしているのに、いきなりガリっとトゲで引っ掻くのですから。




つるバラの「剪定と誘引」の時期は冬だそうです。どうも気乗りしませんなぁ・・・。

猫を仰向けに抱っこするには

2005-05-11 | うちの猫
これから子猫を飼い始める、という方にちょっとした工夫をご紹介いたします。

猫の成長は早いので、「天使のように愛らしい」子猫から、あっという間に「自分勝手で面倒くさがりやの」成猫になってしまいます。その成猫と末永く良好な関係を築くことこそ、すべての飼い主が願ってやまないことでしょう。

猫と飼い主の美しい関係の証(あかし)として、人も羨む姿と言われているのが、おとなしく「仰向け抱っこ」されている猫です。

背中を下にして腹を上に、四肢は脱力して目は細めている。だっこしている飼い主にアイコンタクトを求め、ゴロゴロ喉を鳴らしていれば完璧です。

こういう猫に育て上げるためにはどうすればよいか。我が家に○○ちゃんがやってきた時、私は将来のこの姿を想定して、「仰向けの姿勢に慣れさせる」よう、ずい分手間をかけました。

子猫はとにかくよく眠ります。がつがつ食べてコトンと眠る。大暴れしてコトンと眠る。普通にしてても「おやすみなでなで」をしてあげるとコトンと眠る。

このような機会を利用してなるべく「仰向けに」寝せてあげるのです。床に腹ばいになって両肘で身体を支え、座布団の上に子猫を仰向けにセットします。バランスを崩さないように、子猫の両脇の下あたりをそっと支えてあげるとよいでしょう。最初はじたばたしているかもしれませんが、睡魔には勝てません。すぐそのまま眠ってしまいます。手を離しても仰向けのままでいられるようにバスタオルなどでそっとまわりを囲ってあげればなお良いでしょう。

これを毎日一度は欠かさずやってあげれば、「仰向け」という姿勢に何の抵抗感も持たぬまま大きくなってくれます。



一方、こういうことをやらないでそのまま大きくなった猫は、一般的に「仰向けだっこ」を嫌います。長じてくるにつれて警戒心が増すのか、自分で勝手に爆睡して仰向けになることはあっても、人から仰向けにだっこされることは好きではないようです。猫同士のじゃれ合いを見ていると分かるのですが、猫にとって仰向けというのは、両手両足を使って相手と戦うための姿勢なのです(上の写真撮影の後、強力な「猫キック」を浴びた...)

我が家の場合、○○ちゃんはこの手法のおかげで、6歳になった今でも、まるで人間の赤ちゃんのようにだっこされます。ただし、その相手としては奥さんの方が断然お気に入りのようです。しつけたのは私なのになぜなんだー!