猫のやぶにらみ

こよなく猫にあこがれる中年オヤジのブログです

佳き日

2006-05-02 | 
穏やかなゴールデンウィークです。今年は池のツツジが例年に比べて、よく咲いています。

「花が終わったらすぐ剪定しといてよね」と言われているので、毎年、池に落ちそうになりながら、何とか剪定していましたが、去年は、(内緒ですが)、このツツジ、剪定しませんでした。すると、どうですか、この咲きっぷり。下手に剪定しない方が良く咲くではありませんか。


手前の朽木の上で日向ぼっこしている亀さんが、とても気持ち良さそうです。



暖かくなると、鯉も元気になります。一番手前の大きな二匹が両親で、残りの鯉は去年の春に、この池で産まれた子供たちです。成長振りにバラつきはありますが、皆んな、無事に冬を越えました。

池が汚いではないかとおっしゃいますか?ご心配なく。これは「仕様」です。前にも書きましたが、我が家のこれは「池」ではなく、「沼」なのです。今年こそ「カエル」をどこかから連れてきて、住まわせようと思っています(これは内緒です)。。。




庭の花

2006-04-08 | 
庭の花が日に日に活気づいてきています。いい季節ですね。

紅花常盤満作(べにばなときわまんさく)です。実に元気一杯に咲き誇っています。樹勢が強くて、夏にずいぶん刈り込んだのですが、今年もまた大きくなりそうです。

(マウスオンで接写版をご覧いただけます)

庭に地植えしたクリスマスローズです。くすんだ色合いと、うつむきかげんの姿勢のせいで、私としては特に好きでもなんでもないのですが、なぜか、奥さんのお気に入りです。ま、好みは人それぞれです。


これは桜ではありません。桃です。私の大のお気に入りです。桃の花は桜よりきれいだと思います。是非、マウスオンして見て下さい。


今年の春は花海棠(ハナカイドウ)が花をつけてくれて嬉しかったです。3年ほど前に小さな苗木を買って植えたものですが、なかなか思うように成長してくれなくて、やきもきしていました。まだまだ小さくてここにアップできるものではありませんが、とても楽しみです。来年あたりはご披露したいと思います。




庭の花

2006-03-04 | 
今年の冬の寒さは、こちら九州でもかなりのものです。寒い寒い日が続き、庭に出るのも嫌になるほどです。そうはいっても春は確実に近づいているようで、季節の花が咲き始めています。

上の写真は白梅です。去年の花後、立派な青梅をつけてくれた梅の木です。今年は例年以上の満開の花をつけてくれました。花と実で二度楽しませてくれる優れものです。


我が家の二種類の椿です。椿の花は種類が多いようで、どちらも何という種類なのかよく知りません。花の姿は同じ椿とは思えないほど違っています。





白と黄色の水仙。どうも毎年、意外なところから出てくる気がします。球根だからそんなはずないだろうに。気のせいなのか??




ヒマラヤユキノシタです。この花は写真写りがいいですね。実物よりもずっときれいに写ります。立ち姿がちょっとだらしないんですね、実物は。雪に埋もれて花だけ雪の間から顔を出したりしていると一番似合うと思います。


パキラ

2005-10-17 | 
【徒長(とちょう)】 作物や果樹の茎や枝葉がむだに伸びること。

うちのパキラが徒長してます。辞書によると「枝葉がむだに伸びること」ですが、私は元気な証拠、と思っていました。


しかし、徒長の原因は「窒素や水分の過多や日照不足」だそうです。決して「元気な証拠」ではないようです。奥さんによるとこのパキラ、「水分過多はあり得ない」ということです。要するに水やりを忘れることはあっても、やり過ぎたことはない、ということのようです。日照については決して不足しているとは思えません。だとすると原因は窒素でしょうか。。。窒素過多の対策など、ちっそも分かりません。

しかし、パキラに限っていえば、

「パキラは、剪定に強く、樹勢が強い観葉植物なので」「徒長気味になったり、樹形が乱れたりした場合は、気軽にカット」してもすぐ新芽が出てくる「丈夫な観葉植物」なんだそうです。(こちらから引用)

ということでこのパキラ、「剪定」することに決定。「剪定」は、意外に楽しいですね。けっこうクセになります。一旦始めると、ついやり過ぎて後で叱られたりしますので、今回のパキラのように、あらかじめきちんと調べた上で、剪定の正当性および必要性を納得してもらった上でやるというのが大事ですね。

秋の花

2005-10-10 | 
庭に咲く秋の花を二種(萩とホトトギス)、ご紹介いたします。

「萩」

秋の七草の筆頭。毎年、花が終わると根元近くまで大胆に強剪定します。それでも元気に復活してたくさん花をつけてくれます。可憐な花に似合わぬ大した生命力だと感心します。



「ホトトギス」

お茶花としても重宝される「ホトトギス」。これも生命力旺盛で、毎年勝手に種子を飛ばして意外な場所で成長し、楽しませてくれます。自力更生に任せ、手を掛けないことを旨とする我が家の庭にあってるようです。


花も酔う秋の夕暮れ

2005-10-07 | 
庭の酔芙蓉(スイフヨウ)が咲きました。

酔芙蓉の花は、朝、白く咲きますが、午後になるとだんだんピンクに変わり、夕方から夜にかけてさらに赤くなって、翌朝にはしぼんでしまいます。この様子を、酒飲みの顔がだんだん赤くなってくることにたとえてつけられた名前だそうです。日がくれると、酔っぱらって顔が赤くなる芙蓉ということですね。



朝日を浴びる酔芙蓉の白い花。上の方に赤くしぼんでいるのは前日に咲き終ったもの。たった一日限りの花なのです。




同じ日の、夕日に映える、同じ酔芙蓉の花。ほんのりピンク色です。


酔っぱらい、というよりは、少しはにかんでほんのり赤くなったステキな女性という感じですなあ。などと妄想するのはこちらこそ本物のヨッパライだからでした。。。

ぴったりの犬種

2005-07-29 | 
私は戌年生まれだし、我が家にはゲンちゃんというかわいい犬も居る。つまり犬のことも決して嫌いな方ではない。

ただ、犬の場合は飼い主とそうでない人を区別しすぎるところが嫌いだ。飼い主に対しては、ちぎれんばかりに尻尾を振るくせに、そうでない人に対しては、うなる、吼える、しまいに飛び掛ってきて噛みつくやつまでいる。しかも多くの飼い主はそのことを内心とても嬉しく思っているのだ。

幸い、うちのゲンちゃんは誰に対してもとても愛想が良い。というか、まったく番犬としては役立たない。これは特にそのようにしつけた訳でもないので、本人の性格だと思う。こちらが気をつけてしつけたのは無駄吠えをしないことだけ。これは結構厳しくしつけた。おかげでご近所に迷惑をかける心配もない。

「コンパニオンアニマルリサーチ」のホームページに「ぴったりの犬種をみつけよう」というコーナーがあったのでやってみた。16の質問に答えることによって、あなたにぴったりの犬種をご紹介します、というのだ。

早速やってみたところ、私にぴったりの犬種はこれ!

フレンチ・ブルドッグ








やっぱ、断然ゲンちゃんの方がいいんですけど




池を沼にするのだ

2005-06-02 | 
庭の池というのは人工物である。我が家の池も底はセメントだし、栓がついていて、定期的に水を抜いて池掃除をするのが正しい管理法である。

少なくとも年に一度は水を抜いてデッキブラシでごしごしと、私も何年かは続けたものだ。しかし、これは意外に重労働であるし、子供たちも最初の頃は面白がっていたが、もはや「池掃除」と聞いただけで蜘蛛の子をちらすように逃げていく。というわけで最後に水を抜いて2年は過ぎたと思う。

底に溜まったヘドロのようなものは分厚い濃緑のカーペットとなっていて、時折、亀や鯉の動きに合わせて入道雲のように水の中で舞い上がる。

何年か前に鯉を10匹ほど放したことがあるが、次々と鳥にやられてしまった。今は2匹が残るのみである。もう鯉を買ってくる気は無い。

そんなある日、池をながめていて驚いた。鯉の稚魚がいるではないか。体長3-4cmで全身赤みがかったオレンジの幼魚が2匹、身体は黒で頭が赤いのが1匹、そして全身灰色が1匹、合計4匹である。

これには感動した。こいつらはこの池で生まれ育ったのだ!細い流線型の身体をピンと伸ばして元気に泳いでいる。この池は栓のついた人工物ではあるが、こいつらにとっては母なる小宇宙なのだ。囚われの水槽ではない、生命を育むゆりかごなのだ。

池の栓を封印することにしよう。「池がくさいから早く掃除してよ」という声に対してはこう応えよう。「この池はもはや貴重な生態系の一環を構成している。この池に依存している小さな生命たちのことに思いを致すべきである。もはやこの池は我々の手を離れている。この池はアスファルトに覆い尽くされたこの住宅街にぽつんと残った、母なる大地の『エクボ』なのだ。私は、今後、二度と池掃除をしないということを宣言する。この小宇宙をできるだけありのままの姿で残すことが我々にできる最善のことなのだ。断っておくが、池掃除がめんどくさいから、というようなことでは断じてない!  --- ということを分かって欲しい」

近所の海岸に行って大きな流木を拾ってきた。森の中の沼といえば、朽木が横たわっていると相場が決まっている。私はこの池を森の中の沼のようにしたいのだ。これを据えておけば、水の中に日陰もできるし、稚魚たちの良い隠れ家にもなる。亀が日向ぼっこするのにも適していよう。



「鳥がその木の上にとまって鯉を狙いやすくなるんじゃないの?」って、そんな・・・

いや、もし仮にそうだとしてもそれは自然の摂理でしょ。鳥だって生活かかってんだから。というか木の下に隠れるんですよ。今までは身を隠すところがなかったんですよ。沼の朽木というのはそういう役目も果たすんです。そこまで考えてこの重たいの運んできたんです。スゲー重かったんですよこれ。そのくせプカプカ浮いちゃって、しょうがないから針金でブロック二つ縛りつけたのよ。結構大変だったのよ...。

アゲハチョウの乱舞

2005-05-30 | 
花の終わったヤマブキの枝先に4匹(4羽?)のアゲハチョウが飛び交っていました。

惜しくも3匹しか画面に捉えることはできませんでした。あちらへヒラリ、こちらへヒラリ。意外にすばしこくて撮影に苦労しました。手ブレのひどい、お粗末な結果となってしまい残念。

本当のことを言いますと、アゲハチョウは成虫より幼虫の方がかわいいと思っています。しかし、我が家の庭では成虫しか見かけません。なんとか産卵して幼虫の姿も見せていただきたいものです。

アマガエル

2005-05-29 | 
庭でアマガエルをゲット!!



小さくて色鮮やかで、実にかわいいですね。手足の指など、とても、か細くて「大丈夫か?」と心配になってきます。



あまり長い時間引き止めておくと弱ってしまいそうな気がしたので、庭の草むらにすぐ戻しました。


つるバラ

2005-05-13 | 
バラの花というのはいかにも少女趣味な気がするし、トゲがあるし、虫もつき易いし、私としてはそれほど好みの花というわけではありません。しかし、我が家の庭という過酷な環境(ほとんど放置状態)で立派に花を咲かせたとなると、やはり情がわいてくるものです。

このバラの詳しい名前は知りませんが「つるバラ」の仲間だろうと思います。「つる」というだけあって、立ち姿はなんともサマになりませんが、花はやはり見事ですね。デコレーションケーキの上にのってるバラにそっくり(逆だっちゅうに)です。




奥さんが苗を買ってきて植えたのが3年ほど前のことですが、これほど成長してくると、問題が生じてきます。「アーチをしつらえて欲しい」「壁一面に這わせたい」「この写真みたいにしたい」「いや、こっちの方が素敵」「だってこのままほっとくと倒れちゃうじゃないの!」

せっかくきれいな花を咲かせてくれたバラ。「つる性」であるがために、このまま放っとくわけにはいかない、そのことは分かります。しかし、雑誌でみる「バラのある家」とかの写真をみると「うちと違いすぎるじゃん」と思ってしまいます。

うちの庭は自力更生を原則とし、山野草、お茶花など、和風を旨としつつテキトーに放ったらかして生き延びたものを愛でる庭であります。うちの犬や猫もみんな雑種のもらわれ君たちなので、この庭にかなりマッチしてると思います。

しかし、奥さんが「こんな風に仕立ててみたい」といって見せてくれる写真は、どれもこれも、英国風のいかにも手間がかかりそうな庭のバラばかりです。犬でいえばレトリーバー、猫でいえば、メイクーンあたりが似合いそうなお庭のバラなのです。

そもそもつるバラの「剪定と誘引」って、エラク難しそうじゃないですか。バラにはトゲがあるんですよ、トゲが。しかもこのトゲの痛いことといったら猫に引っ掻かれた時以上に腹が立つものです。なにしろ、猫はこっちがちょっかい出したからこそ引っ掻く(つまりこっちが悪い)のですが、バラのヤツはこっちが良かれと思って、支柱をセットしたり葉についた虫をとってやろうとしているのに、いきなりガリっとトゲで引っ掻くのですから。




つるバラの「剪定と誘引」の時期は冬だそうです。どうも気乗りしませんなぁ・・・。

ヤブウツギ

2005-05-10 | 
上の写真は庭に咲くヤブウツギ(藪空木)です。

奥さんは「ウツギ(空木)を植えた」つもりでいましたが、私の調査の結果、これは「ウツギ」ではなく、「ヤブウツギ」だということが判明しました。ウツギはユキノシタ科 ウツギ属ですが、ヤブウツギはタニウツギの仲間でスイカズラ科 タニウツギ属です。「科」からして違ってるわけです。「科」が違うということは動物なら「イヌ」と「ネコ」ほど違うということです!?

科が違うのに「属」のところで微妙に両方とも「ウツギ」という言葉が入っているのがポイントでしょうか。昔からの、人々による呼びならわしと、植物学者の研究成果との妥協がそこにはある、と考えたらいいのでしょうか・・・。

飾ると思いのほかゴージャスに



いずれにしても「これウツギじゃねーよ」とせっかく教えてあげたのに、奥さんは、「白い花だと思ってたのに赤いのが咲くから何か変だと思ってたわ。でもウツギって書いてあったんだから別にいいじゃないの」 「だからウツギじゃねーってば」 「ウツギって言ったじゃない」 「いや、ヤブウツギだって」 「ほら、やっぱりウツギなんでしょ」 「別物なんよ。科が違うんよ。」 「色が違うから当たり前じゃないの。ウツギにも色々あるのよ」・・・

色が違うだけで科が違うはずないっちゅーの ┐( ̄ヘ ̄)┌

池の亀をゲット

2005-05-08 | 
池の亀をゲットしました。

暖かくなるにつれて日光浴の時間が長くなり、池の水から上がってそこらを歩き回るようになってきました。人が近づくとダッシュで池に飛び込むその動きの速さは、亀とは思えぬほどです。

そんなある日、例によって人影を感知して池にダイブした亀の姿を追うと、池の底の泥の中に頭の方だけ突っ込んで、下半身というか後ろ半身が丸見えの状態でじっとしています。これで隠れおおせたつもりなのでしょうか。頭隠して尻隠さず、とはこのこと。かねて常備してある長ーい柄のついたヒシャクで、見事にすくい上げました。

そもそも、亀というのは人によくなつくというじゃありませんか。昔、長男が買ってきた「呼べばくる亀-亀、心理学に出会う」という本にそう書いてあったハズだ(惜しいことに見つからない)。



早速、いりこ(煮干)を食べさせてやって「呼べばくる亀」に仕込んでみようと思いたちました。ひどく警戒してなかなか首を出してくれないので、口元にいりこをもっていっても、知らん顔。つんつんと鼻や口をつついてやると、ガブッと食いつきました。これでは攻撃なのか食事なのかよく分かりません。

適当な箱の中に入れてしばらく放っておいたら、いつのまにかひっくり返ってしまって、じたばたしています。しばらく様子を見ていましたが、結局自力では起き上がれないようなので、元に戻してやりました。こんなんで大丈夫なのかと心配になりました。

犬のゲンちゃんが興味津々でたまりません。ゲンちゃんの鼻先に亀を持っていくと、くんくんと執拗に臭いをかぎますが、乱暴はしません。亀が庭を歩き回ってもこれなら安心です。

さて、これから徐々に慣らしていって、「呼べばくる亀」に仕込むつもりだったのに・・・。許可が下りませんでした。「亀が可哀そうだ」「きっとストレスが溜まってるに違いない」「今までずっと池で幸せに静かに暮らしてたんだから、そっとしときなさい」・・・orz。

という訳で、写真を何枚か撮って、いりこを3本食べさせて、池に戻してあげました。