SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

カモかも

2007年07月27日 17時26分29秒 | 日常
先日大賀ホールに行ったときのこと。
建物に入ろうとしたときに、不思議な行列が道を渡ってくるのが見えた。



一列に並んで渡ってくるのは鴨の行列。
向かっている先は矢ケ崎公園の池だろう。
出てきたのは駐車場のある林だが、そこで何をしていたのか。



おー。来た来た。
カルガモの親子が道を歩いているのはときどきニュースになるが、先頭を歩いているのはマガモのようだ。



アヒルもまざっている。
カモを家禽にしたのがアヒルで、同じカモの仲間なのだそうだから、一緒にいても不思議はないようだが。

水の上で浮かぶのも飽きたので、皆で遠足にでも行っていたのかね。


初大賀ホール

2007年07月26日 21時42分25秒 | 日常
この間、と言っても6月10日のことだからもう1ヶ月以上前のことになるが、初めて軽井沢大賀ホールの中に入った。
何をしに行ったかというと能を見に。

やっていたのは
舞囃子 高砂(たかさご)
狂言  佐渡狐(さどぎつね)
能   土蜘(つちぐも)

土蜘のシテは梅若六郎、佐渡狐では野村万作と一流ドコロの演者によるものだ。

土蜘は一度、生で見てみたいと思っていたもので、土蜘が糸をパッと投げるのが見どころの派手目な能だ。糸は紙をよって先に鉛の錘を付けたものだそうで、その糸を投げるときれいに広がりながら落ちていく。
ときには客席までその糸は飛んでくる。座っていた座席の前列まできていた。

大賀ホールは五角形の形をしたホールなので、建物の横幅のもっとも長い部分よりも舞台の幅は狭くなる。だから、能舞台につきものの橋懸かりに相当する部分はまったくなく、演者は橋懸かりをスラリスラリと歩いて登場するようなこともできず、客席から丸見えの出入り口からいきなり登場することになるのが何だか違和感があった。

しかし、音楽ホールなので音はいい。
足で床を踏みならす音はホール全体に響き渡るし、太鼓、大鼓、小鼓、笛の音も皆、いい感じで響いている。

そういえば、大賀ホールに来る直前には温泉でひと風呂浴びていた。東京には能舞台がいくつもあるが、温泉から直行はできまい。橋懸かりがないくらいは我慢しよう。

今度は西洋古典音楽もこのホールで聴いてみたい。

大賀ホール

上野の夏、ニッポンの夏

2007年07月20日 21時27分01秒 | 日常
ここ5,6年ほど夏の恒例行事となっていることがある。
それは上野の亀屋一睡亭で鰻を食べ、上野公園を散歩すること。

ここの鰻は十分な蒸し時間を与えているのか、箸を入れるとすっと切れるし、脂っこさのあまりない上品さでわれわれのお気に入りとなり、毎年この時期に飽きもせずに通っている。いままで食べた鰻の中でこの対極にあるのが神田きくかわだろうと思う。ここの脂ぎった鰻がお好みの人だと、一睡亭のは物足りないかもしれない。



軽井沢に引っ越して最初の夏も、結局この習慣を通すことになった。

芸大で「金刀比羅宮 書院の美」を見たあと、鰻を食べ、その後、いつものように上野夏祭りに出ている骨董屋や植木をひやかしながら、不忍池の周囲を一周した。








地震で閉じこめられ

2007年07月17日 23時50分10秒 | 日常
昨日、軽井沢から朝9時56分発の長野新幹線で東京に向かった。東京芸術大学美術館で開かれていた「金刀比羅宮書院の美」を見るために。

途中駅の高崎駅を定刻で出発し、加速を始めてすぐに車内の電灯がすべて消え、急停車した。止ったあとも車両がなぜか揺れている。高崎駅ホームの途中で止ったのだが、見上がるとホームの屋根から下がっている時計が激しく揺れているのが見えた。
これが昨日の最大震度6強を記録した中越沖地震だった。
停電はそのまま続き、空調も止ったことから、車内は少し蒸し暑くなってきた。台風や地震で新幹線が止り、閉じこめられた人が蒸し風呂のようだった言っている場面が、ときどきニュースで報道されるが、その蒸し風呂がこれか、と思っていると電灯が灯り、空調が入った。

車内のアナウンスとi-modeのニュースでかなりの地震が起こったことがわかったので、しばらくは動かないだろうと覚悟を決める。上野で人と待ち合わせていたが、じたばたしてもしかたがない。メールで連絡し、待っていてもらう。
1時間10分にようやく新幹線は東京に向けて走り出した。
走り出してからはいつもと同じスピードで走り、止っていた時間と同じ時間だけ遅れて上野に到着したのだった。

地震の初期の段階で停止でき、安全確認後は普通のスピードで走れるということは、それだけ安全について考えられて作られている、ということなのだろう。
それに引き換え、今回またも発覚した原発の安全管理についての思考停止さ加減はどうだ。地震被害に加えて大きな原発災害が起こらなかったのは偶然でしかないのではないかと思えてくる。

なお、末筆となりましたが、この地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

「金刀比羅宮書院の美」については別記事で。

タリアセンの薔薇

2007年07月15日 22時41分05秒 | 日常
先週の日曜日のこと、軽井沢タリアセンに薔薇を見に行った。

ここのイングリッシュローズ・ガーデンにはこんな薔薇や


こんな薔薇や


こんな薔薇も


こんな薔薇が咲いていた。


そして綺麗なおねえさん3人のバイオリン、チェロ、ハープによるクラシックの演奏会も行われていた。



園内にあるペイネ美術館は、建築家アントニン・レーモンドが、昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」を移築したもの。


柵の中にいれると他のうさぎとけんかするので、中に入れないというワイルドなウサギが外でふて寝してたり、


まるまると太った鯉が大口を開いて餌をねだったりしていた。


軽井沢タリアセン

ブラックイルミネーション

2007年07月13日 18時14分20秒 | 日常
以前、ここにとんぼの湯のキャンドルナイトの写真を載せたが、実はこの写真はこちらのECO JAPANというサイトに掲載するために知り合いに頼まれて撮影したもので、今このページの4ページ目に同じ写真が載っている。
撮影料を貰ったわけではないし、宣伝してもこちらは何も得することはないのだが、お暇でしたら読んでやってください。

初ヒグラシ

2007年07月12日 22時11分17秒 | 日常


昼間、ずっと降っていた雨がいつのまにか止んで夕焼けになっていた。
そう思った瞬間、甲高いカナカナという虫の音が一瞬聞こえた。
あれはヒグラシ?
それとも幻聴か?
と思っていると、再びその虫の音が聞こえた。
確かにヒグラシだ。
こちらの林で聞こえたかと思うと、別の林でもそれに応えるようにして鳴き始めた。
しかし、それぞれ1小節だけで終わり、あとは沈黙となった。

昔はこの声を聞くとひどく物寂しい気持ちになってくるからヒグラシの声は嫌いだった。

いまは違う。何だか心に沁み入ってくる。
長い間、このヒグラシの鳴き声を聞いていなかったから、軽井沢にもこのセミがいるんだと思うと嬉しくなった。
明日も聞こえるかな、ヒグラシ。

鹿島ノ森30周年

2007年07月10日 20時50分11秒 | 食べ物屋さん
旧軽井沢地域の北西の外れにホテル鹿島ノ森というホテルがある。
泊まったことはないのだが、軽井沢に移り住む前に何度かランチを食べに来たことがある。静かな緑に囲まれたホテルで、レストランもほとんど混まないし、料理も丁寧に作ってあるしで、われわれのお気に入りの場所なのだ。
定宿のあった矢ケ崎の方から雲場池を経由して、鹿島ノ森までよく散歩した。そう決めていたわけではないが、自然とこのコースを足が向いてしまうのであった。そして、ここでランチをいただき、旧軽井沢銀座を経由して宿へと戻ったものだった。

そのホテル鹿島ノ森が開業30周年を迎えたのだそうだ。それを記念したスペシャルメニューを提供するという新聞の折り込みチラシが入っていたので、行ってみた。
軽井沢に移り住んでからここに来るのは初めてだ。いや、正確には冬の雪の日に、行った事があるのだが休業中で入れなかった。

この時期、週末になると軽井沢はかなり道路は渋滞する。
鹿島ノ森は幸いにして中軽井沢のわが家からは、離山の裏側を通る裏道を通っていけば、ちょうど裏道の出口にあるため、ラクに行くことができる。

渋滞することなく、鹿島ノ森に到着。
いつもは空いているレストランもさすがにこの日は、もう少しで満席というくらいに席が埋まっていた。こういう日に行列ができていないのは、ちょっと心配になるが、待たずに座れるのはわれわれにとってはありがたい。

スペシャルメニューというのは、ローストビーフランチ。7/1,4,8の3日間だけの企画で、30周年にちなんだのか税金・サービス料込みで3000円だ。



サワークリームのかかったローストビーフは美味でした。



窓から見える景色ももちろんご馳走だ。

鹿島ノ森

生ホタル

2007年07月08日 22時14分49秒 | 日常
軽井沢でぜひ見たいと思っていたものがある。
それは生のホタル。

以前、東武動物公園で飼育されているホタルを見たことがあるが、自然のホタルは見たことがなかった。

軽井沢の発地という地区では、「軽井沢 発地 ホタルを愛する会」の方々がここの田んぼの水路に自然発生するホタルを守るための活動をされている。

http://www.dia.janis.or.jp/~hotaru/

昨日、見に行った時点では少し気温が低かったためか、あちらに1匹、こちらに1匹と数は少なかったが、光るホタルを見ることができた。
たくさんのホタルの乱舞する様子を見たかったのだが、それが見られなかったのはちょっと残念だった。でも、ほのかに明滅を繰り返しながら光る自然のホタルを見ることができたのは良かった。

ちなみに昨日の時点で元気に光っていたのはゲンジボタル。
もう少しするとヘイケボタルが見頃になるという。
どちらも同じ地域の田んぼで見られるが、うまく棲み分けをしていて、源平合戦はしないのだそうだ。

発地のホタル