春の苦味 2009年05月13日 21時59分51秒 | 日常 謎の生物でも出てきやしないかとびくびくしながら、そらまめのサヤを割る。 中からふわふわっとした白い綿に包まれた豆が現れた。 綿の中で気持ちよさそうに寝ていたところをすまないと思ったが、 ぐつぐつに沸騰した湯でさっと塩ゆでし、あつあつのところを皮を剥いて食う。 この時期にしか味わえない、ほろ苦い春の味覚だ。 それにしても、生命力旺盛な春の野菜にはほろ苦い味が多いような気がする。 生命に苦が伴うのは必然だからか。