地面が平らなところまで登ってくると、そこにこの寺の本堂があった。
そして、振り返るとあった。
これを見るために登ってきたのだ。
宮殿という建物で、京都の清水寺と同じ懸け造り。
崖にへばりつくようにして建っている。
そこに行く途中、愛染明王堂があった。
中には愛染明王が祀られる。
愛欲の煩悩もそのまま悟りに通じることを教える密教の仏。
さらにこんな岩のトンネルをくぐっていく。
トンネルをくぐると六地蔵がいた。
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道のそれぞれにあって、衆生を救う六体の地蔵。
左から2番目は閻魔大王、一番左は地獄の入り口で亡者の衣服を脱がす役の奪衣婆(だつえば)だろう。
ここはもう異界だ。
宮殿に着いた。
象と獅子の霊獣が取り付けられ、
格子天井には絵が一枚ずつ描かれる。
ここに祀られているのは金ぴかの仏像。
釈迦如来だろうか。
(まだつづく)
そして、振り返るとあった。
これを見るために登ってきたのだ。
宮殿という建物で、京都の清水寺と同じ懸け造り。
崖にへばりつくようにして建っている。
そこに行く途中、愛染明王堂があった。
中には愛染明王が祀られる。
愛欲の煩悩もそのまま悟りに通じることを教える密教の仏。
さらにこんな岩のトンネルをくぐっていく。
トンネルをくぐると六地蔵がいた。
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道のそれぞれにあって、衆生を救う六体の地蔵。
左から2番目は閻魔大王、一番左は地獄の入り口で亡者の衣服を脱がす役の奪衣婆(だつえば)だろう。
ここはもう異界だ。
宮殿に着いた。
象と獅子の霊獣が取り付けられ、
格子天井には絵が一枚ずつ描かれる。
ここに祀られているのは金ぴかの仏像。
釈迦如来だろうか。
(まだつづく)
小諸に布引観音という寺がある。正式には布引山釈尊寺。
牛に引かれて善光寺参りという伝説があるが、この寺はそれと関係がある。
その伝説とはこういう話だ。
信心の薄い老婆が千曲川で布を晒しているときに、一頭の牛がその布を引っかけて走っていってしまった。老婆は追いかけていくと、牛は善光寺まで来たところで消えてしまった。
牛に導かれた老婆はその後、熱心に信仰を持つようになった。
これが普通に言われる牛に引かれて善光寺参りの話だが、これで終わるのなら布引観音は関係ないことになってしまう。
ちょっととってつけたような話だが、実はさらに続きがある。善光寺参り布引観音バージョンとでもいうべきか。
その後のある日のこと、老婆はふと布引山の方を見たときに、山上の岩角にあのときの布がひっかかっているのを発見する。
老婆はなんとか取り戻したいと思うが、断崖絶壁のためにどうすることもできず、念じているうちに布とともに岩になってしまった。
と、こんなオチがついている。
せっかく善光寺阿弥陀を信仰するようになった老婆は布を見た途端に、かつての強欲な性格が戻り、岩になってしまった。
うーん、それじゃ結局のところダメじゃん。と思うが、まあそれはいいとして。
布引山はこんな岩がむきだしになっている。
これが婆と布のなれの果てか?
古代は岩石信仰の対象として、中世は修験の行者が修業の対象として信仰した山ではないだろうかと思う。
歩いて20分ほどという山道を登ってみる。
途中もこんな風にむき出しの岩があったりする。
布引二段滝という看板が出ていたところだが、この日は水量が少なく牛のよだれのような滝とは呼べないような水が筋となって落ちていた。
要所要所にはこういう石仏が置いてあったり、牛が浮き出ているという岩があったりして飽きることがない。
ただし、牛の岩はどれのことだかわからなかった。
根っこが岩を飲み込んでいるような木があった。
やがて仁王門が出てきた。
ただし、この門はくぐれないようになっていて、さらにその前の道を登る。
門にお住まいだったのはこの方々。
目がクリッとしてかわいい?
そうでもないか。
牛に引かれて善光寺参りという伝説があるが、この寺はそれと関係がある。
その伝説とはこういう話だ。
信心の薄い老婆が千曲川で布を晒しているときに、一頭の牛がその布を引っかけて走っていってしまった。老婆は追いかけていくと、牛は善光寺まで来たところで消えてしまった。
牛に導かれた老婆はその後、熱心に信仰を持つようになった。
これが普通に言われる牛に引かれて善光寺参りの話だが、これで終わるのなら布引観音は関係ないことになってしまう。
ちょっととってつけたような話だが、実はさらに続きがある。善光寺参り布引観音バージョンとでもいうべきか。
その後のある日のこと、老婆はふと布引山の方を見たときに、山上の岩角にあのときの布がひっかかっているのを発見する。
老婆はなんとか取り戻したいと思うが、断崖絶壁のためにどうすることもできず、念じているうちに布とともに岩になってしまった。
と、こんなオチがついている。
せっかく善光寺阿弥陀を信仰するようになった老婆は布を見た途端に、かつての強欲な性格が戻り、岩になってしまった。
うーん、それじゃ結局のところダメじゃん。と思うが、まあそれはいいとして。
布引山はこんな岩がむきだしになっている。
これが婆と布のなれの果てか?
古代は岩石信仰の対象として、中世は修験の行者が修業の対象として信仰した山ではないだろうかと思う。
歩いて20分ほどという山道を登ってみる。
途中もこんな風にむき出しの岩があったりする。
布引二段滝という看板が出ていたところだが、この日は水量が少なく牛のよだれのような滝とは呼べないような水が筋となって落ちていた。
要所要所にはこういう石仏が置いてあったり、牛が浮き出ているという岩があったりして飽きることがない。
ただし、牛の岩はどれのことだかわからなかった。
根っこが岩を飲み込んでいるような木があった。
やがて仁王門が出てきた。
ただし、この門はくぐれないようになっていて、さらにその前の道を登る。
門にお住まいだったのはこの方々。
目がクリッとしてかわいい?
そうでもないか。
自転車を買った。といってもまだ新緑が芽吹く頃のことだったから、もう何ヶ月も前のことだが。
高原の軽井沢だけあって、さすがに風が気持ちいい。
ツルヤにも自転車で買い物に行くようになった。
もちろん役場で貰ったエコバックを持って。
いまのお盆の時期は町内の道路は車でごった返している。
先週末などは農協通りはツルヤを先頭に農協のあたりまで車が渋滞していた。
ここまで車が詰まっているのは始めてみたが、そのときもほとんど動かない車を横目に自転車でツルヤまで行った。
なんだか気がつけばエコ生活してる。
アフィリエイターにとってグーグルアドなんとか、といえばグーグルアドセンスとなるだろうが、これから書くのはグーグルアドワーズの話。広告を出す方の話だ。
少し前にこちらのサイト(http://www.moeplan.gr.jp/)で使っているドメイン管理会社からグーグルアドワーズの5000円分クーポンが送られてきたので、せっかくだから使ってみようと思ったのだ。
まず、グーグルに出す広告を何にするかを考えた。
ウチの主力商品(?)の萌年表はどうだろうか、と考えていたところ、ちょうどベクターさんで紹介されることになり、こちらからのアクセス数増加によってアドワーズの効果がよくわからなくなってしまうことが予想されたため、これはやめにすることにした。
ならば、本にしようか。
最初に出した本は割と順調に増刷を繰り返したが、その後の2冊目、3冊目がまったく鳴かず飛ばずで増刷されないまま今に到っている。
せめて1回でも増刷させるのは著者の義務、と言われたりもするし、この売れない本を広告に出してみることにした。
出すのは、最後に出版したこの本だ。
アドワーズではキーワードを登録しておき、グーグルで検索されたキーワードと一致したときに広告が脇に表示されるようになる。
アフィリエータが貼り付ける広告の方にもまた表示される。
広告をクリックしたときのリンク先も当然設定することができ、それはアマゾンのページにした。
アマゾンでは売れた順位が表示されるので、実は毎日見ている。
上位の本だと1冊2冊売れても順位はあまり変わらないが、底辺の方ではいずり回っているような順位の本だと1冊売れると順位が大きく跳ね上がる。
だから、順位を見ていれば何冊くらい売れたかわかるのだ。
広告をクリックされると事前に入金してあったお金からクリック単価が引かれていく。このクリック単価も自分で決められる。
グーグルに表示される広告の方は、キーワードごとに単価を決められ、時々刻々と変わる相場によって変動する最小入札価格よりも高い額でないと表示されない。
もうクーポン券分の額を使い切ってしまったので表示されないが、このような広告を出していた。
アドワーズではこういう形式のレポートを見ることができる。
一番上のコンテンツターゲット広告とあるのがアフィリエータのところで表示された広告、その下が登録したキーワードによる表示だ。
これでみるとグーグルで表示されたものよりも圧倒的にコンテンツターゲット広告で表示され、クリックされたものの方が多い。
その表示先レポートはこちら。実際にはまだまだ下に続く。かなりの数のサイトで表示されていたことがわかる。
アマゾンを見ていた感じでは、広告を出していた期間にだいたい2,3冊程度売れたんじゃないだろうか。
ただ、5000円の広告費をつぎこんで2,3冊ではまったく利に合わない。
この本の場合、増刷されていないので印税は発生しないが、印税があってもこれだけの冊数では全然ダメ。自分の懐から広告費を出していたら大赤字だ。
利益がもっとでるものならやってもいいかもしれない。
このクーポン券分を使い切った頃に、この本の増刷通知が来た。
上に書いたように2,3冊しか売れてないはずなので、単なる偶然だと思うが。
広告するのは他のにすれば良かったか。
そんなオチで終わるのであった~。
やれやれ。
少し前にこちらのサイト(http://www.moeplan.gr.jp/)で使っているドメイン管理会社からグーグルアドワーズの5000円分クーポンが送られてきたので、せっかくだから使ってみようと思ったのだ。
まず、グーグルに出す広告を何にするかを考えた。
ウチの主力商品(?)の萌年表はどうだろうか、と考えていたところ、ちょうどベクターさんで紹介されることになり、こちらからのアクセス数増加によってアドワーズの効果がよくわからなくなってしまうことが予想されたため、これはやめにすることにした。
ならば、本にしようか。
最初に出した本は割と順調に増刷を繰り返したが、その後の2冊目、3冊目がまったく鳴かず飛ばずで増刷されないまま今に到っている。
せめて1回でも増刷させるのは著者の義務、と言われたりもするし、この売れない本を広告に出してみることにした。
出すのは、最後に出版したこの本だ。
アドワーズではキーワードを登録しておき、グーグルで検索されたキーワードと一致したときに広告が脇に表示されるようになる。
アフィリエータが貼り付ける広告の方にもまた表示される。
広告をクリックしたときのリンク先も当然設定することができ、それはアマゾンのページにした。
アマゾンでは売れた順位が表示されるので、実は毎日見ている。
上位の本だと1冊2冊売れても順位はあまり変わらないが、底辺の方ではいずり回っているような順位の本だと1冊売れると順位が大きく跳ね上がる。
だから、順位を見ていれば何冊くらい売れたかわかるのだ。
広告をクリックされると事前に入金してあったお金からクリック単価が引かれていく。このクリック単価も自分で決められる。
グーグルに表示される広告の方は、キーワードごとに単価を決められ、時々刻々と変わる相場によって変動する最小入札価格よりも高い額でないと表示されない。
もうクーポン券分の額を使い切ってしまったので表示されないが、このような広告を出していた。
アドワーズではこういう形式のレポートを見ることができる。
一番上のコンテンツターゲット広告とあるのがアフィリエータのところで表示された広告、その下が登録したキーワードによる表示だ。
これでみるとグーグルで表示されたものよりも圧倒的にコンテンツターゲット広告で表示され、クリックされたものの方が多い。
その表示先レポートはこちら。実際にはまだまだ下に続く。かなりの数のサイトで表示されていたことがわかる。
アマゾンを見ていた感じでは、広告を出していた期間にだいたい2,3冊程度売れたんじゃないだろうか。
ただ、5000円の広告費をつぎこんで2,3冊ではまったく利に合わない。
この本の場合、増刷されていないので印税は発生しないが、印税があってもこれだけの冊数では全然ダメ。自分の懐から広告費を出していたら大赤字だ。
利益がもっとでるものならやってもいいかもしれない。
このクーポン券分を使い切った頃に、この本の増刷通知が来た。
上に書いたように2,3冊しか売れてないはずなので、単なる偶然だと思うが。
広告するのは他のにすれば良かったか。
そんなオチで終わるのであった~。
やれやれ。
以前、小諸で出会った犬の話を書いたが、これはそのときに撮っていた写真。
全宗寺の本堂。
説明の看板によると本尊は聖観音で、江戸時代初期に開かれたものだという。
そのすぐ脇に建つのが福徳稲荷大明神。こちらは江戸時代後期に建立された。
その昔、火災が起こったときに狐が鳴いて知らせたことから大火にならなくて済んだという話が残り、火伏せの神としても知られている。
岩舟地蔵、別名夜泣き地蔵。
岩舟の名前の由来はわからないが、泣いているような顔から夜泣き地蔵と呼ばれているものか。
境内の石からもこの寺の古さが偲ばれる。
一番左の石には月山、湯殿山、羽黒山と出羽三山の名が刻まれている。
軽井沢の長倉神社にも出羽三山の名の刻まれた石があり、この地域でさかんに信仰されていたのかもしれない。
全宗寺の本堂。
説明の看板によると本尊は聖観音で、江戸時代初期に開かれたものだという。
そのすぐ脇に建つのが福徳稲荷大明神。こちらは江戸時代後期に建立された。
その昔、火災が起こったときに狐が鳴いて知らせたことから大火にならなくて済んだという話が残り、火伏せの神としても知られている。
岩舟地蔵、別名夜泣き地蔵。
岩舟の名前の由来はわからないが、泣いているような顔から夜泣き地蔵と呼ばれているものか。
境内の石からもこの寺の古さが偲ばれる。
一番左の石には月山、湯殿山、羽黒山と出羽三山の名が刻まれている。
軽井沢の長倉神社にも出羽三山の名の刻まれた石があり、この地域でさかんに信仰されていたのかもしれない。
今年の冬は雪が少なくプリンスのスキー場も何だか畳の縁みたいな細いラインに撒かれた雪の上をたくさんの人が滑っているのを下界からよく見上げたものだった。
そのスキー場がいまの季節、ゆり園になっている。
先日、新聞の折り込みチラシが入っていて、そこに一人無料、同伴者割引になる券がついていたので、さっそく切り取って持っていった。
行ったのは7月22日で、いまはもっと花が咲いているらしい。
リフトに乗って山の上へ。
下界の町がよく見晴らせる。
高いところといえば、当然コレ。
アレ~?三途の川、越えちゃった~?
と言いそうになるような景色で。
そのスキー場がいまの季節、ゆり園になっている。
先日、新聞の折り込みチラシが入っていて、そこに一人無料、同伴者割引になる券がついていたので、さっそく切り取って持っていった。
行ったのは7月22日で、いまはもっと花が咲いているらしい。
リフトに乗って山の上へ。
下界の町がよく見晴らせる。
高いところといえば、当然コレ。
アレ~?三途の川、越えちゃった~?
と言いそうになるような景色で。