SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

カフェ白樺堂

2007年09月25日 23時03分05秒 | 食べ物屋さん
御代田縄文ミュージアムの隣にあるメルシャン軽井沢美術館の敷地内にエルミタージュ・ドゥ・タムラの2号店が入っているので、ちょっと覗いてみた。
1号店は必ず予約が必要で、その予約が取れないことで有名な店だが、2号店は値段も安く、予約は必ずしも必要ではないのだが、こちらも予約なしで行くのは厳しかったようで、この日(9/1)は満席で入れなかった。

予約して行けばよかったとちょっと後悔したが、同じ敷地内に同じく軽井沢ではよく知られている和洋菓子屋の白樺堂がやっているカフェがあり、ちょっとしたランチもいただけるので、ここに入ってみた。

オープンテラスもあって、こちらに座る。
風が心地いい。(行ったのは9/1だったので)







テーブルにはい上がってきたアリがうまそうにシチューをすすっていた。

あとで頼んだケーキの方は本業だけあってなかなか美味だった。

縄文の仮面

2007年09月21日 20時57分17秒 | 美術展・博物展
御代田にある浅間縄文ミュージアムでやっていた特別展「縄文の仮面」を見てきた。この特別展はもう終わってしまっているが、通常展示の方はいまも普通に見られると思う。

この館の通常展示では主に御代田町内で発掘された縄文遺跡の展示が1階に、2階には浅間山の噴火の歴史や浅間山周辺で見られる動植物や昆虫が展示されていて、それを見るだけでも結構楽しめる。

館の入り口には町内の滝沢遺跡を復元したものがある。
縄文時代の住居跡で、炉の廻りには鉄平石が敷いてあった。鉄平石というのは、薄く割りやすい石材で、諏訪地方では江戸時代には屋根を葺くのによく使われていた、というのを藤森照信氏の本で知った。実際、その鉄平石の実物も諏訪の神長官守矢資料館で見たことがある。そのときの話はこちらで

この石は諏訪独特のものかと思っていたが、佐久でも産出するらしい。
そして、それは縄文時代に既に使われていた。

中に入って通常展示を見る。
ストロボを使わなければ、撮影禁止マークのあるもの以外は撮影可とあったので、写真を撮らせてもらった。



縄文早期、縄文中期、弥生時代のそれぞれの遺跡の分布図があった。
これを見ると、縄文時代は関東に近いところに多くの人が住んでいたことがわかる。むしろ関西には何もなかった。その何もなかった関西に、のちに大和朝廷という強大な権力ができるのだから面白い。そして、首都が関東に回帰していくのはどういう因縁なのだろうか。



人面のついた土器。



御代田で出土した土器、勢ぞろい。



新潟方面でよく出土する火焔式土器に似ていると思った。それを少し軟らかくしたような感じだ。場所が近い故だろうか。



そして特別展示の縄文の仮面展。
把っ手上のところにはツチノコ?
後ろにははい上がろうとして、しがみついているのもいる。
これが縄文時代の作品か、と思ってしまうようなモダンさがある。



これは、ピカソ?と言ってしまいそうな仮面。
この形には魔よけなどの必然的な形態があったのかもしれないが、こういうのを見ると、時代が変わって生活のスタイルは変わっても、人は少しも変わってないんだなと思う。
失敗して、反省して、また忘れて同じ間違いを犯し。
その繰り返し。

浅間縄文ミュージアム

ハム

2007年09月14日 19時35分18秒 | 日常
去年、まだ軽井沢に引っ越す前のこと、人の家のハムスターを預かったことがあるが、そのときの写真のうちの1枚がこちらの特集ページで使われている。

よろしければご覧ください。

全然環境の違うウチに来てもまるで物怖じせず、ケージから出してやると楽しげに家の中を探検していた。あまりに元気でなかなかピントの合った写真が撮れなかったくらいだ。
ちなみに、一年経ったいまも元気にしているそうだ。







倒木処理の値段

2007年09月13日 21時10分58秒 | 日常
9/12の朝日新聞長野東北信版に軽井沢の風倒木被害の記事が出ていた。
それによると追分地区で30本の処理を業者に依頼した人が、120万円かかると言われたという。高すぎるという声がある一方、現場の状況によっては必ずしも高くはないという話もあるようだ。
台風処理の需要が多いために値段をつり上げているのかどうかはしらないが、以前から不動産屋さんなどから木の伐採の費用は結構かかると言われていたし、どちらにしても将来土地を買ったときに木の処分をしなければならない場合にはそれなりの覚悟がいりそうだ。

ちなみにその記事の最後に町が伐採を依頼したところ倒木4本で23万円の見積もりが出てきたと書かれている。これはちょっとふっかけすぎなのではないかと思う。

町としては以前「枝打ち特区」を国に申請したそうだ。これは、危険な木を土地所有者の許可なく枝打ちや伐採ができるようにしようというものだったのだが、国からは財産権の侵害を理由に認められなかったという。今回の被害を契機に再度、申請するという。客観的に危険な木かどうかをどう判定できるかがカギだと思うが、なかなか難しいものがあるのではないだろうか。

信濃毎日新聞ウェブ版によれば、今回の台風で被害が大きかったのは台風が南から接近したため、東からの風がもろに軽井沢を抜けていったためだという。
軽井沢は南北は山に挟まれているため、こちらからの風は遮られるが、東西方向には大きな山がないため今回の被害につながった。

http://www.shinmai.co.jp/news/20070912/KT070911FTI090022000022.htm

この記事を読んで、以前、佐久に住んでいる人が、冬は軽井沢はあまり風が吹かないが、佐久は北風が強く吹くから、むしろ軽井沢よりこっちの方が寒い、ということを話していたのを思い出した。冬の軽井沢であまり風が吹かないのは北風が山で遮られるため、と考えると理屈に合うようだ。

台風の爪痕

2007年09月10日 22時36分05秒 | 日常
京都に取材に出かけている間に軽井沢を台風が直撃していた。
ホテルでテレビのニュースを見たり、軽井沢在住の方々のブログを覗いてみると軽井沢でも結構被害があったようだ。長時間の停電もあったらしい。
貸りている家は大丈夫だろうか。新築だけど安普請な感じだから雨漏りくらいはしているかもしれない。駅前の駐車場に置いた車は倒木の下敷きになってないだろうかと心配だった。

9日の夜に京都から戻ってきて、軽井沢駅に降り立つと木の香りがいつもよりするような気がした。あちこちで折れた木のせいか。
駐車場の車はフロントのバンパーの下に折れた枝がはさまっていただけで、無事だった。家もちゃんと建っていたし、雨漏りもしていなかった。
強いて言えば、玄関脇に紙を貼って作った表札がやぶれていたくらい。

翌日の午後に車で出かけるついでに寄り道をして、あちこちの様子を見てみる。
中軽井沢の裏の通りを通ると、舗装道路にかぶった土砂をスコップで取り除く人。
さらに進むと千ヶ滝の別荘管理事務所前から西に向かう道路が通行止めになっていた。
台風が通過して3日も経っているのにこの状況ということは、通過直後は相当にひどかったのだろう。

いったん、国道に出てから1000メートル林道に抜ける。道路北側の国有林はところどころ木がなぎ倒されている。数10本単位で木が倒れているところもあれば、ほとんど倒れていない場所もある。皆、倒れている方向は同じで、正確にはかったわけではないが、木の先を南西に向けて倒れている。浅間山に当たった風が跳ね返って斜面に沿って降りたせいか。
この道から浅間サンラインに抜ける角の土地などは、爆撃でもあったかのように、ことごとく木が倒れている。地盤が弱いためなのか、木の質なのか、それとも風の通り道だったのか。



道に倒れた木は、とりあえず枝だけ切って車が通れるようにしたところもあった。



水が引く前にいろいろ見られたら土地探しのヒントとして役に立ったと思うが、さすがにこの日は水の溜まっているところはなかった。それでも木の倒れ具合から推測できる土地の様子は充分に参考になる。

最後になりましたが、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

紅葉始まる

2007年09月04日 16時51分31秒 | 日常
今日は秋の真っ青な空が広がっている。
ふと気がつくと近所の葉がもう色づき始めた。
初めて迎える軽井沢のこの季節、去年と違いすぎて何だか調子が狂う。



実は今週は本業の方を夏休みとさせてもらっていて、その間、もっぱら来春出る予定の本の原稿書きをしている。
週の後半はまた京都取材で、その切符を買いに軽井沢駅まで行ってきた。
町中にいると観光客はずいぶん減ったように見えるが、ここにはかなりの人がいた。
午後3時、窓口には2,30人並んでいる。
行く時間を間違えたようだ。しかたなく10分ほど待って切符を買った。

ちなみに、最近の京都への切符の買い方。
・軽井沢ー京都間を往復で買う。
  601キロを超えているので1割引。有効期限は10日間。
・軽井沢ー東京間の新幹線特急券はえきねっとで購入。
  駅の機械で切符を引き換えると1枚あたり100円引き。
・東京ー京都間の新幹線特急券はエクスプレス予約で。
  会員になる必要がある。特急券が安くなる。

台風が来ているようだ。
どうか京都を直撃しませんように。

秋の気配

2007年09月03日 20時59分36秒 | 日常




秋の毛生え(泣)
す、すみません。。

布引観音にて。
この僧形のお方がどなただったのかは失念してしまいました。

この写真を撮った8月13日は軽井沢もまだまだ暑かったが、8月下旬になって一気に気温が下がり、涼しいを通り越して寒いくらいになった。
短いと聞いていた軽井沢の夏だが本当に短かった。

小諸・そば七

2007年09月02日 16時52分53秒 | 蕎麦屋
布引観音から降りたあと、小諸市内のそば七という蕎麦屋に寄った。
前からこの蕎麦屋の前の銀行に行くたびに気になっていた。
古い建物をそのまま使っているもので、赤いポストが目印。



店に入って見上げるとこんなものが。
ええっ?どういう意味?



まず卵焼きを頼んだ。
甘くて出汁が効いている。甘い卵焼き好きのツレの好みの味だった。



手前がせいろ、向こう側がざる。
違いは量だけのようだ。



せいろは結構、量がある。信州の蕎麦屋は東京のそれのようにケチケチしてなく、どこも量が十分にあるのがいい。

麺は太くてコシがある。コシがあるというより噛みごたえのある蕎麦だ。

これまで「蕎麦は喉ごし」と思ってきたが、この蕎麦はその常識を覆してくれた。
噛むほどに味わいがでてくる。

軽井沢近辺の蕎麦屋だとかぎもとやが結構太い麺を出すが、それでもここの蕎麦は喉ごしよくツルツルっとのどの奥に入っていく。
そば七のは、それとは正反対で口に入れたらまず噛まなければと脊髄反射的に思わせるもさもさ感がある。こんな蕎麦は初めてだ。

これはクセになりそう。

そして、付け合わせはなぜかじゃがいも。
蕎麦味噌をつけていただく。

またそば七に蕎麦を噛みに行きたいと思う。

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そば七