SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

みの里

2008年01月07日 15時35分56秒 | 蕎麦屋
昨日の蕎麦屋特集に入れ忘れたところがあった。

【みの里】



散歩道の途中にあって、ずっと気になっていた店。
写真のように急坂を上がった先にある。
ただし、行ったのはだいぶ前なので例によって具体的な味は忘れているが、おいしかったという記憶だけはある。
そして名前も忘れてしまったが一日数食限定の蕎麦を頼んだところ、
「良かったら塩でもどうぞ」とつゆと一緒に塩が添えられていた。

塩で食べる蕎麦というのは初めてだったが、こうすると蕎麦の味がはっきりわかってなかなかの美味。蕎麦によほどの自信がなければこんなことはできないだろう。

面白い事に、ふだん天麩羅は塩の方がいいと言っているツレは蕎麦は塩よりつゆの方がいいという。逆に天麩羅は天つゆ派の私は塩で食べる蕎麦を気に入ってしまった。不思議なことに。

冬季は予約のみ。

みの里

蕎麦屋6件

2008年01月06日 12時52分53秒 | 蕎麦屋
「蕎麦ブログじゃなかったのかよ」と時々言われるので、久々に蕎麦屋の話を。
いやいや、蕎麦ブログじゃないから(笑)

ここ半年ばかり写真は撮っても、ブログに書かなかった蕎麦屋が6件たまっていたので、ここで一挙に紹介しよう。本来は蕎麦の味がどうのとかつゆがどうしたということまで書くべきだが、だいぶ前のものもあってほとんど覚えていないので、おいしいという記憶のあった蕎麦屋だけを写真メインで。

【きこり】

ハイシーズンはいつも行列ができている。国道18号沿い。この日は昼少し前に行って並ばずに入れた。喉ごしのうまさを味わえる蕎麦と蕎麦まんじゅうが美味。







きこり

【源水】

写真はないが、きこりの近所にあって気になっていた店。メニューを開くとセットメニューのような純粋蕎麦屋としては邪道なものが載っていて心配したが、蕎麦はまっとうな味。結構おいしいと思った。

源水

【いち松】

国道18号バイパス沿いの店。新蕎麦の季節に行き、軽井沢産二八そばを頼んだ。つやつやでもちもち感のある新蕎麦を味わえた。
メニューの「その辺で採れた雑きのこそば」というのが気になる。大丈夫か?





いち松

【桑風庵】

旧軽井沢銀座の一番奥に新しくできた店。蕎麦激戦区の軽井沢に新たに出店するだけのことはあり、なかなかの本格派の味。





桑風庵

【磊庵はぎわら(らいあんはぎわら)】

佐久の国道141バイパスから少し奥に入ったところにある蕎麦屋。
かなり上質の蕎麦。卵焼もおいしい。





手碾蕎麦 磊庵はぎわら

【川上庵】

町内に限定すればここが一押しだと思う。店内にはジャズが流れ、店員の態度も気持ちいい。信州で蕎麦を食べまくっているせいか、初めて食べたときの感動はなくなってしまったが、店の雰囲気を合わせたトータルの評価としてはここが一番だと思う。難点はハイシーズンはいつも混んでいること。
天麩羅蕎麦は大きなエビが出てくる。ひげや足もかりっとあがっているので、おいしくいただける。
下は限定の鴨煮込み蕎麦。初めて頼んだが、やわらかく煮込んだ鴨肉が入っていておいしい。好みとしてはあぶった鴨が入った鴨南蛮の方がいいと思ったが、これもまたいい。





軽井沢川上庵

小諸・そば七

2007年09月02日 16時52分53秒 | 蕎麦屋
布引観音から降りたあと、小諸市内のそば七という蕎麦屋に寄った。
前からこの蕎麦屋の前の銀行に行くたびに気になっていた。
古い建物をそのまま使っているもので、赤いポストが目印。



店に入って見上げるとこんなものが。
ええっ?どういう意味?



まず卵焼きを頼んだ。
甘くて出汁が効いている。甘い卵焼き好きのツレの好みの味だった。



手前がせいろ、向こう側がざる。
違いは量だけのようだ。



せいろは結構、量がある。信州の蕎麦屋は東京のそれのようにケチケチしてなく、どこも量が十分にあるのがいい。

麺は太くてコシがある。コシがあるというより噛みごたえのある蕎麦だ。

これまで「蕎麦は喉ごし」と思ってきたが、この蕎麦はその常識を覆してくれた。
噛むほどに味わいがでてくる。

軽井沢近辺の蕎麦屋だとかぎもとやが結構太い麺を出すが、それでもここの蕎麦は喉ごしよくツルツルっとのどの奥に入っていく。
そば七のは、それとは正反対で口に入れたらまず噛まなければと脊髄反射的に思わせるもさもさ感がある。こんな蕎麦は初めてだ。

これはクセになりそう。

そして、付け合わせはなぜかじゃがいも。
蕎麦味噌をつけていただく。

またそば七に蕎麦を噛みに行きたいと思う。

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そば七

蕎麦屋 福嶋屋

2007年04月04日 21時28分47秒 | 蕎麦屋
一部では蕎麦屋ブログか、とも揶揄される今日この頃だが、またまた蕎麦屋の話。

海野宿の骨董屋で1時間ばかり立ち話をした店主から教えられた蕎麦屋が福嶋屋だった。同じく海野宿の旧家をそのまま使って営業している。

入ると普通の家の座敷があって、そこにいくつものテーブルが置かれている。客がいないときはひょっとすると、そこで家人が生活しているのではないかと思わせるような生活感のある部屋だ。
見上げると鴨居の上にこの家のご先祖と思われる方の写真まで掛けられている。



二八蕎麦とくるみおはぎのセットを頼んだ。
蕎麦はコシがあり、蕎麦つゆとのマッチングもばっちりですごくおいしい。
それに蕎麦の色がすごくいい。健康的な蕎麦、というものがあるなら、この蕎麦をいうのだろう。
くるみおはぎには甘辛い味噌だれがかかっていて、もっちりとした触感のくるみおはぎがこれまた絶品で、うまーい。



ここの店主とも少し話をしたが、本当に蕎麦好きといった感じの人だった。本当においしい蕎麦かどうかを見るには、暖かい蕎麦を頼むといいという。暖かい蕎麦で最後までコシがあれば、それは本物の蕎麦だというのだ。
そのために、最初から堅い蕎麦にする蕎麦屋もあるが、そんなのはダメだという。

ツレが頼んだ温かい蕎麦は確かに最初から最後までちゃんとしたコシがあった。
どうやら自慢だったらしい。

軽井沢においしい蕎麦屋がないと行って、わざわざ食べに来る客もいるのだそうだ。
軽井沢でいまのところ一番おいしいと思っている店(このブログでは未紹介)の名を出したが、ある客がそこはおいしくなかったと言っていたと、即座に言われた。(店主は行ってないらしい)
別の軽井沢の蕎麦屋の名を出すと、そんなの全然相手にならないという風に、手を前でひらひらさせた。

いやいや、信州の蕎麦屋はあきれるくらいにレベルが高い。

福嶋屋

つる忠

2007年03月18日 19時15分17秒 | 蕎麦屋
千曲市稲荷山の蕎麦屋、つる忠。

このあたりに行く用があったのと、たまたまここで記事を読んだので、この店で昼食をとることにした。

辛味大根のおしぼり汁そばも捨てがたかったが、結局、ごまだれ、クルミだれ、普通の蕎麦つゆの3種類のタレがついたそば三昧を頼む。ツレは海苔付きのざるそば。それに天ぷら盛り合わせを頼んだ。メニューにあった「そばやのだしのきいた卵焼き」という文字に目が貼り付いたまま、離せなくなってしまったが、天ぷらを頼むことにしたので、今回そちらは諦めることにした。



そばは二八そば。コシがあっておいしい。
そばつゆに付けてすすると、つゆによってひきたたされたそばの風味が香ってくる。
天ぷらは海老、れんこん、ピーマンなどの他にふきのとうが入っていた。
どれもからっとあがっている。

こういう店を見つけるたびに、信州は蕎麦の名所だなと思う。

玄関には馬子さんが馬を連れて食べに来ていた頃の名残という、馬繋ぎの石が置いてあった。

つる忠

そば屋 志な乃

2007年03月12日 20時40分31秒 | 蕎麦屋
18号バイパスの塩沢交差点の角にある蕎麦屋、志な乃

塩沢グルメロードにある3件ほどの店のうちの1つで、グルメロードという安っぽい名前の敷地にあるにしては、結構ハイレベルな蕎麦屋だった。
相盛り蕎麦を頼んだ。それにだし巻き玉子焼き。ツレは石臼挽き蕎麦。

だし巻き玉子は、四角い皿を満たしたとろみのついたダシの中に浮かぶようにして四角く焼いた玉子焼きが置かれている。こんな玉子焼きは見たことがない。
熱々の玉子焼きを匙で取り皿に取り、これまた熱々のとろっとしたダシをかけていただく。口に入れるとダシの風味がいい感じで玉子焼きと合わさっておいしい。

食べ終わった頃に蕎麦がきた。
相盛り蕎麦は、真っ白な更級蕎麦とおらが蕎麦という田舎蕎麦のふたつが1つの皿に盛ってある。
ツレの頼んだ石臼挽き蕎麦と合わせて3種類の蕎麦を楽しめた。
蕎麦の種類だけでもこれだけの種類を置いてあるのは、相当に自信があるということだろう。
一番蕎麦の香りがするのは石臼挽き蕎麦。その次がおらが蕎麦、最後が更級蕎麦というある意味当然という順番だった。

蕎麦はいずれもかなり細く切った麺。
もう少し太いほうがのどごしの良さを楽しめるはずだが、こういうのもまたいい。

志な乃

かぎもとや

2007年01月12日 21時15分15秒 | 蕎麦屋
長倉神社での初詣のあとで、中軽井沢駅前にあるかぎもとや本店に行った。
以前、同じ店の18号バイパス店に行った事があるが、そのときの蕎麦は非常にかみごたえがあるもっさりとした麺で、あまり感心しなかった。
この店の蕎麦を勧めてくれる人がいたので、行って見たのだが、どうしてこの蕎麦を?と疑問に思っていたのだった。

今回行ってみてわかったのは、本店とバイパス店では全然味が違うということ。
ここのは太い麺にも関わらず喉ごしがよく、すすっと入っていく。
この蕎麦なら人が勧めるのもわかる。
本店は駅前で車だと行きにくい場所にあるが、かぎもとやの蕎麦を食べるなら絶対に本店に行くべし。

ちなみに今回頼んだのはけんちんざる。
けんちん汁を蕎麦つゆ代わりに蕎麦を食べる、わけではなく、ざるそばとのセットだ。



写真の向こう側はツレが頼んだとろろそば。
席に着くとお茶と野沢菜漬が出てくるのも信州らしくていい。

かぎもとや本店





蕎麦:笹舟

2006年12月25日 21時17分23秒 | 蕎麦屋
前から散歩道にあって気になっていた笹舟という蕎麦屋に行ってみた。



席数は座敷に3席、土間?に2,3席と少し狭く、どこかのお宅にお邪魔したような感じで、隠れ家風のお店だ。

天ぷら蕎麦を頼んだ。ツレはとろろ蕎麦。

でてきた蕎麦は平べったく太めの麺だが、もったりとした感じはなく啜ると喉ごしよく胃にすべりこんでいく。量も十分ある。

軽井沢の蕎麦屋で比較すると、平らな形は「かぎもとや」のものに似ているが、あの麺ほど黒くはなく、また噛みごたえのあるかためのものではない。
好みとしてはコシの強さがもう少しあったほうがいいと思ったのだが、これはこれで十分おいしい。

つゆは甘めのもの。
天ぷらもカラッとあがっている。小海老が2本とピーマンなどの他にブロッコリーの天ぷらも入っていた。堅そうな印象のブロッコリーだったが、齧ってみるとすごく柔らかくみずみずしい。



蕎麦の写真は撮りわすれたので、蕎麦湯で勘弁を。

せっかくいい店を見つけたと思ったが、年内で閉店。その後は、ご主人の体調を見ながら土日開けるとのこと。
土日に来て開いてたらラッキーと思って下さい、とのことだった。

笹舟