SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

鯖いばる

2008年07月30日 22時00分29秒 | 日常
先週はやけに夕立が多かった。夕方になると決まって雷鳴がとどろき、バケツの水をひっくり返したような豪雨が降るのだった。
この間の日曜日もそいつは夕方にやって来たが、暴力的な感じがいつもよりも激しかった。

夕方4時半頃に停電。
すぐに回復するかと思って待つが、なかなか電気は来ない。

その昔買ってあった手回しでライトとラジオが使えて携帯の充電ができるやつが役に立った。東京に住んでいた時に地震が頻発するので、買っておいたもので、今回、初めて使った。最近は地震を検知して光と音で自分の場所を知らせてくれるようなのもあるようだ。
さっそくFM軽井沢にダイヤルを合わせると、町内の一部地域で停電をしていて、中部電力が復旧作業しているという話だった。

いま住んでいるところは水道もポンプで引き揚げているので、電気が止ると水もでなくなる。風呂の残り水を捨てずに取っておいてあったので、トイレの水はこれが使えた。ガスはプロパンなので、火を使う事はできる。ただ、煮炊きにこの水を使う勇気はない。

大地震などのサバイバルモードであれば、即座に近所のコンビニなどでミネラルウォーターを確保に走るところだ。なければ近くの湯川まで水を汲みに行く。これでひとまず命は繋げられるだろう。

しかし、今回は一部地域が停電しているだけだし、夕食時間までに復旧しなければ外食しに出かければいい。

電気が来ないとやることがないものだ。
雷雨は止まり、日も出てきたのだが、夕方、どんどん暗くなっていく時間帯なので本も読めず、外を眺めたりしていた。

それで気がついたのだが、虹が出ていた。セオリー通り太陽と反対側に。



やがてものすごい夕焼けになった。



電線が丸写りだが、これしか撮らなかったので。。。

結局7時になっても復旧せず、外に食べに出かけ、そのまま所用で東京まで往復し、深夜に帰ってきたときには無事に回復していた。

中部電力によると復旧は23時過ぎだったらしい。


長倉神社の花火

2008年07月13日 12時41分26秒 | 日常
正確には長倉神社の境内にある八坂神社のお祭り。
去年は用事で軽井沢を離れていたため見る事ができなかった。
確か雨で順延になったのではなかったかな。



ウチからでも見えると思うが、歩いてもすぐなので神社まで行って見た。
いつもはひっそりした境内も夜店がたくさんでて盛況だった。



新聞に入っていた折り込みチラシには19時半開始と書かれていたが、実際に始まったのは20時。なかなか始まらないので神社にお参りに行ったところ、社殿では宮司さんが、柏手を打って下げた頭にひとりひとり宮司さんが白いひらひらの付いたおおぬさでお祓いをしてくれていた。



神社の西側の林を北側に行くと、原っぱがあって、そこにたくさんの人が寝っころがって見ていたので間に入れさせてもらった。
敷物を持ってきてよかった。



寝ながら見る花火のなんとらくちんなことか。



写真を撮る上で電線があるのが気になったが、らくなのでそのまま移動せず。



昼間、かなり気温は上がったが夜になってちょっと涼しくなった。



一瞬で散っていくはかなさ。
花火を見るとちょっと物悲しい気持ちになる。



もう終わりかなと立ち上がると、隣にいた人から、いま向うでナイアガラをやっていて、そのあとにスターマインをやるからもう少し待ってな、と言われた。ここからはナイアガラは見る事はできなかったが、最後のスターマインまでじっくり堪能させてもらった。


女街道入口から釜ケ淵までのルートを推定する

2008年07月11日 20時34分47秒 | 軽井沢の史跡
前回の記事では女街道入口から入って、途中で道を失った。
その後の道はどうなるのか、気になって地図を眺めていた。女街道の説明板にはこの道は釜ケ淵を通っていると書かれていた。しかし、現在の地図には女街道から釜ケ淵に向かっている道はない。ならば、それは推定するしかないだろう。
古道沿いには寄り添うように古い神社や古跡があるものだ。地図をじっくりと見ていると、熊野神社という神社が見つかった。
しかも、不自然に断ち切られたような道がこの神社前を通っている。

そういうわけで、かつての女街道はこの神社前を通って釜ケ淵まで通っていたのではないか、と推定して引いてみたのが下の地図だ。

前回、道を見失った場所に行く前には分岐が1箇所あり、もしかしたらまっすぐ南に行くのが正解だったかもしれないとあとから思った。その分岐点に如意輪観音の石碑があり、その石の向いている方向を考えると、そうなのではないかとあとから思ったのだ。そんなわけで地図にはそのように南に降りるように線を引いてある。

次はその熊野神社の周辺を訪ねてみたい。

地図を見る

杉瓜の白い地蔵

2008年07月09日 21時03分22秒 | 軽井沢の史跡
中軽井沢北側のウチから杉瓜までは自転車で30分程度。
農協通りをツルヤの前を通って、先日紹介した烏明神の前まではほぼ下り坂。特に農協通りがゆるい坂になっているというのは自転車に乗るようになるまでは気がつかなかった。それほどにゆるやかな傾斜だ。
塵芥処理場の前の道を南下するとやがて発地川を渡るが、この周辺はこの川が削った地形によっていったん大きく下ってから、また上りになる。杉瓜まではこの上りが唯一の難所だ。
ここを上りきった杉瓜の集落の外れに地蔵らしい石仏を見つけた。



その奥にはお墓。
この地蔵は墓守でもあり、集落の守り尊でもあるということらしい。

石仏に白い布が巻かれているというのはこれまでに見た事がない。
しかも胴体全体が巻かれている。
お墓ということで死に装束の白と関係しているのだろうか。
それと地蔵と書いたが、布で巻かれているため本当に地蔵かどうかはわからない。たぶん、地蔵だろうと思うが。

杉瓜の白い石地蔵

和宮の井戸と謎の石碑

2008年07月06日 13時24分10秒 | 軽井沢の史跡
先日、こちらのブログを見ていたら、どこかで見た景色の写真が載っていた。(下の方の和宮の井戸の話)

ここ、うちの近所ではないか、とさっそく見に行った。
場所はすぐにわかった。



大きなケヤキの木の根元に石で囲った井戸があった。

この木が枝を無残に伐られた木か。。。

そして井戸。
これが幕末、皇女和宮が京都から江戸への下向で中仙道を通ったときに急遽造ったという井戸らしい。そんないわれのある井戸なのに草ぼうぼうで荒れ果てているのはどうしたことだろう。



おや?井戸の奥に石碑があるぞ。



おおっ。梵字が彫られている!
梵字とはインドの古代文字で、仏教とともに日本に入ってきた。梵字は文字なのでもちろんそれで文章を書く事もできるが、1文字で仏を象徴させることも仏教ではよく行われている。
この石碑に彫られた梵字は3文字。3体の仏がここに表されていることになる。

一番上に彫られる梵字は胎蔵界大日如来を表すアーンク。
下の右側が金剛界大日如来を表すバン。
下の左側が阿閦(あしゅく)如来を表すウーン。
(あしゅくのしゅくの文字はご利用のOSによっては正しく出ない場合もあります。門の中に人が3つ入った字です。)

仏教の一派である密教においては世界の中心は大日如来であるとし、胎蔵界と金剛界という2つの味方を通してその世界観を展開している。
下の碑文を解読すれば、なぜここに2つの大日如来と1つの阿閦如来が彫られているのかがわかるかもしれないと先日もう一度見に行って見た(写真は5月下旬)が、草がさらにぼうぼうになっていて、もはや中に入り込めなかった。今度は冬にでも見に行ってみよう。

井戸と石碑

アントニン&ノエミ・レーモンド展

2008年07月04日 17時39分39秒 | 建物探訪
例によってとっくに終わってしまっているのだが、高崎市美術館でやっていた「アントニン&ノエミ・レーモンド展」を5月の終わりに見に行った。

建築家アントニン・レーモンドの作品とその奥さんノエミの家具や布が展示されていた。
この展示の面白いのは第2会場が高崎哲学堂、第3会場が群馬音楽センターとなっていることだ。高崎哲学堂はレーモンドの自邸を引き写して井上房一郎が自邸兼事務所として建てた建物。群馬音楽センターはアントニン・レーモンドその人が設計した建物で、いずれもレーモンドに関わりがある建物。
各地を巡回したこの展示だが、実際の建物が揃っている高崎でやるのが一番ふさわしい。

以前は「ウェグナーに座ろう」展で訪れた高崎哲学堂だったが、今回久々に再訪した。



雨が降っていた前回とは少し趣が違う感じがする。



潔いくらいに長い直線が引き締まった表情を見せる。



チェコ生まれの建築家でありながら、日本のスタイルを見事に取り入れていて、ちょっと不思議な感じもする。丸太で挟み込んだ柱などは、レーモンドスタイルと呼ばれる独特のものだ。



窓から見える景色もついうっとりと見とれてしまう。
ここもちょっと角度を変えて見上げると武骨で不愉快なコンクリートのマンションが目に入ってしまうのだけど。

隣県でありながら長野とは段違いに安いガソリンを帰りに忘れずに入れてきたのはもちろんのことである。

雲場池 ピロシキ

2008年07月01日 21時52分50秒 | 雲場池
半ば、定点観測的に季節の変わり目に行きたくなる雲場池。
6/1(もう1ヶ月も経ってしまったか)に行ってきたときの様子。



ウチから自転車で20分。
おにぎりを持ってでかけた。



ここの空気の透明感は同じ軽井沢でも他とは違うような。



まだまだ新緑がきれいだった。



こういうのを絵のような美しさというのだろう。
(ええ)



中島には藤の花が咲いていた。



平和だ。。。



ついでに旧軽井沢まで行って、沢屋旧軽井沢店でピロシキを食してきた。



中はこんな感じ。
注文を受けてから揚げたアツアツのヤツをいただいた。