SOHO@軽井沢

仕事の話はほとんど出てきませんが、軽井沢でSOHO生活してます。

武相荘

2008年04月18日 21時39分34秒 | 建物探訪
町田の武相荘。ずっと前から見てみたいと思っていたところだ。
白州次郎・正子夫妻が住んだ家。食料が無くなるかもしれないと戦争が激しくなる前に農地の多い町田に古い農家を買い求めて引っ越した家だ。
最近では白州次郎の方が知られているかもしれないが、私にとっては白州正子の家という思いが強い。
かつて『十一面観音巡礼』『かくれ里』などを読み、人里離れた集落を訪れては、その中に埋もれてしまった古い習俗を掘り出し、その意味を問い、日本の文化の源を探し出す姿に感銘を受けたものだった。
そして青山二郎や小林秀雄らから骨董の手ほどきを厳しく受けた審美眼は一流のものがある。その本物の美意識を実際にこの目で確かめてみたいと思っていたのだ。




坂道を上って行くと、丘の中腹にあるこの家の門が見えてきた。
右下には臼の上に「しんぶん」と手で書かれた板が乗せられていてほほ笑ましい気持ちになる。



訪れた3月初めのこの日、門をくぐると紅梅が咲いていた。



古い農家を住みやすいように現代風に改造していった。
残念ながら内部は撮影禁止で室内の写真はないが、古いいいものがたくさん置かれていた。



蚕網を壁に垂らして花を生けたり、上の写真のようにロウソク立てを花生けとして使ったりした。普通の人にとっては単なる道具に過ぎないものが、正子さんにとって美の対象となった。子供の頃から本物に触れ、そして本物を知る周囲の人たちから鍛えられたことで、獲得した能力なのだろう。



門の「しんぶん」と同じ筆跡で「うへの納屋」。
この階段上に納屋があった。



美しいたたずまいの家だ。



次郎氏は車好きとして知られ、英国留学中にはベントレーやブガッティを乗り回し、晩年はポルシェ911Sに乗っていた。
軽井沢にも別荘があり、また軽井沢ゴルフ倶楽部の常任理事も務めた。
まだ高速道路が通っていない時代のことだから碓氷峠をポルシェを駆って、軽井沢を往復したことだろう。
軽井沢の住所は便せんにも印刷されていた。



庭に石仏を置いたのは正子さんだろう。



ここを「鈴鹿峠」と名付けた。石まで立てる凝りようだ。



「鈴鹿峠」もいよいよ峻険な峠にさしかかる。



そして一周して元の場所へ。
整然と並ぶ四角い石のリズム感が心地いい。
居心地の良さに気がつけばすっかり日が傾く時間となっていた。

四川料理 華

2008年04月08日 20時33分50秒 | 食べ物屋さん
昨日、ラ・ルーチェを紹介したが、もう1軒、ウチから歩いていけてしかもこんな外見の建物なのに、こんなうまいものが!?という店がある。

それが「四川料理 華」。

いこい山荘という旅館の中に入っていて、一見すると店には見えない。
シェフは中国の人で料理の鉄人にも挑戦したことがあるという人だそうだ。

入り口は旅館と兼用の玄関で、スリッパに履き替えて店内に入る。
いつも不思議に思うのだが、旅館の入り口に入ったのに「さあどうぞ」と店内の方に案内される。宿泊客だとは思わないんだろうか。昼のランチタイムだからだろうか。



目下のところお気に入りはこの蟹チャーハン。蟹肉がたっぷり入っていて、チャーハンもあっさりした味がいい。水餃子もうまい。
もちろん四川料理の店なので坦々麺もオススメだ。

ハイシーズンでも混んでいるところを見た事がない。経営は大丈夫だろうかと心配になってしまう。「ラ・ルーチェ」同様、頑張って欲しい店のひとつだ。
と、書きながら最近行ってなかったりする。例の餃子問題で打撃を受けていなければいいのだが。。。

いこい山荘

四川料理 華

ラ・ルーチェ[イタリアン]

2008年04月07日 19時22分31秒 | 食べ物屋さん
ウチから歩いていける距離にお気に入りのイタリアンの店が2件ある。
ひとつは「ラ・パッキア」。こちらは有名でよく紹介されている店だ。
もう一軒は「ラ・ルーチェ」で今日紹介したいのはこちらの店。
国道146号線を中軽井沢駅前の交差点から北軽井沢方面に向かうとすぐに、右手に中軽井沢の派出所が見えてくるが、そのカドの道に右折したところにある。



外から店内を覗くと中は畳敷きでそこにテーブルが置いてあって、お好み焼き屋?と思ってしまうような店だ。
裏道として使う道にあって、よく通るので前から気になっていた店だ。
先日意を決して入ってみた。



中では薪ストーブが焚かれていた。
入ってみると室内は、外から見るよりもさらにもの寂しい感じがする。



しかし、そうした外見に反して出てくる料理はかなり本格的。
そしておいしい。
これは下仁田ネギとカラスミのピザ。



ヤギのチーズのトマトパスタ。



壁のメニュー。
店のたたずまいの割には値段が高い感じがするが、味はかなりのハイレベルだ。

何とかもう少しいい店舗に入れるようになって欲しいと応援したくなる店だ。

ラ・ルーチェ

アマゾン長すぎ

2008年04月06日 17時38分22秒 | 日常
先日出たこの本のアマゾンへのリンクをここgooやcocologのサイドバーしようとしたところ、長すぎてリンクの設定ができなかった。cocologは256文字まで、gooは128文字までの制限があった。
この本のリンク先は

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%86%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%84
%89%E3%81%97%E3%82%80%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%BB%8F%E5%83%8F%E5%B7%A1
%E3%82%8A%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-
%E7%A6%8F%E5%B2%A1-%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4780403758/ref=sr_1_1?
ie=UTF8&s=books&qid=1205154465&sr=1-1

と非常に長い。

前作のリンクはこうだった。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4780400171/qid=1143025513/
sr=8-4/ref=sr_8_xs_ap_i4_xgl14/250-2425234-4505007


ちなみに、上の%なんちゃらのところをデコードすると
ゆっくり愉しむ京都仏像巡りベストガイド-福岡-秀樹
のようにここに書名と筆者名が入っていることがわかる。

入らないなら入るようにしてやれ、ということで短いURLでリダイレクトさせて飛ばすようなのを作ってみた。

『ゆっくり愉しむ京都仏像巡りベストガイド』
http://www.moeplan.gr.jp/cgi-bin/redirect.cgi?key=kyotobutuzou

『京都で古いお寺や神社を巡るやすらぎの旅』
http://www.moeplan.gr.jp/cgi-bin/redirect.cgi?key=kyotoyasuragi

『鎌倉でお寺や神社をめぐり、史跡と仏像に会いましょう』
http://www.moeplan.gr.jp/cgi-bin/redirect.cgi?key=kamakura

『京都・奈良のお寺で仏像に会いましょう』
http://www.moeplan.gr.jp/cgi-bin/redirect.cgi?key=kyotonarabutuzou


もしお困りの人がいらっしゃったら(いないか)どうぞこのURLをご利用ください。

ついでに、これを他の人からも登録できるようにして無料ユーザーは一旦、広告ページを表示させてから目的のページに飛ぶようにし、有料ユーザーは広告ページなしで飛べるようにするようなのを作れば儲かるかもしれない。クリック解析もできるぞ、と一瞬、夢が広がったが、調べてみると仕組みが簡単なだけあって既にいろいろなところがやっている。
それに、スパム業者に使われ、スパムメールで送り付けられた相手の苦情まで来たりすることもあるらしい。
うーん、それはちょっとヤだな、と夢はすぐにしぼんだのであった。

長野県民化完了

2008年04月02日 22時25分25秒 | 日常
3度目の車検に出した。
去年の定期点検に続いてプジョー長野まで車を持ち込んだ。
今回大きかったのはフロントのスタビライザーバーリンクのボールジョイントが磨耗しているということで交換になったのと、クーラントの漏れによるハウジングごとの交換、そして、フロントのブレーキローターの磨耗による交換。7年経つといろいろ出てくる。

アクセルを踏んだときに国産車のようにひゅんひゅん廻るわけではなく、どちらかというとやや鈍重な感のあるエンジンだが、いまもすこぶる調子はいい。
まだまだ走ってくれそうだ。

車検ついでに「足立」のままだったナンバープレートを「長野」にすべく住所変更もお願いした。その前はナンバープレート交換を自分で2回やっているが、料金を聞くと意外と安かったのでやってもらうことにしたのだ。



そんなわけで「長野」ナンバーになった我が車。
形式上はこれで完全に長野県民になった。
真の長野県民になるには、あとは日本一有名な県歌「信濃の国」を歌えるようになることか。



ディーラーでこんなものを貰った。
メモばさみ。



下の錘の部分。
ペイントが雑すぎてよくわからないが水に浮かんでいるのは恐らく207。