この間、と言っても6月10日のことだからもう1ヶ月以上前のことになるが、初めて軽井沢大賀ホールの中に入った。
何をしに行ったかというと能を見に。
やっていたのは
舞囃子 高砂(たかさご)
狂言 佐渡狐(さどぎつね)
能 土蜘(つちぐも)
土蜘のシテは梅若六郎、佐渡狐では野村万作と一流ドコロの演者によるものだ。
土蜘は一度、生で見てみたいと思っていたもので、土蜘が糸をパッと投げるのが見どころの派手目な能だ。糸は紙をよって先に鉛の錘を付けたものだそうで、その糸を投げるときれいに広がりながら落ちていく。
ときには客席までその糸は飛んでくる。座っていた座席の前列まできていた。
大賀ホールは五角形の形をしたホールなので、建物の横幅のもっとも長い部分よりも舞台の幅は狭くなる。だから、能舞台につきものの橋懸かりに相当する部分はまったくなく、演者は橋懸かりをスラリスラリと歩いて登場するようなこともできず、客席から丸見えの出入り口からいきなり登場することになるのが何だか違和感があった。
しかし、音楽ホールなので音はいい。
足で床を踏みならす音はホール全体に響き渡るし、太鼓、大鼓、小鼓、笛の音も皆、いい感じで響いている。
そういえば、大賀ホールに来る直前には温泉でひと風呂浴びていた。東京には能舞台がいくつもあるが、温泉から直行はできまい。橋懸かりがないくらいは我慢しよう。
今度は西洋古典音楽もこのホールで聴いてみたい。
何をしに行ったかというと能を見に。
やっていたのは
舞囃子 高砂(たかさご)
狂言 佐渡狐(さどぎつね)
能 土蜘(つちぐも)
土蜘のシテは梅若六郎、佐渡狐では野村万作と一流ドコロの演者によるものだ。
土蜘は一度、生で見てみたいと思っていたもので、土蜘が糸をパッと投げるのが見どころの派手目な能だ。糸は紙をよって先に鉛の錘を付けたものだそうで、その糸を投げるときれいに広がりながら落ちていく。
ときには客席までその糸は飛んでくる。座っていた座席の前列まできていた。
大賀ホールは五角形の形をしたホールなので、建物の横幅のもっとも長い部分よりも舞台の幅は狭くなる。だから、能舞台につきものの橋懸かりに相当する部分はまったくなく、演者は橋懸かりをスラリスラリと歩いて登場するようなこともできず、客席から丸見えの出入り口からいきなり登場することになるのが何だか違和感があった。
しかし、音楽ホールなので音はいい。
足で床を踏みならす音はホール全体に響き渡るし、太鼓、大鼓、小鼓、笛の音も皆、いい感じで響いている。
そういえば、大賀ホールに来る直前には温泉でひと風呂浴びていた。東京には能舞台がいくつもあるが、温泉から直行はできまい。橋懸かりがないくらいは我慢しよう。
今度は西洋古典音楽もこのホールで聴いてみたい。