文武学校は松代藩の藩校として八代藩主真田幸貫が水戸の弘道館に範をとって計画したもので、名前の通り文武両道をここで教えた。
今回の松代で一番気に入ったのがここだった。
文学所・剣術所・柔術所・弓術所・番所などの建物群が当時の面影そのままに残っている。
それぞれの建物にはそのまま入れるようになっている。
剣術所と書かれた建物に入ると、ひとりの着物の男性が腰の鞘から刀を抜き、エイッという掛け声とともに振りおろし、再び、静かに刀を鞘におさめるという動作を繰り返していた。
どうやら観光客向けのパフォーマンスではなく、自身の鍛練ためにやっている様子。とすると、あの振りおろしている刀は真剣か。
動作に隙はまったくなく、カメラを向けるのもためらわれるほどだった。
文学所から外を眺めてみる。
長い廊下が続く。
いくつもの障子。
文学所ではこの机の前に講師が座り、大勢の受講者を前に講義を行ったことだろう。
すり減った階段の木が歴史を感じさせる。
何人のさむらいがこの板を踏んだのだろう。
ここにも真田の六文銭が。
ひなたぼっこをしたら気持ちが良さそう。
どこを見ても中世の景色で。
クルシュウナイ。チコウヨレ。
(松代の話、もう少し続く)
今回の松代で一番気に入ったのがここだった。
文学所・剣術所・柔術所・弓術所・番所などの建物群が当時の面影そのままに残っている。
それぞれの建物にはそのまま入れるようになっている。
剣術所と書かれた建物に入ると、ひとりの着物の男性が腰の鞘から刀を抜き、エイッという掛け声とともに振りおろし、再び、静かに刀を鞘におさめるという動作を繰り返していた。
どうやら観光客向けのパフォーマンスではなく、自身の鍛練ためにやっている様子。とすると、あの振りおろしている刀は真剣か。
動作に隙はまったくなく、カメラを向けるのもためらわれるほどだった。
文学所から外を眺めてみる。
長い廊下が続く。
いくつもの障子。
文学所ではこの机の前に講師が座り、大勢の受講者を前に講義を行ったことだろう。
すり減った階段の木が歴史を感じさせる。
何人のさむらいがこの板を踏んだのだろう。
ここにも真田の六文銭が。
ひなたぼっこをしたら気持ちが良さそう。
どこを見ても中世の景色で。
クルシュウナイ。チコウヨレ。
(松代の話、もう少し続く)