「ねこのすけ」のつれづれなるままに・・・

心地よい暮らしを求めて、あれこれ模索する日々のこと

バンクーバーオリンピック 女子フィギュアを見て

2010-02-26 19:59:12 | 私の感性(メディアからの感想)

バンクーバーオリンピック。
注目の女子フィギュアもフリーを終え、メダルが決まりましたね。

いつもは、息子ねこたろうにTV(貯め撮りのアニメ)を占領されるのですが、
今回は珍しく、お昼のLIVE放送で、女子フィギュアフリーを観ることができました。

フィギュアスケート、ねこのすけは、まったくもって素人ですが、生意気にも以下のように感じました。

日本勢。
鈴木明子選手。
オリンピックという大舞台で、フリーは「自分の滑り」を取り戻したかのように、堂々と滑り切って、本番の精神の強さを感じました。
ウェストサイドストーリーのステップが印象的でした。

安藤美姫選手。
やはり、オリンピックという大舞台・本番で、オリンピック独特の緊張感に臆することなく、「自分の滑り」を貫き、しかも、1つ1つ丁寧に演じている(滑っている)と感じました。
トリノからは大きく進歩したと思います。
結果5位であっても、クレオパトラの世界を観客(視聴者)に魅了したのではないでしょうか。
フィギュアって、スポーツだけど、芸術でもあるなぁと感じました。

浅田真央選手。
オリンピックという大舞台で、ジャンプ(トリプルアクセル)を成功させたのは、技術的に高いのでしょうね。
ミスがあったようですが、大きなミスと見せず、重厚な「鐘」という楽曲の世界を演じ切ったように思います。
でも、ジャンプの成功の結果の「銀」の喜びより、
いつもライバル視されてきた、キム・ヨナ選手に負けた「銀」である悔しさの方が、気持ちの上で大きかったのでしょうか。
演技直後のインタビューでの涙からそのように感じました。
そういった「悔し涙」を見て、
「あぁ、彼女は、これからもっと伸びるんだろうな」
と感じました。

キム・ヨナ選手。
間違いなく「金」の滑りでした。
SP首位、オリンピックという、異様なまでの緊張感の中で、
その緊張感をいい意味で、味方につけたかのような、
それこそ、そんな重圧をよそに「自分の滑り」を貫き、オリンピック本番でのパーフェクトな演技。しなやかな滑り。
観ていて、感動の身震いがしました。

 

4年前、トリノオリンピックでの、荒川静香選手の「金」
フリーの「トゥーランドット」は今でも忘れられません。
楽曲にあった華やかな滑り。
点数には関係ないけれど、今や、荒川選手の代名詞ともなった「イナバウアー」を取り入れたこと。
まさに「魅せる」フィギュア。
演技そのものも素晴らしかったけれど。
本番に、緊迫感に押されることなく、「自分の滑り」に集中し、「魅せる」演技を貫いた、荒川選手の精神性にも感動したのを覚えています。
メダルを取ろう!とか、そういう気おいや肩の力が入っている状態には思えませんでした。
ただただ、「無心」に演技に集中しているというような。
そののびやかな美しさに感動したのだと思います。
(自分の出番まで、ヘッドホンを付けて、自分のことに集中していた荒川選手の姿も印象的でした)
当時、金メダル候補に、ロシアのスルツカヤ選手もいて。
でも、スルツカヤ選手は、フリーでまさかの転倒。
まさに「魔物がいる」とも言われているオリンピックの舞台。
本番で、気後れせず、「どれだけ平常心を保て、自分本来の滑りができるのか」、が鍵なんだなぁと思ったものです。
おそらく、それができたか、できなかったかで「金」への差になるとも感じたトリノでした。

それからすると、今回のバンクーバーの女子フィギュアは、とてもレベルが高く、
そして、
「自分の滑りに徹する」
選手が増えたようにも感じました。
一旦は、メダルや点数のことを忘れて、
「人を感動するような演技をしたい」
という、純粋な気持ちで臨む、とでもいうのでしょうか。
鈴木選手や、安藤選手からは、そのようなものを感じました。

 

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