息子ねこたろう(2歳6ヶ月)は、最近「アンパンマン」を見ることにはまっています。
それは、最近になって、ようやくDVDプレーヤー(ウチはブルーレイにしたんですが)を買って、テレビ番組の録画をできるようになったからです。
ビデオの録画デッキ(ねこのすけが一人暮らしで使っていた「テレビデオ」)が壊れて以来5年間、それに代わるものを買わずにいた我が家では、テレビ番組を録画することができない暮らしを送っていました。
なので、見たいドラマがあったとしても、それはリアルタイムで見なければならず、それを見逃したら諦めるしかない、という生活でした。
それはそれで、テレビっ子生活から離れることができるいい機会にもなったのですが、でも、見たい番組が見れないのはプチストレスでもあり。
昨年あたりでしたっけ?「HDD VS ブルーレイ」の決着がようやくついて、じゃあ、ブルーレイを買おう!と夫に催促しても、「これから、もっと安くなるんじゃない?」などと言われ、しばらく様子見。
1年近く様子を見ても、たいして値段は下がらないようだったので、ようやく意を決して購入することに。
今では、日曜日の8時、夫の大好きな「大河ドラマ」を優先され、見ることができなかった「大改造ビフォー・アフター」を録画することができ、ごきげんなねこのすけなのです(笑)
・・・すごく、前置きが長くなりましたが。
そんなことで。
アンパンマンは、金曜夕方4時半から4チャンネルで放送されているんですよね。
今まで、夕方の4時以降は、NHK教育TV、(「いないいないばあ」や「おかあさんといっしょ」の時間帯)を流しっぱなしの生活をしていたので、アンパンマンは見ていませんでした。
「アンパンマン」を録画してみて、息子がどんな反応を示すだろうか、試しにやってみたところ、それがハマルのなんの!
ちょうど、ストーリー的なものを見ても理解できる年齢となったこともあると思います。
録画してあるものだから、何度もリピートを催促される日々です。
アンパンマンを見出して、アンパンマン以外のキャラクターにも(母子共に)詳しくなってきました。
カレーパンマン↓
息子ねこたろうは、カレーパンマンのことを
「カレーアンパンマン」
と言います。
「ん?」
「カレー、パンマンでしょ?」
とねこのすけが教育しても、
「カレー、アンパンマン!」
と声を張り上げムキになって言い張るねこたろう。
う~ん、「カレーアンパン」というパンがあったら、気持ちワルそー。(甘いんだか、辛いんだか・・・笑)
ある日のこと。
キウイフルーツを指して
「アンパンマンごう!アンパンマンごう!」
※アンパンマン号=アンパンマンの形をした車
と言い張るねこたろう。
う~ん。似てなくもないか・・・。
子供の感性っておもしろい!
ある日、長ネギを刻んでいると、
ねこたろうが思い出したように、
「ネギ、ネギッ♪オレッ!見たいよ~」
と言い出しました。
「長ネギマン」のことだったのです。
このキャラクターが出てきたときに、
♪「ネ~ギ、ネギッ♪ な~がネギフラメンコ オーレッ」!
というフラメンコ調の歌が流れていました。
以来、時々思い出したように「オーレ!オーレ!」と叫ぶねこたろうです(笑)
「長ネギマン」と一緒の回で登場した「ドリアン王女」↓
彼女を見ては、
「おばあちゃん、こわいよッツ!」
とツッコミを入れるねこたろう。
ドリアン王女はやっぱり、歳をとった女の人(おばあちゃん)に見えるんだなぁ。
ねこたろうも、歳をとった女の人=「おばあちゃん」と認識できるようになってきたのかな・・・。
ん?
ひょっとしたら、固有名詞的な「おばあちゃん」という意味で言っているのか?
だって、よ~く見ると、ねこのすけの実母に似てなくもない・・・(苦笑)
良い心と悪い心を合わせ持つという「ロールパンナ」ちゃん↓
(写真にも小さく写っていると思いますが、赤いハートが良い心。青いハートが悪い心になっている)
善か悪かではなく、その両方を合わせ持つ、というところが、子供向けキャラクターにしては、リアルな感じがします。
ロールパンナちゃんは、悪い心を持っていることを気にしてか、妹のメロンパンナちゃんたちとは一緒に住んでいません。
なぜか、ねこのすけには「孤高の人」とも写りました。
小さいねこたろうにも、そんなようなことを感じたのかもしれません。
ロールパンナちゃんが、良い心でもって、バイキンマンからクリームパンナを救い出しても、妹弟たちとは一緒に帰らず、知らぬ間に一人、立ち去ってしまう場面で、
息子ねこたろうが
「行っちゃった!行っちゃった!」
と涙を浮かばせながら訴えたのです。
ねこのすけも、ここの場面では、ちょっと切なくなっていたので、きっとねこたろうも同じ気持ちで見ていたのかな?と。
2歳半でも、色々なことを感じているのかなぁと思いました。
人の気持ちを思いやれる、優しい子に育ってくれたのかな?
感受性豊かに育ってくれているのかな?
そう思ったら、こっちまでウルっときてしまい、
「ねこたろうが、そうやって優しい子に育ってくれて、お母さん、嬉しい!」と
ギュ~っと抱きしめてしまいました。
「ロールパンナちゃんは、みんなと一緒に帰れなくて、さみしいね」
と言ったら、
ねこたろうも
「うん・・・」
とうなずいて、余計に泣いてしまいました。
なんという感受性の強さ。
息子ねこたろうは、アンパンマンを見ながら、泣き、笑い、そして、きっと善悪のことも悟りながら、まさに色々なことを吸収しているようです。