結局その後に続く学期では交渉関連の選択科目をさらに二つ取り、交渉に関する科目合計三つ(学校が用意したもの全て)を受講することになりました。
中でも後半二つの交渉科目のうち一つでは、授業での交渉実習における結果と交渉相手からの評価を総合したランキングで、クラスナンバーワンの交渉人として表彰を受けることもできました。50人程度のクラスでの話なのでそれほど大きな成果ではありませんが、最初の講義で感じた不安や挫折感を思うと、自分の中ではとても良い思い出として頭に残っています。
このブログは、自分が上記のような経緯で苦労しあれこれ工夫して得た学びを、整理して多くの人に共有したいと考えて始めました。
なるべく留学生活のエピソードもまじえつつ、分かりやすく書いていきたいと思っています。
最初は留学前の筆者のようにあまり交渉術になじみのない方向けに、交渉に関する「素朴な疑問」を扱って、交渉であるべきスタンス/心構えについて書いていきたいと思います。先々は交渉を分析する際の考え方、現場で使う具体的なテクニックを扱おうと考えています。
最初なので、このブログが目指すもの/目指さないもの、言い換えればこのブログに出来ること/出来ないことについて、以下三点にまとめておきたいと思います。
(1)このブログは「教科書」ではありません
このブログでは交渉論に関する全ての分野を網羅的に扱う予定はありません。例えば交渉における倫理や合法性の問題(例:交渉でどこまで嘘をついても合法なのか)は扱いません。体系的に書いていく予定ですが、あくまで筆者がビジネススクールで習い、関心を持った範囲をアレンジするつもりです。
教科書に関心のある方は、多くの交渉術関連書籍が世の中に出回っていると思いますので、そちらをご参照下さい。例えば『ハーバード流Yesと言わせる交渉術』(原題Getting to yes)は有名ですし、ビジネススクールでも「古典」として参考文献の筆頭に挙げられていました。
(2)が、学問的なバックグラウンドはあります
筆者独自の解釈も含まれますが、内容は基本的にビジネススクールの教材・論文から筆者が学んだことに依拠する予定です。
(3)このブログを読んでも、それだけで交渉上手にはなりません
当然ですが、取り込んだ知識を自分のものにするためには練習が不可欠だとされています。
特に交渉のようにソフトな技術の場合は、最適なやり方は人によって違う面がありますので、このブログはあれこれ自分で試してみるためのネタの情報源と考えて頂けると幸いです。
次回は交渉の基本的な前提に話を進めたいと思います。
中でも後半二つの交渉科目のうち一つでは、授業での交渉実習における結果と交渉相手からの評価を総合したランキングで、クラスナンバーワンの交渉人として表彰を受けることもできました。50人程度のクラスでの話なのでそれほど大きな成果ではありませんが、最初の講義で感じた不安や挫折感を思うと、自分の中ではとても良い思い出として頭に残っています。
このブログは、自分が上記のような経緯で苦労しあれこれ工夫して得た学びを、整理して多くの人に共有したいと考えて始めました。
なるべく留学生活のエピソードもまじえつつ、分かりやすく書いていきたいと思っています。
最初は留学前の筆者のようにあまり交渉術になじみのない方向けに、交渉に関する「素朴な疑問」を扱って、交渉であるべきスタンス/心構えについて書いていきたいと思います。先々は交渉を分析する際の考え方、現場で使う具体的なテクニックを扱おうと考えています。
最初なので、このブログが目指すもの/目指さないもの、言い換えればこのブログに出来ること/出来ないことについて、以下三点にまとめておきたいと思います。
(1)このブログは「教科書」ではありません
このブログでは交渉論に関する全ての分野を網羅的に扱う予定はありません。例えば交渉における倫理や合法性の問題(例:交渉でどこまで嘘をついても合法なのか)は扱いません。体系的に書いていく予定ですが、あくまで筆者がビジネススクールで習い、関心を持った範囲をアレンジするつもりです。
教科書に関心のある方は、多くの交渉術関連書籍が世の中に出回っていると思いますので、そちらをご参照下さい。例えば『ハーバード流Yesと言わせる交渉術』(原題Getting to yes)は有名ですし、ビジネススクールでも「古典」として参考文献の筆頭に挙げられていました。
(2)が、学問的なバックグラウンドはあります
筆者独自の解釈も含まれますが、内容は基本的にビジネススクールの教材・論文から筆者が学んだことに依拠する予定です。
(3)このブログを読んでも、それだけで交渉上手にはなりません
当然ですが、取り込んだ知識を自分のものにするためには練習が不可欠だとされています。
特に交渉のようにソフトな技術の場合は、最適なやり方は人によって違う面がありますので、このブログはあれこれ自分で試してみるためのネタの情報源と考えて頂けると幸いです。
次回は交渉の基本的な前提に話を進めたいと思います。