摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

ありがとうございました

2011-01-23 23:27:20 | 社会活動
終わりました。泰三さんの講演会。
泰三さんとスタッフとして参加してくれた
私の夫と3人で夕食をとり、
泰三さんを多治見駅に送った後、
21時頃帰宅しました。


予感どおり、いい会になりました。
参加者は、設定していた定員に満たなかったけど、
あの会場にちょうどいい人数の方が
集まってくれました。
でも、当初開始時刻になっても、
申込みされた方で、
まだ会場に来ていない方が10人もいて、
けっこう焦りましたが。

今回は、講演会と言っても、
講演の部分は最初の30分くらいで、
あとは公開カウンセリングにあてようと
いうことになっていました。
でも、いざ泰三さんが話し始めたら、
著書『命のカウンセリング』に書かれた
波乱万丈の身の上話だけで30分くらい経ってしまい、
運営側としては冷や汗モノでした。

なかなか話題を変えるのに苦労された感じでしたが、
心理学の基礎的な話や、
今回の講演会のテーマだった反抗期に
やっと話が及びました。

ひととおり話し終わった後、
質問を求めたところ、
私の友人が反抗期に関るトピックで
とても赤裸々な告白と鋭い問いを投げてくれたので、
一気にそこから公開カウンセリングが
始まったようでした。
あれには、他の参加者やスタッフも驚くと同時に
とても感心されたようで、
あとで「あの質問があったから、心がまえができて、
どんなことを話したらいいか分かった」
という声もいただきました。

実は、この点こそ私たちが一番心配していた部分だったのです。
しっかりした守秘義務契約も結べず、
みんなが安心して話せるようになるための
グラウンディングという約束ごとの説明も
しっかりできない状況では、
なかなか話してくれる人が出ないのではないか。
たとえ出たとしても、あたりさわりのない話にならないか。

そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれた
友人の勇気ある発言でした。
仕組んだわけでもないのに、
そんな人が出てきてくれるというのも、
プロセスの一部なんですね。

そして、その後の公開カウンセリングでも、
講演の中でカバーして欲しかったのに
できていなかったトピックが取り上げられたり、
こんな質問が出たらおもしろいと
泰三さんやスタッフの間で言われていた質問が出たり、
プロセスが働いてることを感じさせることばかりでした。


しかし、びっくりしたのは
浜松の友人が親子で参加してくれたこと。
中学生のお子さんは泰三さんの本を買って、
講演が始まる前の30分で読みきってしまったそう。
その彼が泰三さんに、
「先生、僕の学校へ講演に来てよ」と言ってくれたのが、
今日1番うれしかったことのようです。
「子どもに俺の言いたいことが伝わった」って。


友人たちの参加や、
多くのスタッフの協力、
参加してくださった方々の熱心な反応など
人のご縁のありがたさ、
人と関ることの楽しさを
あらためて感じさせてくれたイベントでした。
今日来てくださったみなさま、
本当にありがとうございました。


泰三さんを送る途中で話したことも書きたかったのですが、
ちょっと長くなり過ぎたので、
また明日以降に書きたいと思います。
おやすみなさい。