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歯医者を疑え!簡単なQ&Aで彼らのウソを見抜く方法 ケース別 迷ったら、こう訊ねよ

2018-06-17 21:12:00 | ニュースまとめ・総合
歯医者を疑え!簡単なQ&Aで彼らのウソを見抜く方法 ケース別 迷ったら、こう訊ねよ



2018年6月17日 13時0分

現代ビジネス

何度も削ったり埋めたり。歯の治療には、「本当に必要か?」と思うことがたくさんある。でも、いくつか質問をするだけで、その要不要が判別できるんです。

「残念なことですが、歯医者の中には、カネ儲けのため、患者にとっては必要のない治療をする人がいることも確かです。彼らは必要もないのに、虫歯を削る、何度も作り直しが必要な義歯を誂えるなど、ムダな治療を行っています」

著書に『歯科医は今日も、やりたい放題』がある林歯科の林晋哉院長はこう溜め息をつく。林氏が言う通り、歯の治療には「ムダ」がつきもの。カネ儲けのためには、その治療が必要であるかのようにウソをつく歯医者もいる。患者はどうウソを見破ればいいのか。

有効なのは、「質問」だ。歯科医の提案に対して的確に質問をぶつけられれば、それが本当に必要な治療かどうかを見抜ける。

提案を受けたケースごとに、どのような質問をすればいいのかを紹介していこう。

インプラントを勧められたら

「インプラントに関するトラブルは、いまだに多く起きています。少し前に来院した40代の男性は、別の病院でインプラントの治療を受けていました。

土台となる金属部品を差し込み、その上に被せ物をしたのですが、直後からその部分がグラグラし始め、ものを噛めない状態になってしまったと、相談にいらっしゃったのです」

こう語るのは、「削らない治療」を標榜する天野歯科医院の天野聖志院長である。

周知の通りインプラントとは、歯を抜いてしまった後、アゴの骨にネジ状の金属部品を差し込み、それを土台に、セラミックなどでつくった人工の歯を被せたものだ。

保険適用外なので、価格は医院によって異なるが、相場では1本10万~100万円とかなり高価で、値段の幅も大きい。

「入れ歯やブリッジに比べて高価ですが、うまく治療できれば、入れ歯よりも硬い食べ物も噛みやすく、自分の歯を使って過ごしていた時と比べても生活の質が低下しにくい」(日本歯学センターの田北行宏院長)

しかし、腕の悪い医師がカネ目当てでインプラントを設置すると、先に天野氏が述べたように、つけた直後からグラグラし始める、ネジが骨から取れてしまう、歯茎に炎症が出る、ひどい場合には、アゴの神経を傷つけて口内が麻痺してしまうトラブルが起きる。

では、キチンとした治療をしてくれるかどうか、どのような質問で確かめればいいのか。神田中央通りいけむら歯科の池村和歌子院長が言う。

「インプラントを埋め込む際に大切なのは、ほかの歯との兼ね合いなどを含めて、口腔内全体の環境がどうなっていくのか、という点です。

たとえば上の歯にインプラントを入れると、それに対応する下の歯が、硬いインプラントの影響で抜けやすくなることもあります。

診断力の高い医師であれば、インプラントを入れることによって、ほかの歯にどのような影響が出るかを予測することができる。

だから、インプラントを提案されたら、『インプラントを入れてから、5年後、10年後、ほかの歯はどうなりますか』と訊ねてみてください。

インプラント以外の歯に、今後どんなリスクがあるか、どんな治療をする可能性があるかについて答えてくれれば、かなり信用が置けます。それができない歯科医は、その場限りの治療をしている可能性が高い」

ほかに、リスクの高い歯医者を見分けるには、治療を受ける歯科医院の「体制」を確認しておくことも重要だ。前出の天野氏が語る。

「最近は、歯科医の業界でも専門分化が進んでいます。インプラントも専門医の養成が進んできている。

一人しか歯科医がおらず、その人が虫歯治療も、矯正治療も、インプラントも、すべての治療を行っている医院は、相対的にリスクが高いかもしれません。

一人しか歯科医がいない医院でも、インプラントや矯正といった専門的な技術が必要とされる治療の場合は、ほかの医院から専門医を呼んでくるというところもあります。

治療を提案された際に、『インプラントの専門医に治療してもらうことはできますか』と訊ねてみて、医院側がそうした対応をとってくれれば、信頼が置けると言えます」

高いカネを払うのだから、診断力が高く、丁寧に治療をしてくれる歯医者を見つけたい。
「とりあえず削りましょう」と言われたら

「大した歯の痛みもないのに、別の病院で『8本が虫歯で、削る必要がある』と言われ、我々の病院に相談にきた患者さんがいます。しかし診てみると、削る必要があるのはそのうちわずか2本だけでした」(前出の天野氏)

歯医者にとって、虫歯を「削って埋める」作業は、手っ取り早くカネを儲けられる治療行為だ。あくどい歯医者は、削る必要のない歯も削ってしまう。都内で歯科医院に勤める歯科衛生士の女性が打ち明ける。

「私が以前勤めていた歯科医院では、控え室に『ノルマ表』のようなグラフを貼っていました。それぞれの歯科医の先生が、どれだけ診療報酬を稼いだのかを示したものです。

当然、先生方はプレッシャーを感じ、手っ取り早く報酬に結びつく『削って、埋める』治療ばかりを繰り返していました」

歯科健診のつもりで歯医者に行ったら「とりあえず削りましょう」と言われた経験のある人も少なくないだろう。

しかし、削ることのリスクは大きい。一度、歯を削ると、歯に細かいヒビが入るなどして、菌が溜まりやすくなり、虫歯を再発しやすくなる。歯の寿命も短くなる。

だがもちろん、本当に削る必要に迫られていることもある。どう見分ければいいのか。前出の池村氏が解説する。

「虫歯の治療において何よりも重要なのは、病の『元を絶つ』こと。たとえ、歯を削り、患部を治療したとしても、口の中が雑菌だらけのままだったり、砂糖の摂取量が多いなど原因となっている生活習慣を放置していたりしたら、意味がない。

再び虫歯になってしまう可能性が高いからです。削る前にキチンと口内の状態を検査し、生活習慣の指導などをするというのが、正しい治療の順序と言えます」

Photo by iStock

池村氏によると、「削りましょう」と言われた時、「口腔内の検査のデータをください」「虫歯の原因、再発予防法を教えてください」と聞くことが大切だ。

「検査は非常に重要ですが、あまり診療報酬を得られず、検査をしたフリをしている歯科医もいます。求めても検査のデータをくれない、説明をしてくれないといった場合は要注意です。

そのうえで重要なのは、『虫歯の原因』を説明してもらうことです。原因は糖分の過剰摂取なのか、歯磨きの仕方なのか、それとも服薬状況(服薬によって口が渇き虫歯になることがある)なのか。そういった根本的な原因についての説明を避け、すぐに削ろうとするのは問題です。

短時間に何人も削ることでしか利益を得られない、診断力のない歯科医である可能性が高い」(池村氏)

初診で削る提案をされた場合は、断ったほうがいいという歯科医も多い。「削りましょう」には警戒したほうがいい。
いつまでも治療が終わらないときは

「進行した虫歯を抜いた後、『翌日も消毒のために来てください』なんてことを言う歯科医がいますが、再診料と消毒料を稼ぐための口実であることが多い。

翌日消毒しなくても問題ありません。こうした歯科医は、そうやって何度か来てもらっていれば、次に症状が出た際にも来院してもらえると考えているのかもしれません」(前出の林氏)

歯医者を訪れて不可解に思うのが、何度も来院を求められ、なかなか治療が終わらないということだ。診療報酬のために、無用に何度も来院させているケースは珍しくない。

しかし、虫歯が取り返しのつかないレベルで進行している場合など、おおがかりな事態になると、治療はそれなりの回数が必要となる。これも見分けが難しい。前出の天野氏が言う。

「まずは、治療の提案が行われた際に『治療には何回来院すればいいですか。どのくらいの期間がかかりますか』と聞いておくのがいい。

診断力が高ければ、目安を答えてくれるでしょう。治療内容にもよりますが、期間が1年以上かかると言われる場合は、セカンドオピニオンをとってもいい」

都内で働く歯科医はこう打ち明ける。

「虫歯の治療で時間がかかりがちなのは、神経の治療です。場合によっては1~2年かかるケースもありますが、1回につき1時間の治療をすればより短期間で済むところを、診療報酬を稼ぐために30分の治療を2回行うために長引いていることがある。

もし治療が3ヵ月、4ヵ月かかって長引いていたら、『1回の治療にかかる時間を延ばせないか』を聞いてみるといい。時間を延ばしてくれるなら、長期的に見て治療期間は短くなる可能性が高い」

保険診療で時間がかかっている場合、『自由診療の専門医を紹介してもらえますか』と訊ねるのもいい。前出・天野氏が言う。

「自由診療は、値段は高いですが、保険診療で1~2年かかる治療が1ヵ月で終わることもあり、総合的に見れば、治療費が保険診療と変わらないということもある。専門医を紹介してくれる医師は信頼が置けます」

この質問に答えてくれないなら、その後もダラダラ治療が続くだろう。
保険適用外の治療を提案されたら

歯医者で、「保険適用外」の治療を勧められるシーンは、詰め物や被せ物の種類を選ぶタイミングで訪れる。

銀や歯科用プラスチックは保険適用内なので1本につき数千円で終わるが、ゴールドやセラミックなど保険適用外の素材を使うと数万~数十万円単位で費用がかかる。
値段の高い後者の治療ばかりを強く勧められた経験はないだろうか。

「『保険外』のセラミックだけを妙に勧める歯科医がいますが、これは要注意。セラミックは割れやすく、治療する歯の場所などによっては金属のほうがいいこともあります。

保険外のセラミック治療を勧められた場合は、『セラミックと金属の治療、それぞれのメリットとデメリットを教えてください』と聞いてみてください。

もちろん歯科医によっても好みはありますが、セラミックだけを強く推薦する場合には、一度疑ってかかったほうがいいと思います」(前出の天野氏)

メリット、デメリットに関して、とくにわかりやすいのは、その詰め物、被せ物を使い続けることができる「期間」だ。

詰め物、被せ物は、一度つけた後でも、劣化したり、歯からズレたりするため、銀であれば2~3年、セラミックは銀に比べて長持ちするものの、10~15年が経てば交換は避けられない。

しかし、「セラミックはどれくらいの期間使い続けられますか」と訊ねても、「一度つけたら交換する必要がなく、長期的に考えると安い」といった説明をしたり、目安の期間より寿命を長めに告げたりする歯科医がいる。

このような歯科医は、自分の儲けのために、高額な保険適用外の治療を勧めていると考えて間違いない。

Photo by iStock

保険適用外の治療としては、先に紹介したインプラントや歯並びを調整する「矯正治療」もある。いずれも、100万円単位で費用がかかることも多い高額な治療だ。

「こうした保険外診療を勧める歯科医院の中には、経営が切羽詰まっているところもあります。それが疑わしい場合は、『支払いは分割で大丈夫ですか』と訊ねてみるといい。

『割り引きするので一括でどうですか?』などと提案してくる場合は、日銭に困っている可能性が高い。一度『考えさせてください』と言って即答しないほうがいい」(前出の天野氏)
噛み合わせが悪いと言われたら

歯の治療において、「噛み合わせ」が重要であることは、健康意識の高い人々の間ではすでに常識だろう。

「噛み合わせが悪いと、特定の場所に菌が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病が進行しやすくなるばかりでなく、偏頭痛や肩こりなどに繋がることもわかっています」(前出の天野氏)

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治療としては、歯に厚さを微細に調整した被せ物をして、噛み合わせを改善していく手法が一般的だ。保険診療なら数千円だが、自由診療となると、10万円以上かかることもある。

自由診療であればかなりの儲けになるので、多くの歯科医は噛み合わせ治療に手を出し、「噛み合わせ治療ブーム」の様相を呈している。

しかし、ある治療が持ち上げられるということは、その治療を悪用してカネ儲けをしようとする人々が現れはじめる、ということでもある。

日本歯学センターの歯科医・三原優子氏が最近の事情を明かす。

「患者さんが歯科医院を訪れる場合、口腔内のどこかの部分に痛みや異変を感じている――つまり『主訴』を抱えているわけですが、その訴えには大して耳を貸さず、すぐに『これは噛み合わせが悪いからだ。まずは噛み合わせの治療をしましょう』と提案してくる歯科医が出てきています。

しかし結局、患者は自分が治療してほしい歯を放っておかれてしまい、困惑するというケースがあるのです」

都内で歯科医院を経営する別の歯科医も言う。

「『噛み合わせバカ』とでも言えばいいのか、何でもかんでも噛み合わせのせいにして、ロクに主訴部分を検査しない歯科医が増えています」

では、こうした歯科医には、どのように質問するのがいいのか。

前出の三原氏が言う。

「まず、『主訴についてはどう治療するのがいいでしょうか』と聞いてみる。それに耳を貸さず噛み合わせの話ばかりする場合は、疑ってかかったほうがいいでしょう。

さらに、『主訴の部分と噛み合わせはどう関わっていますか』と確認しましょう。いろいろ説明をされると思いますが、一つの判断基準になるのは、『左右』の問題です。

たとえば、右の歯が痛い場合、右側の歯のいずれかに噛み合わせの問題があることがほとんどです。右の歯が痛いのに、左の歯の噛み合わせ治療を勧めてくる歯科医とは、警戒して付き合ったほうがいい」

流行っている治療だからといって安易に飛びつかず、よくよく説明を受けたほうがいい。

ケースごとに、「訊ね方」を紹介してきた。どの例にも共通して重要なのは、訊ねたことに対して歯科医が意を尽くして説明してくれるかどうかだ。

これから歯を治療しようという方、現在通っている歯医者に不満がある方は、こうした質問をぶつけ、歯医者の「質」を見極めてみよう。もし質問したことで嫌な顔をされるようなら、即刻、歯医者を変えるべきだ。

仏大統領の「6000万円食器セット」購入に批判 財政再建さなかに「王様気取り」

2018-06-17 21:10:39 | ニュースまとめ・総合
仏大統領の「6000万円食器セット」購入に批判 財政再建さなかに「王様気取り」



2018年6月17日 19時24分

産経新聞

 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領が財政再建のさなか、エリゼ宮(大統領府)に公費で50万ユーロ(約6400万円)相当の食器セットを購入したと報じられ、批判を浴びている。

 食器は仏伝統のセーブル焼きでブリジット夫人がデザインを選び、18世紀発祥の国立製陶所に1200個発注された。セーブル焼きはルイ15世やナポレオンが愛用し、「王者の食器」と呼ばれる。50万ユーロとの推計額は13日付の週刊紙カナール・アンシェネが報じた。

 この日、マクロン氏が社会保障改革に向けて「貧乏人はいつまでたっても貧乏だ。貧困脱却のため、みんなに責任を持たせるべき」だと訴える動画が公開され、ネット上で「高級皿を税金で買いながら、まだ国民に不満なのか」「王様気取り」の声が相次いだ。

 製陶所の所長は、エリゼ宮への請求はデザイナーへの支払い5万ユーロ(約640万円)で、製造経費は同所予算で賄うと述べたが、その予算は6割を文化省が負担しており、結局は公費。「予算の透明性を欠く」との批判も出た。

 食器は国賓への贈答やエリゼ宮の宴席用に納入され、すべて手作り。大量発注は2000年のシラク大統領以来という。

7メートルのニシキヘビの体内から女性の遺体 インドネシア

2018-06-17 21:08:58 | ニュースまとめ・総合
7メートルのニシキヘビの体内から女性の遺体 インドネシア



2018年6月16日 20時3分

AFPBB News

【AFP=時事】インドネシアで、体長7メートルのニシキヘビが捕獲され、体内から女性の遺体が発見された。警察が16日、発表した。女性は畑仕事をしている間に行方不明になっていた。

 スラウェシ(Sulawesi)島沖のミュナ(Muna)島ペルシアパンラウェラ(Persiapan Lawela)村で14日夜、ワ・チバ(Wa Tiba)さん(54)が畑から戻らなかったことから、親族を含む約100人の村民らは捜索を開始した。15日になって膨れ上がったニシキヘビが発見され、村民らがヘビを捕獲して腹の部分を切り開いたところ、中からワ・チバさんの遺体が見つかった。

 地元の警察署長は、「住民らはニシキヘビが女性を丸のみしたのではないかと考え、ヘビを殺した」、「ヘビの腹が切り開かれると、中から遺体が見つかった」と話した。

 インドネシアやフィリピンに生息するニシキヘビの多くは、体長6メートル以上にまで成長する。人をのみ込むのはまれだが、昨年3月にはスラウェシ島の別の村で、農業従事者1人がニシキヘビに襲われて死亡している。

至学館大・吉田沙保里副学長、栄監督解任に「レスリング部を守るには仕方がない判断」

2018-06-17 21:07:30 | ニュースまとめ・総合
至学館大・吉田沙保里副学長、栄監督解任に「レスリング部を守るには仕方がない判断」



2018年6月17日 17時39分

スポーツ報知

 日本レスリング協会副会長で至学館大の谷岡郁子学長(64)が17日、全日本選抜選手権会場の駒沢体育館で会見を開き、五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=らへのパワーハラスメント問題が認定された栄和人監督(57)を解任することを発表した。

 谷岡学長によると、副学長の吉田沙保里(35)は「仕方がない。至学館のレスリング部、至学館を守るには仕方がない判断だと思う」と口にしたという。

 栄氏は大会初日の14日に謝罪会見を開いた後、お笑いタレントの千原せいじと並んでスタンドで観戦していた。「最初の2日間の態度に反省が見えなかった。会見が終わって何時間もたたぬうちに、芸能人の方と並んで。2日目には試合中に友人と昼食を食べに出たと聞いてショックだった」と谷岡学長。

 15日夜に自宅謹慎を命じ、16日に解任を伝えた。選手からも「監督は本当に反省しているのですか?」という声があがっていたという。

谷岡学長が一転、栄監督を解任 「は?何がどうなってんの」

2018-06-17 21:05:23 | ニュースまとめ・総合
谷岡学長が一転、栄監督を解任 「は?何がどうなってんの」



2018年6月17日 17時6分

J-CASTニュース


至学館大の谷岡郁子学長が2018年6月17日、同大レスリング部の指導現場に先日復帰したばかりの栄和人監督を解任すると発表した。

谷岡学長は解任理由について、テレビカメラの前で「反省できていない」と語った。
復帰時には「選手ファースト」と説明

谷岡学長は報道陣に対し、「栄和人監督を解任することを決断致しました」と語った。栄氏は14日、伊調馨選手らに対するパワハラ問題で謝罪会見を行い、指導現場に復帰することも明かしていた。谷岡学長は解任理由として、14日の謝罪会見や会見以降の栄氏の様子を見て、

「まったくまだ分かっていない。反省できていない」

と感じたことを挙げた。

栄氏の14日会見では、パワハラ問題に対し「コミュニケーション不足」と弁明し、テレビのワイドショーなどで「本当にパワハラを反省しているのか」と批判を受けていた。また、谷岡学長も14日、栄氏が会見を開いたレスリング試合会場に姿を見せ、栄氏と談笑。報道陣に対しては、栄氏の指導現場復帰について、「選手ファースト」と説明していた。

突然の方針転換に、ツイッターでは17日、

「は?何がどうなってんの。選手たちが監督の指導継続を望んでるって言ってたじゃんか、学長。わけわからん」「少し前まで仲良く談笑していたと思ったら解任されていた 何なんだこの学長は」「保身のために切ったな。学長も辞任すべき」「学長も辞任すれば丸く収まるのにね」

といった反応が寄せられていた。

白い下着着用定めた校則、韓国の女子中学で生徒らが反発

2018-06-17 21:03:15 | ニュースまとめ・総合
白い下着着用定めた校則、韓国の女子中学で生徒らが反発

2018年6月17日 13時7分

中央日報


釜山(プサン)の女子中学校で下着を含む服装検査の方針を明らかにしたところ、生徒らが反発して校則改正を積極的に要求してきた。

釜山有楽(ユラク)女子中学の生徒らは14日に臨時代議員大会を開き、「白い下着」の着用を規定した校則に対し不当だという内容の建議事項を採択して学校側に伝達した。これに先立ち12日には校長との対話を通じ時代にそぐわない校則を改正してほしいという意見を伝えた。

「下着規制」をめぐる論争は今月初めに夏の制服を着用するになってから起きた。学校側が下着が透けないよう白い下着を着るようにし、下着を含めた服装検査方針を明らかにすると、生徒らは学校が個人の下着まで決めるのは人権侵害だとして反発した。

生徒らは校内に「下着が透けることが扇情的でしょうか? そのように考えること自体が問題ではないのですか?」「私の下着が不便ですか?」「何を着ようが私たちの自由」などのメッセージを書いた付せん紙数百枚を貼り付けた。

学校側は生徒らの団体行動にブレーキをかけ付せん紙を剥がそうとしたが、こうした措置は非教育的という内部からの指摘により議論に入った。学校側はまず校則改正の可否に先立ち生徒たちに下着の色を自分で決めて着るようにする臨時措置をした。

有楽女子中学校側は父兄と教師を対象に生徒の下着と関連した校則改正に関する意見を求め、概ね生徒らの考えに共感していることが把握されたと明らかにした。これを受け有楽女子中学校は近く下着の色を規定した校則改正の可否を決める予定だ。

テレビとパソコンをうまく接続できない原因と対策4つ

2018-06-17 21:01:55 | ニュースまとめ・総合
テレビとパソコンをうまく接続できない原因と対策4つ



2018年6月17日 10時0分

ライフハッカー[日本版]

画面が小さなデスクトップパソコンを使っている人や、自宅のリビングでノートパソコンを開いて仕事をしている人なら、一度はこう考えたことがあるはずです。

「パソコンの画面をテレビに表示できたらいいのにな!」

テレビはパソコンに比べてずっと大きなモニターを持っています。なぜ、55インチの大型テレビがすぐそこにあるのに、ノートパソコンの小さな画面でチマチマと作業をしなければいけないのでしょうか?

パソコンとテレビをつなげるのは難しい作業ではありません。HDMIケーブル(あるいはドングル)を購入し、パソコンとテレビのHDMIポートをケーブルでつなぐだけです。とはいえ、正しく機能させるのはそれほど簡単ではありません。

米Lifehackerの読者Bryan John Barboさんが、次のように書いていました。

マザーボードは正常です。ちゃんと動いています。それでもなぜか、TCL社製の大型テレビに、パソコンの画面を表示できないのです。電源ユニットを交換してみましたが、だめでした。パソコンを解体して組み立て直してみましたが、うまくいきません。一体どうすればいいのでしょうか?

テレビとパソコンをHDMIで接続する方法

Bryanさん、それはちょっとやり過ぎかもしれません。テレビにパソコンの画面を表示できないからといって、電源ユニットのせいにするのは考えものです。パソコンを組み立て直すのも悪いことではありませんが(原因不明の問題がそれで解決することもある)、それはあくまで最終手段です。時間もかかるし、運が悪ければパソコンが壊れてしまいます。

この場合、テレビ側でできることがいくつかあります。まず、HDMI接続はかなり繊細なところがあるのが実情です。私自身、テレビのHDMIポートに音声を正しく伝達できるようになるまで、何年間も苦しい戦いを続けてきました。ですので、あなたの置かれた状況には心から共感いたします。
HDMIのポートを複数試してみる

まずは、基本的な解決策を試してみましょう。パソコンとテレビをつないでいるケーブルを別のものと交換してください。そして、パソコンに別のHDMIポートがあれば、そちらに切り替えて試してみます。テレビ側でも同じことを試してください。

ケーブルを交換してもうまくいかないときは、まず、テレビとパソコンの接続を解除してから、テレビの電源を入れ、入力をHDMI以外に切り替えます。それからパソコンの電源を入れ、OSが起動するのを待ってから、パソコンとテレビをHDMIケーブルで接続し、テレビの入力をHDMIに戻します。これでどうでしょう?
電源をつける順番を意識する

まだ問題が解決していなければ、いちどパソコンとテレビの電源を落としてください。しばらく待ちましょう。そして、先にテレビの電源を入れてから、入力がHDMIに設定されていることを確認し、パソコンの電源を入れてみます。こうした作業の順番が原因だったというケースもあります。HDMI信号を検出(あるいは未検出)時の挙動はテレビによって異なります。
最新のドライバを使っているか?

それでも問題が解決しない場合は、パソコンのグラフィックドライバ(とマザーボードのBIOS)が最新であることを確認してください。AMDやNvidiaなど独立型のグラフィックカードを使っている場合は、最新のドライバをダウンロードし、クリーンインストール(AMDは専用ツールが必要、Nvidiaは通常のドライバアップデートでOK)を実行します。お使いのパソコンがオンボードグラフィックスを搭載しているなら、マザーボードのドライバが最新であることを確認してください。Intelのグラフィックなら、こちらからドライバーをダウンロードできます。
テレビのファームウェアをチェックする

また、スマートテレビを使っている人は、テレビのファームウェアが最新であることを確認してください。

パソコン側の解像度やリフレッシュレートなどの設定に、テレビが対応していないケースもあります。解像度を800x600などに落として、リフレッシュレートを最低にしてみてください。テレビにパソコン画面は表示されましたか? 表示されたら、そこから設定を調整して、どこまで解像度やリフレッシュレートを上げらるか試してみます。(テレビのマニュアルを調べれば、サポートしている解像度とリフレッシュレートがわかるはずです)
Image: Lifehacker US

パソコン側の問題ではないとしたら、テレビ側の問題だと考えられますが、そうなると解決のハードルはかなり上がります。上記のすべてを試してうまくいかないときは、友人の家にパソコンを持っていき、その家のテレビに接続してどうなるかを見てください。こうすれば、少なくとも、問題がパソコンにあるのかテレビにあるのかが切り分けやすくなります。

ギャンブルで負けている人は、今後も負け続ける可能性が高い

2018-06-17 20:59:51 | ニュースまとめ・総合
ギャンブルで負けている人は、今後も負け続ける可能性が高い



2018年6月17日 7時0分

NEWSポストセブン

 カジノ法案(カジノを含む統合型リゾートIR実施法案)の成立を目指す国会審議が大詰めを迎えているが、反対派の多くが懸念するのは、ギャンブル依存症による多重債務者の増加などだ。そもそもギャンブルの「負け」はギャンブルでは取り戻せないと話す人は多いが、本当なのだろうか。ニッセイ基礎研究所・主任研究員の篠原拓也氏が、確率統計学をもとに解説する。

 * * *
 確率や統計の話題には、ギャンブルと関係するものが多い。その中でも、コイン投げゲームにまつわるものは数多くある。コイン投げゲームの有名な法則を1つ紹介しよう。

 まず、偏りのないコインを1枚用意する。コインを投げて表が出たら勝ち、裏が出たら負けとする。勝ちの場合は100円を受け取り、負けの場合は100円を支払う。このコイン投げを何度も繰り返す。コインを投げるごとに、100円を受け取ったり支払ったりするので累計収支が変動する。

 コインに偏りがないとしているため、表と裏の出る確率はいずれも2分の1とみてよい。まず、最終的な累計収支がどのように分布するかを考えてみよう。

 最終的な累計収支がトントンになるケースは、たくさんある。当初勝ち続けて黒字が膨らんだが、その後負け続けて結局0になるケース。逆に、当初負け続けて大赤字になったが、その後勝ち続けて結局0になるケース。勝ったり負けたりを続けて、結局0になるケースなどだ。

 勝ち続けたり負け続けたりして、最終的に大きな黒字や赤字になるケースは少ない。最終的な累計収支の分布は、収支0を頂点とした山の形になる(図1)。これを、コインを10回投げる場合でみてみよう。

 収支の変動パターンは全部で1024 (=2の10乗)通り。そのうち、最終的な収支が0のケースは252通り。約4回に1回は、収支トントンで終わることになる。一方、10連勝や10連敗で累計収支が1000円の黒字や赤字になるケースは1通りずつしかない。

 ギャンブルを楽しむためには、最終的な勝ち負けが大事だが、それだけではない。これまでのところ勝っているか、負けているかというゲームの途中経過も、楽しむための大きな要素となるはずだ。

 最終的な累計収支の分布を見ると、直感的に、「勝っている状態(それまでの累計収支が、黒字の状態)と負けている状態(同じく、赤字の状態)は同じくらいあるのではないか」という感じがしてくる。この直感は正しいだろうか。

 10回のコイン投げで、コインを1回投げるごとに、勝っている状態か、負けている状態かをみてみる。そして「黒字の状態の数-赤字の状態の数」として状態の差をとる。これを1024通りのそれぞれについて計算してみる。ただし、累計収支が0の状態は、黒字の状態や赤字の状態にはカウントしない。

 10回とも裏で負けの場合は、当然累計収支は常に赤字なので状態の差は-10。6回裏が出た後に4回表が出た場合も、ずっと赤字のため状態の差は-10となる。

 4回裏が出た後に6回表が出た場合は、8回目が終わったところで累計収支は0。それまでの7回は赤字、それ以降の2回は黒字なので、状態の差は-5となる。この場合は、最終的な累計収支は200円の黒字だが、負けている状態を多く味わっていたため途中経過を表す状態の差はマイナスとなるわけだ。

 1024通りについて「黒字の状態の数-赤字の状態の数」の差をまとめると、図2のようになる。直感に反して、図の両端、つまりずっと黒字の状態である10や、ずっと赤字の状態である-10のケースが多い。

 逆に、黒字と赤字の状態が同じになる、差が0のケースは一番少ない。つまり、「黒字と赤字のどちらかの状態ばかりを味わうことが多く、両方を同じくらいに経験することはあまりない」ということになる。

 コインを投げる回数を10回よりも増やしていくと、黒字か赤字のどちらか極端な状態ばかりを味わうケースが増える。ケース数を表す棒グラフの結果を曲線でつないでみると、U字型になっていく(図の赤線)。この事象は「逆正弦法則(※注)」と呼ばれている。

※注/黒字と赤字の状態の差が一定範囲内にある確率を計算するには、この曲線の積分が必要となる。その際、逆正弦関数(サイン関数の逆関数)が現れるため、このような名前で呼ばれている。

 この法則を一般的な事例で理解するには、野球、バスケットボール、バレーボールなどのスポーツで、どれくらいシーソーゲームが起こりやすいかを考えてみるとイメージしやすい。対戦している両チームの実力が互角とすれば、点をとったり、とられたりする確率も同じくらいであろう。

 では、試合がいつもシーソーゲームになるかというと、そうとは限らない。むしろ、先制点をあげたチームがそのまま逃げ切ることや、追いつかれて引き分けで終わることが多い。たとえ逆転劇が見られたとしても、逆転したチームがそのまま勝ち切ることが一般的だろう。両チームが逆転につぐ逆転の大熱戦を演じて観客を大いにわかせる、といった好ゲームにはめったにお目にかかれない。

 コイン投げのゲームに話を戻そう。このゲームをみていくことで、つぎの2つのことがわかった。

(1)最終的な累計収支の分布は収支0を頂点とした山の形になる(図1)。

(2)しかし、ゲーム途中で黒字の状態と赤字の状態のどちらが多いかをみると、どちらかに偏る場合が多い(図2)。

 ギャンブルで負けている場合、この先挽回して勝ちの状態を同じくらい味わうことより、負けの状態を味わい続けることのほうが多いということになる。

 これは、すでに負けている状態からコイン投げゲームを始めた、と考えるとわかりやすい。たとえ少しくらい表が続いて出たとしても、負けている状態から脱するのは難しい。それどころか、もし裏が続いて出てしまえば、もっとひどい負けの状態におちいることもある。つまり、ギャンブルで負けが込んでいる人は、今後も負け続ける可能性が高いといえる。

 ここで、1つ注意点がある。このコイン投げのゲームでは、表と裏の出る確率をいずれも2分の1として話を進めた。

 しかし、実際のギャンブルでは勝ちと負けの確率が半々ということはあり得ない。ギャンブルの主催者に、ある程度利益が渡る仕組みとなっているからだ。このため、ギャンブルのプレーヤーは1回のゲームでは負けることのほうが勝つことよりも多い、すなわち負けの確率は2分の1よりも大きいといえる。

 ギャンブルで負けていると、それを取り返そうとして、さらにギャンブルにのめり込んでしまう。こういう話は昔からあちこちで耳にする。これは、ギャンブルの行為や過程に心を奪われて、やめたくても、やめられない状態になる「ギャンブル依存症」の問題に、関係しているのかもしれない。

 統計的には、赤字の状態から挽回して、黒字の状態を同じくらい味わうということは起こりにくい。ギャンブルで負けているときには、いい加減どこかであきらめて手を引く判断が必要と思われるが、いかがだろうか。

梅雨の風物詩「アジサイ」は、実は生物学的に謎だらけだった えっ、これもアジサイなの?

2018-06-17 20:48:15 | ニュースまとめ・総合
梅雨の風物詩「アジサイ」は、実は生物学的に謎だらけだった えっ、これもアジサイなの?

2018年6月16日 14時0分

現代ビジネス

意外といろんな仲間がいる

今年も梅雨本番となりました。梅雨の花といえば、アジサイですよね。

私たち日本人に身近な園芸植物のほとんどは外国からの導入種ですが、4月には、サクラ(ソメイヨシノ)が数少ない日本原産の植物であることを紹介しました。アジサイもソメイヨシノと同じく、そうした稀有な例の一つです。

全国にはたくさんのアジサイ愛好家がいますし(そんなこと初めて聞いた、という読者もいるでしょうけれど、本当に多いのです)、愛好家でなくともほとんどの人は、美しいアジサイを見ると、春から夏への季節の変化を実感するでしょう。アジサイの栽培法に関する書籍もたくさん出版されています。

しかし驚くべきことに、というか、これほど身近な存在であるにもかかわらず、生物学的な立場から見た「アジサイとはなにか」という疑問に応え得る先行文献は、ほとんど存在しません。

愛好家の中には、野山から野生のアジサイを採取し、自宅の庭に植えて楽しむ人もいます。鑑賞のために必要となる「見掛けの変異」にもとづいた品種名は膨大につけられているのに、系統的分類は、全くと言っていいほど手付かずのままなのです。

日本の人里でよく見かける「園芸植物としてのアジサイ」は、アジサイ属のごく一部にすぎません。アジサイ属の中には、園芸アジサイの原種のヤマアジサイ(ガクアジサイ)やその近縁種のほかに、類縁の遠く離れた、けれども外観はヤマアジサイにそっくりな種(例えば中国の山野で普通に見られる「アスペラ」と呼ばれる一群)なども含まれます。

逆に、見た目が全く異なるので、これまではアジサイとは見做されていなかった、イワガラミやバイカアマチャやジョウザンなども、アジサイの仲間です。

ベトナムで撮影したアジサイの仲間「アオメコンテリギ」

中国広西壮族自治区で撮影したヤナギバハナアジサイ

もちろん人間の都合とは関係なく、野生のアジサイははるか昔から存在し、現在も山の中に慎ましく生えてきました。愛好家以外にはほとんど知られることもない植物たちですが、世界には20~100種ほど(研究者ごとに種の数え方が大きく異なる)が分布しています。

私たちが親しんでいる、園芸植物としてのアジサイの由来については、ご存知の方もいるかもしれません。基となったのは、日本本土に広く分布するヤマアジサイのうち、伊豆諸島周辺地域産の集団です。興味深いことに、ソメイヨシノのルーツが伊豆諸島周辺地域産のオオシマザクラであることと共通しています。

ただしアジサイの場合、野生-改良-普及が国内で完結しているソメイヨシノとは、成り立ちがかなり異なります。
日本→中国→ヨーロッパ→日本

まず日本産のアジサイは、古い時代に一度中国に渡ったようです。やがて中国で園芸植物として親しまれるようになり、現地の文化に溶け込んで地位を確立しました。もちろん中国で栽培されたアジサイは日本にも持ち込まれたと思われますが、あまり注目されることもなく、積極的にアジサイを栽培しようと考えた日本人はほとんどいなかったようです。

18世紀の末、アジサイは中国からヨーロッパに紹介され、そこで積極的な改良がなされて、多様な改良品種が誕生しました。欧米では、園芸植物は大きくてカラフルで派手であればあるほど好まれます。そうして日本起源のアジサイは、豪華絢爛に変身して里帰りしたというわけです。

ここで、アジサイの「花」について簡単に説明しておきましょう。手毬のような形をした、一般にアジサイの「花」とみなされている部分は、花の集まりで「花序」と言います。それを構成する一つ一つは、花ではありません。いわゆる一般のアジサイには、花がないのです。

ご存知の読者も多いかもしれませんが、花に見える3~5枚の花弁のようなものは、花の外側のガク片に相当するいわば偽の花で、「装飾花」と呼びます。小さくて目立たない本物の花の周りに、花粉を媒介する虫を引き付ける目的で、大きくて目立つ偽の花が形成されました。その部分を人間が改良して強調し、やがて本物の花のない、偽物の花だけを持つ園芸植物のアジサイが出現したわけです。

ただし園芸アジサイにも、野生のアジサイと同様に花序の周りに装飾花、中央部に本物の花の集まり、という構成のものもあって、これらは「ガクアジサイ」と呼ばれています。ヤマアジサイの一地域集団である伊豆諸島周辺の野生ガクアジサイと一応は同種ですが、園芸種のアジサイとガクアジサイは、もともとはこの野生のガクアジサイに由来する植物です。

アジサイの中央部に集まる小さな本物の花は、正常花(生殖機能がある)、中性花(一つの花の中に雄しべと雌しべが共存する)などと呼ばれます。生物学的な分類上は、この部分の構造比較がとても重要ですが、園芸植物としてのアジサイにおいては、ほとんど顧みられることがありません。分類上は全く無意味な「偽の花」である装飾花の色や形を、より魅力的なものにしようと、人間は努力を重ねてきたのです。
引っこ抜かれてしまった野生アジサイ

さて、春のソメイヨシノほどではないにせよ、梅雨の時期にはアジサイが一種の「日本の季節の代名詞」になります。しかし私たち日本人は、アジサイのルーツを本当に知った上で愛でているとは言えるでしょうか。

この時期になると筆者が思い出すのは、ある野生アジサイの悲しい話です。

先述した通り、私たちがよく目にしているアジサイの原種は、日本生まれのヤマアジサイですが、比較的近縁な種が中国(南部の山地)にも分布しています。純白の花が咲くカラコンテリギ、日本の関東地方以西にみられるガクウツギや南西諸島産の幾つかの種(屋久島のヤクシマコンテリギ、三島列島・口永良部島・トカラ列島・徳之島・沖永良部島・伊平屋島に分布するトカラアジサイ、石垣島・西表島のヤエヤマコンテリギ)も、同じ種に含めることがあります。

西表島のヤエヤマコンテリギ

ヤクシマコンテリギは、屋久島を代表する素晴らしい花の一つですが、ある植物学の権威がトカラアジサイと同一種と見做したため、公式には固有種とされていません。以前は屋久島のいたる所に生えていたので、有難みもあまりありませんでした。

ちょうど屋久島が世界遺産に登録された1993年頃のことです。山への入り口にあたる道路沿いに環境省や県の自然館などの大きな建物が建てられ、それに伴って、道路の両側を覆っていた野生のヤクシマコンテリギは全て引っこ抜かれてしまいました。そして、観光の目玉にと島外から導入した色鮮やかな園芸アジサイに植え替えられてしまったのです。

ヤクシマコンテリギ

以前桜に関する記事を寄稿した際、読者から少なからず次のような意見をいただきました。「日本人が桜の花を愛でるのは、海外の人々には真似のできない素晴らしい文化である。桜がどのようにして作られたかの由来なんて、関係ない」。

しかしソメイヨシノも、人の手が加わることで美しい見た目になったわけです。人工的な植物に(ときにはそれが人工的なものであること自体を知らないまま)「伝統」を見出す一方で、日本で古くから生きてきた野生植物を軽んじるというのは、筆者にはどうもバランスを欠いた姿勢のように感じられます。

「日本の固有種」が中国に?

純白のトカラアジサイやヤクシマコンテリギと同じ種は、中国大陸にも分布しています(カラコンテリギ)。しかし、色とりどりの装飾花を持つ園芸アジサイのもととなった「ヤマアジサイ」は、ほぼ日本の固有種です。北海道~九州と周辺の島嶼、および朝鮮半島南端部と済州島、中国大陸にも一部分布するとされていますが、日本から渡った栽培個体が野生化している可能性もあり、詳しい事実関係は未解明です。

筆者は数年前、中国・雲南省昆明の植物園に3日間泊まり込み、中国各地から集められた数千枚のアジサイの標本を全て調べました。しかし、日本のヤマアジサイと同じ中国産の野生種はひとつも見つけることができませんでした。ラベルに「ヤマアジサイ(またはそれに近縁な中国固有種)」と記されているものはありましたが、筆者が見るに、まったく別の種の誤認でした。

以前中国で見つけたユンナンアジサイ

古い標本が多いので、花の色は落ちています。分類の決め手になるのは、花序の付き方と雌しべの構造です。ルーペを使って一枚一枚チェックしてゆくと、ある標本が目に留まりました。葉の形が他のアジサイと全く異なり、ヤナギやキョウチクトウのように細長い「グアンシーエンシス」という種の花の構造が、ヤマアジサイと一致することに気づいたのです。

これはもしかすると、日本の固有種であるはずのヤマアジサイに近い種が、中国奥地に生育している証ではないかーーそう考えた筆者は、ラベルに示された採集場所、広西壮族自治区西北部の山岳地帯を訪れることにしました。

その一帯には、白い花が美しいカラコンテリギ(中国繍球)が咲き誇っているはずです。ラベルに記された最終日の日付はカラコンテリギの開花盛期(4~5月)のずっと後となる7月で、筆者が訪れたのは7月上旬。日本のヤマアジサイの開花期も同じ頃ですから、ラベルの情報が正確なら、カラコンテリギの古い花に混じって咲く(色は不明ですが)新鮮な花を見つけ出せばいいわけです。

深圳から、夜行列車と長距離バスとローカルバスを乗り継ぎ、たどり着いた最奥の町からさらに峠を越えて隣町に向かう1日1本の村営バスに乗って、3日目の昼に峠の頂上に着きました。バスを乗り捨て、ラベルに記されていた峠下の村落まで歩きます。

意外なことに、すぐ東隣の山々にはたくさん生えているカラコンテリギが全く見当たりません。少々不安になってきた頃、原生林の渓流脇に、日本のヤマアジサイと同じ色調の鮮やかな青い花を見つけました。ルーペを取り出し、雌しべの構造を調べます。ヤマアジサイと全く同じです。

しかし、葉が本当に細長く、どこからどう見てもアジサイの葉には見えません。もし花が咲いていなければ、絶対に気付かなかったでしょう。筆者はこれを「ヤナギバハナアジサイ」と名づけました。これこそが、今まで見つかっていなかった、日本のヤマアジサイに最も近縁な中国産アジサイではないかとにらんでいます。
幻のアジサイを探しに

実は、中国には野生のヤマアジサイがもうひとつ分布しているとも考えられています。雲南省最西北部独龍江流域から、ミャンマーの奥地を経てインドのアッサム地方、ブータンにかけて分布する「独龍繍球」という種です。

独龍繍球は、見た目は日本のヤマアジサイとほぼ見分けがつかず、研究者によってはヤマアジサイと同一であると考える人もいます。いずれにせよ、ヤマアジサイと同じか非常に近縁な種が、日本から3000km以上離れた地になぜか分布していることになります。

そこで、改めてアジサイ属全体のDNA解析データをチェックしてみました。すると「独龍繍球」は、ヤマアジサイと同種どころか最も遠い位置、すなわち広義のヤマアジサイの一群の中でももっとも基幹的な部分に位置していたのです。

驚いたのは、それだけではありません。DNA解析の図表では、「独龍繍球」とともに「インドシネンシス」というアジサイがセットで示されています。これは中国科学院の編纂した図鑑『フロラ・オブ・チャイナ』にも紹介されていない謎の種です。数十年前に中国雲南省南部とベトナム北部で生育が記録されたものの、ヤマアジサイのシノニム(異名同物)とみなされて、独立種とは認知されなかったのです。

筆者は雲南省との境付近にそびえるベトナム最高峰のファンシーパン山で、偶然この「インドシネンシス」に出会うことに成功しました。と言っても、目算があったわけではありません。白い花をつけるカラコンテリギ(中国繍球)を探しに行ったとき、偶然見つけました。

カラコンテリギ

カラコンテリギは通常、標高700m付近から1500m付近に生育しています。しかし標高3143mのファンシーパン山中腹には見当たりません。ひょっとすると、もっと高いところに生えているのかもしれないと、昨年頂上付近を探索することにしました。山腹の熱帯雨林を野宿しつつ探し続け、3日目にようやくカラコンテリギらしき植物に出会いました。

しかし。原生林の急斜面を流れ落ちる渓流の最上流に生えていたその野生株は、全体の印象はカラコンテリギなのですが、それにしては正常花が鮮やかな青色をしています。しかも、花序の付き方はヤマアジサイ的に見える。それならば、雌しべの形を調べればどちらにより近縁か分かるだろうと、ルーペを取り出して小さな花の中を覗きました。

すると驚くべきことに、その花には雌しべがなかったのです。筆者は「そんなバカな!」と叫びそうになりました。

「日本原産」だけではない可能性

筆者はこのとき、独龍繍球やインドシネンシスと並んで、DNA解析でヤマアジサイの一群の基幹をなしている種がもう一つあることを思い出しました、ハワイ諸島固有種の「ハワイアジサイ」です。

通常は雌しべと雄しべが同じ一つの正常花(両性花)の中にあるアジサイ亜科の中で、ハワイアジサイは唯一、雌雄異株(雄しべと雌しべが別の株に咲く別の花にある)の種であることが確かめられています。ということはインドシネンシスも、ハワイアジサイのように雌雄異株であっても不思議ではありません。

つまりこれが、カラコンテリギでもヤマアジサイでもなく、それらのさらに祖先的な位置づけにある、幻のインドシネンシスだったのです。全体の印象がカラコンテリギやヤクシマコンテリギに似ていること、装飾花の中央の「眼」と呼ばれる部分と正常花の花弁が鮮やかな青色をしていることから「アオメコンテリギ(碧眼繍球)」と暫定的に名付けておきます。

雲南省に近いインドのアッサム地方やミャンマーの奥地は、今では大変な秘境ですが、かつては大英帝国の植民地でした。そしてベトナムは、近代以降アジサイ改良の中心地となってきたフランスの植民地でした。一帯に生えているアジサイが、本国へ持ち込まれていたとしてもおかしくありません。

もしかすると、現在わかっている「日本起源・中国経由」で世界に広まった園芸アジサイとは別に、独龍繍球やアオメコンテリギ起源の、中国雲南西部、インドシナ半島北部、インド東北部などにルーツを持つ、全く別の経路で生まれた園芸アジサイが存在するのではないか、と筆者は考えています。

それが当たっているとしたら、今後、アジサイの歴史が塗り替えられる時が来るかもしれません。

ついにきたマンション大崩壊。プロが指摘する恐ろしいローン地獄

2018-06-17 20:46:57 | ニュースまとめ・総合
ついにきたマンション大崩壊。プロが指摘する恐ろしいローン地獄



2018年6月17日 18時14分

まぐまぐニュース

常に上がり続けてきた分譲マンションの価格ですが、とうとう2020年の東京オリンピックを前に価格の大崩壊が始まったと語るのは、無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者、廣田信子さん。廣田さんによると、投資目的の超高級物件も都心で売れ残り始めており、それが一般人の購入できるマンションにまで降りてきてるという現状を紹介。今マンションを購入したい人たちに向けて、夫婦でめいっぱいのローンを組むのは危険だと警告しています。
ついに始まった、日本のマンション大崩壊

こんにちは! 廣田信子です。

都心の高級物件の売れ行きに影がさし、いよいよマンション価格の崩壊が始まりそうです。やはり2020年までもちませんでした。

先日の「現代ビジネス」によると、完売し竣工したばかりの東京屈指の高級住宅街の高級物件が、すでに、「新築未入居」のまま1割近くが売り出されているといいます。転売目的で買った人が、思うように買い手を見つけられずにいるのです。他にも、本来チラシ等にはならない2億、3億円といった物件が新聞の折り込みチラシや不動産情報サイトで、目につくようになったといいます。

超高級物件は、一般の人は買わないので、販売業者は、まず自社の顧客である投資目的の富裕層に営業し販売します。一般の人が目にする広告が打たれたということは、富裕層の顧客だけでは、さばけなくなったということの表れでもあります。誰でも見られるネットサイトで公開されているものは、売れ残っている物件と考えて間違いないといいます。

マンションは、購入後5年以内に売却すると、短期譲渡所得として売却益の約4割が税金として持っていかれます。その他にも登記費用や仲介手数料などもかかっているので、短期転売狙いなら、本来、2割程度は上乗せしないと割が合わないのですが、もう、とてもその価格では買い手がつかないのです。価値が下がらないとされてきた千代田区、港区、中央区といった都心の一等地に建つ高級物件も例外ではありません。

今なら、まだ売り抜けられると考え、分譲価格よりも高値で売りに出しているものもありますが、その価格で買い手がつくには難しく、実際にはそれ以下で取引されるのではと思われます。

これからは、経費損は覚悟で、せめて分譲時の価格で売れればいいとあきらめる人が増え、さらに価格は下がっていくと思われます。最終的に、不動産価格が上がり始めた2013年の水準くらいまで暴落するかもしれないといわれています。これだけ物件がダブついているのですから、今後は値下げして売るしかないでしょう。

転売目的で高級物件を購入した人の中では、なるべく早く売りたいと焦っている人がこの1年ぐらいの間に急速に多くなっているといいます。

1億円以上の物件を積極的に購入してきたのは、投資家たちです。特に中国人投資家の爆買いがすさまじかったのですが、彼らは、2020年のオリンピックまでは不動産価格が下がらないなんて信じていません。短期譲渡の5年と天秤に掛けながら皆が売るタイミングを計っている緊張状態が続いていましたが、それがはっきり表に出てきたのです。

これから、最後にババを引くのは誰かの戦いになっていくのです。まさに2020年マンション大崩壊は、もう始まっているのです。

それでも、まだまだ、たくさんのタワーマンションが建築中ですが、当然、新築物件の売れ行きも思わしくありません。今後、これが中古物件へ、そして、都心から郊外へ、地方へと波及していくでしょう。

一部にあったタワーマンションの民泊活用での利回り確保という期待も、住宅宿泊事業法成立で、ほぼ難しくなりました。6月15日、いよいよ住宅宿泊事業法が施行されました。こんなに余っている「箱」を今後どう活用するのか…明るい見通しは立ちません。

ただ、それはマンションを資産、投資の対象と見た場合です。人口減少、空室が増え続ける状況で、こんなに新築マンションを無秩序に造れば、こうなることは分かっていたことです。だから、2年前に、著書『2020年マンション大崩壊から逃れる50の方法』には、普通の方の「住まい」としてマンションの選び方と、手に入れたマンションの居住価値を高める方法を書きました。

経済評論家の方は、「売るならできるだけ早く」といいますが、多額のローンを抱えて、そこで子育てしながら暮らしを始めた人たちは、もう、簡単に、マンションを売ることはできないのです。

著書でもブログでも書いたように、私が気になるのは、夫婦年収1,000万円の共働き夫婦が目いっぱいローンを組んでがんばって買ったタワーマンションのことです。仕事と子育ての両立のため都心居住を選択した夫婦は多いのです。

子供が保育園や小学校に通い始めていれば、簡単に引っ越しはできません。それでも、家族や仕事環境にアクシデントがあったら、ローンを払い切れない場合も出てきます。覚悟を決めてマンションを売却しようと思っても、売り物件が多過ぎて価格が暴落すると、オーバーローンになって売るに売れません。バブル崩壊時の悲劇をたくさん見て来た身としては、自分たちで頑張っている若いファミリーが気になります。

今、マンションを買おうと思っている人は、金利や消費税UPの情報に振り回されずに少し待った方がいいかもしれません。間違いなく「箱」はだぶついているのですから…。そして、購入層は間違いなく減るのです。市場の原理で、住宅の価格は下がるしかないはずです。

2020年以後、購入のチャンスはいくらでもあります。賃貸の相場も下がってくるでしょう。急いで購入する必要はないのです。それでも購入したいという方は、新築だけでなく管理組合運営がうまいっている中古マンションもぜひ視野に入れてください。そして、何があるか分からないので、金利が低いからとローンを目いっぱい組むのは、考えてくださいね。

マンションを無理して購入したことで、家族が崩壊していくようなことだけは見たくありません。