lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

初夏のかやぶきコンサート2017へ 

2017年06月17日 | 音楽

今年も初夏のかやぶきコンサートに行ってきました。

 

駅から歩いていくと、いつものなつかしい胡麻の景色ですが、

 

この3月末に82歳で急性白血病で急逝されたザイラーさんでした。

去年の秋の音楽会での笑顔が、まだ記憶にも新しく、

今回の音楽会の練習もされていたそうです。

亡くなられてから、私は初めて、

胡麻という地に来られ「晴耕雨奏」の日々を綴った御著書を読みました。

まだまだ知らなかった事がたくさんあり、今まで読んでいなかった後悔と共に、

この人が亡くなられたことが、多くの方にとって、どんなに残念なことかと

あらためて心痛みました。

どうか安らかに眠られますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

今回は、このコンサートを継続させてほしいと願うザイラーさんの志を受け継いで、

和子夫人と、代理をつとめに来日された

ヴァディム・サラブヤーニによるデュオコンサートです。

 

いつも好きな二階の席から。

色とりどりの座布団は、ここでコンサートを始めた時の

チケット代として、お客さん達がおのおの持って見えたものだそう。

 

廃屋にする予定だったという築200年を越える古い禅寺を、

福井県から胡麻の地までヘリコプターで運び、苦労して再建され、

夫妻が再び命を吹き込んだ音楽堂。

 

 

今回のプログラム。

ヨハン・セバスチャン・バッハ・・・「フーガの技法」より1,2,3,4番

フランツ・シューベルト・・・グランド・ソナタ Op.30 D617

エドヴァルド・グリーグ ・・・ワルツ カプリース

ハインリヒ・ホフマン・・・イタリアの愛のお話 Op.19

 

手描きの、自家製おにぎりやお酒のイラスト。

そして、「休憩時間」の意味なのだけど、

ふとザイラーさんの声を思い出す

「おやすみ」の文字。