旅の恥はかき捨て de SKY!?

旅先では知る人もいないし、長く滞在するわけでもないから、恥をかいてもその場限りのものである。

旅の恥はかき捨てとは良く言ったものだ。

過ぎ去ってしまえばそれもまた旅のよき思い出・・・。

・・・過ぎ去ってしまえば、ね。

恥の最中ってのは悪夢そのもの。やばいくらい焦っているんだよ。

今回は久々に参った。

バリ島最終日、バロンダンスを見て、ブサキ寺院をお参りし、そこからキンタマーニまで足を伸ばして湖畔でくつろぎ、１６：００にコーヒー栽培場でくつろいでから空港に向かったのだけど、

伝えていた１７：３０という搭乗時刻を
運転手コールマンはチェックイン開始時刻と勘違いしており、距離的に

「大丈夫？間に合う？」

「No　problem!　オレを誰だと？バリバリのタクシードライバーよ！」

やけに威勢がいい。

うーん・・・地理がよくわからないのと、乗る飛行機がAir Asiaであること、そして全然進まない道にどんどん不安が広がる。

１６：４５

「ねぇ、あと空港までどれくらいよ？」

「そうだな～　混んでなくてちょうど1時間後かな？」

「おい！」

それじゃぁまにあわねぇってばよ！

コールマン、急に静かになる。

そこからというもの、路肩を１００ｋｍぐらいですっ飛ばし、片側１車線道路を対向車にぶつかりそうになりながら何度も追い越し続け、赤信号をこれでもかと無視続けた。


１７：１５・・・

うーん・・・荷物締め切り・・・もしかしたらアロマ（液体物）とか没収されるか？

１７：３５・・・搭乗開始したよ・・・

いよいよもってClosed gate time １８：００が近づいてきた・・・。

「ヘイ、ミスター最後の渋滞だ！これを抜ければ直線バックストレート！」

時刻は１７：５０

「・・・うん」

もうあきらめました。

そして、案の定渋滞超した先にもトラブルが・・・

「マイガッ！　迂回道路ができていやがる。俺、こんなの知らネェし！」

それでも、空港に１７：５５に到着。

コールマン、悪かった。ありがとう！

握手を交わし、これまでにない速さでゲートに向かった・・・。



結果。

Air Asia　機材大幅遅れにより30分以上遅延！

ふぅ～～生きた心地しませんでした。

帰りの飛行機で

映画「ワイルドスピード」

・・・ふん、こっちはもっとすげぇ映画を撮ってきたんだよ。

爆睡して日常の喧騒に戻ったのだった。