Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

稀少価値

2013年12月21日 | 国内de海外
トルコの話はまだまだ続く。
イスタンブールで食べた柔らかバゲット「エキメッキ」
トルコでは、食事の際に無料(基本おかわり自由)で配られるほどの位置づけなようで、旅中はそのありがたみを感じなかった。
だけど、あのふんわり柔らかでもっちりとした食感は、日本ではなかなか味わうことができないことを知った今、その価値に気づく。

現地ではごくごく当たり前に食べられているが、日本では手に入りにくいものは意外と多い。
個人的にはタイの生太麺クイッティアオの柔らかで甘味のある食感は日本で絶対に受けると確信しているのだが、何故か普及していない。1kg100バーツ以下なので安価で生産できると思うのだが何故だろうか?(; ̄∇ ̄)

いずれにせよ、元の単価が安かろうが稀少価値が高いとなると多少の手間をかけてでも手にしたくなるのが俗人のサガ。池袋に都内で唯一トルコのパン屋があると知り出かけできたのだが・・・

ところが調べた記事がエキメッキをトルコのパン全般と解釈していたらしく、本来のエキメッキは作っていないそうな。
(・・・ガックリ肩をおろす)
その落胆ぶりを気にしてくれたのかレジの店員さんがパン職人に尋ねてくれた。

「エキメッキを作るにはやっぱり現地の小麦が手に入らないとあのフンワリ感は出せないようです」

申し訳なさそうに答えてくれた。とても親切。

「残念です。でも、お客様。ちょうどバクラヴァが焼きあがりました。良かったらいかがですか?」

なにっバクラヴァ!?

こちらも日本では簡単には手に入らない代物。えへへ。ゼヒゼヒ。

これは「オリーブで乳を絞る」ならぬ
「エキメッキでバクラヴァを得る」

これこれこの甘さ♪じんわり甘いバクラヴァをほお張り、イスタンブールのゆとりを想い起す。



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