Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

祈り

2013年12月01日 | 国内de海外
今宵はお世話になっているタイ料理屋の店主の誕生日。
立地条件の問題や不景気による外食控えなど、厳しい状況が続く中、3回目のパーティが開かれたことを常連一同喜ぶ。

手の甲や腕のあちこちにあるやけど跡、絆創膏が痛々しいが、明るく元気にふるまう店主の人柄には本当に感謝。

ここに来れば無味乾燥とした日常も忘れさせてくれる貴重な空間。言うなれば、国内にあって気軽に海外を堪能できるオアシスのような場所なのだ。


今宵は店主を祝いながらも、バンコクのデモを悲しむ。
11月から発生しているバンコクでの大規模な反政府デモは、野党・民主党が呼びかけた10万人規模のデモが更に拡大中で、デモ隊と軍隊との衝突が激化。催涙弾が投げ込まれ、4人以上が亡くなりけが人も多数に広がっている模様。

今回の原因は、汚職疑惑により有罪判決を受けて現在は国外に滞在するタクシン元首相が帰国する可能性のある恩赦法案をめぐり、インラック・シナワトラ現政権に対する野党側の反発によっておきたものとのこと。

敬けんな仏教国であり、カリスマ的な国王がいる国でありながら、伝統的にデモを繰り返すタイ。国王の高齢化による跡継ぎ問題の不安、タクシン元首相の帰国問題など政情不安がさらに高まりを見せており、タイ人の友人たちも複雑な面持ちでデモの成り行きを見守っている。



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