Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

一回忌

2005年10月24日 | 雑記

 先週訪れた新潟長岡は、短い秋をむさぼるように舞う赤とんぼと、至るところで行われている道路工事(某政治家のお膝元だった名残!?)、そして赤茶色に染まった道路が目に付いた。この赤茶色は、道路に埋め込んだ消雪用ポンプから吹き出る地下水に含まれる鉄分が原因らしく、冬場はこの鉄分が酸化して道路や車を錆び付かせ難儀するそうな。

 ・・・とまぁ、移動中のことしか印象に残らないバタバタ続きのまま週末を迎えたんだけれど、終電間際に和菓子だけはしっかり押さえるあたり、まだまだ気持ちに余裕があるとみえる・・・。(和菓子は後日)

 そして、週末。先週末は昨年他界した祖父の一回忌法要が行われた。近年は病に苦しみ癇癪を起こしがちの祖父だったが、最後は自身本来の性格のように静かに旅立っていった。突然の出来事だった。

 第一発見のショックは今でも時折思い出すが、祖父の死を機にそれまでもやもやとしていた考えがふっきれ、その後の行動の後押しになったことを考えると、葬儀の際若和尚が説いた
「故人はそれぞれに生き続け、これからも付き合いは続いていくのですよ」
うまいとは言えない説法だったけれど(笑)、この言葉が温かく思い起こされる。

 ただひとつ、残念なのが残された祖母。真夜中、祖母が廊下を歩く物音に目が覚めて「どうしたの?」と訪ねると
「寝床がわからなくなってしまった。それになんだかお腹が空いちゃった」
「・・・ところでお爺さんを見ないけれどどこへ行ったのかね?」

 一回忌の翌日は具合を悪くし、夜に救急車で救急病院へ運ばれる。幸い大事には至らなかったが不安は残る。もうすぐ祖父の年齢を追い抜いてしまうんだよな・・・。最近はめっきり気力が萎え、余生というには忍びない状態が続いている。一日のうち少しでも楽しい時間を送ってもらうためには何がいいのか、もう一度考えて実行してみようと思う。

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