Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

達磨胡蝶ドンブラコ(1)

2014年01月05日 | 雑記
活字中毒とまではいかないが、必ず4~5冊の本をキャリーバックに忍ばせている。読みたい本を1~2冊、あとは出先で見つけた本などがそのまま入っているケースが多い。
正月休みはじっくり読書に耽るべく、予めチョイスした本をバックへ放り込み、出かけたはずなのだが…


あれ・・・?


なぜか本すべてが違っている。読み直そうとした「7つの習慣」は別冊の「7つの習慣 最優先事項」に代わっており、その他の本も宝塚本にすり代わっていたりする…。


えっ?あれ・・・?

ふと、思い返す。あっ…元旦に姪っ子たちが机でお医者さんごっこをしていたよな…。
どうやらそこで本がすり替わってしまったらしい。用意していた本と同じタイトルの続編本が一番上にのっていたことを気付ずに放りこんだこちらが間抜けなのだが、読もうとした本がないことにすっかり拍子抜けしてしまった。

この本は、宝塚はじめ、演劇、歌舞伎など幅広く見られている方から手渡された本。
「くだらないわよ」
別の知人からプレゼントされたこの本だったようだが、インプット済の情報ばかりでお気に召さなかった模様。こちらがうっかり社交辞令的に「宝塚に興味あり」と意思表示したため、
「それじゃあげるわ」
このような経緯を持つ。今のところ読後の感想はもとめられていないが、
「宝塚に興味があるならぜひ食べてみて」
本を頂い際に勧められた元宝ジェンヌが働いているお店「ヅカカフェ」については、その後感想を求められ、恥ずかしい思いをしながら単騎乗り込んだ過去をもつ。

まっ 仕方あるまい。ペラペラとめくってみる。

「阪神宝塚の関連のお店」
「東京宝塚の関連のお店」
「OGがやっているお店」
「タカラジェンヌが出没するかもしれないお店」


うはっ…これは濃ゆいな。
宝塚ファンのための本であるから当然なのだが、それにしてもまぁ、すごいなぁ。

機内で読んでいたところ、CAさんから

「あら?ご覧になられるのですか?私も好きなんですよ!」

「あはは・・・」
しどろもどろ。

「今年は100周年だから外せませんよね!?」

そう。今年宝塚歌劇団は設立100周年を迎える節目の年。宝塚の歴史はとても古く、戦前はおろか、大正…厳密には明治時代までさかのぼれてしまう。
1913年(大正2年)には宝塚唱歌隊が組織され、翌1914年には宝塚少女歌劇として第一回目の公演が実現している。
歴史的に興味深いところでは、1942~44年に3回行われた満州公演。軍部に強要されたのかは定かではないが、戦時下において満州はじめ長春、大連、奉天、牡丹江などでも公演されていたことを初めて知り、正直驚いている。

このような観点からはとても面白い本ではある。
今年は中村吉衛門の歌舞伎(俊寛)と共に、宝塚歌劇を一度見てみようと計画中なので、もう少し掘り下げてみる。
ちなみにどうでもいい話だが、元宝ジェンヌでは1997年のMISTY、2000年のTVドラマ蒼天の夢(原作:世に棲む日々)の高須久子役を演じた頃の天海祐希が一押しだったりする(*^^*)


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