カタスカシ

婆さんがきました(以前は電話をしてから来ていたのですが、電話は盗聴されているということで突然来る、ので婆さんの隣の家のひととか電話で呼ぼうと思っても出来ない)赤ちゃんでも呼ぼうか?と聞いたら、いいと言うので、ただ話を聞きました。体調も変わりないそうで、デイサービスに来てるひとの中でも、一番元気だというので、隣の家のひとの話し声とかももう聞こえないの?と聞いたら、それは聞こえるそうです。(隣のひとの家でお茶のみした結果、婆さんの家は見えないし、こちらの音が婆さんの家に聞こえているとはとてもかんがえられない)デイサービスの施設での認知症のひとの施設の話をして、私たち普通のひとの施設とは違って・・・とか言うので、ああ自分は普通と思っているのだな、息子さんに話しても、息子さんは母親の話の方を信じるだろうとふと思いました。自分はどこにでも誰にでも溶け込めると言う、それなら、隣のひとにも溶け込んでくれー。昨日婆さんの隣の家のひととお茶のみしたんだよと言ってみたら、自分は誘われたことがないと言うので、いつかみんなまとめて呼んでお茶のみしたらいいのだろうかと、夫に言ったら、そんなもの効果はないだろうという。息子の連絡先も知らぬままだけれど、私は息子がどういうひとかも知らないし、案外母親の変な言動を聞いて、母親に私とのつきあいを禁じたりして、逆恨みされたら怖いという思いもあるのです。本日は昨日のサスペンスがうそのようなまともさで、
自分でも少しはおかしいとキズイテ?まともさをアピールしにきたのかもです、まだらぼけの状態なのだろう。

サスペンス

近所の婆さんのデイサービスの日です。迎えのバスが行ったなと思っていたら、ピンポン!婆さんの隣の家のひとが訪ねてきました、デイサービスに行く前、婆さんがそのひとの家に来て、「私は二人しか子供を産んでいないのに、六人産んで四人の遺体を物置に隠していると、○○さん(隣のひと)が言っているけど(妄想)、そんなことはないので、物置を見てください」と言ってきたとか。「物置見たんですか?」見ていないというので、見に行ったら、鍵がかかっていました。一昨日外で会った時は何も変わった様子はなかったのだけれど。「鍵がかかっているということは案外遺体があったりして?」「 痛い話だよね、息子さんの連絡先聞いておかないとだめだよね」ということになりました。こんな天気で、婆さんも調子が崩れているのだろう、今まではSFの要素が強かったのだけれど今度はスリルとサスペンスの要素も加わって、認知劇場、どうなっていくのだろう???。一応おかしいねーとみんなで笑ったので、お笑いの要素もあります。

人形のBWH 丸谷才一 文藝春秋

縦横無尽な博学ぶり、どこまでも掘り下げていける知識の深さ、西郷さんの連れている犬の名前はカヤ、吉田茂の飼っていた犬の名前は、講和条約を記念して、サン、フラン、シスコという三匹のテリアとか。犬は飼い主に似るので、自分の家の犬が奥さんの実家で飼われていた頃は、愚かだったのに、自分の家に来てからは、すごく賢くなったとかのユーモアもある。千一夜物語の語り手の受胎や出産の周期など、そんなことに興味を持ったこともなかったので、びっくり。昔の新聞記者や軍人の話、ナポレオンは美食になど興味のないひとだったとか、読んでも覚えきれない面白話がいっぱいです。

歯には歯を

しばらくぶりで赤ちゃん来ました。もう二、三歩　歩くようになっていて、歯も上下前歯しっかり出てきて、赤ちゃん用せんべいをパリパリといい音で食べます。こたつの周りをぐるぐる歩き回り、電話をいじり、ティッシュをとりたがり、まだバランスが悪いので、ひっくり返り、座椅子にぶつかって痛いめにあったりすると、すぐ反撃態勢に入り座椅子に攻撃しカジリマス(目には目を、歯には歯を?)家ではテーブルにぶつかるとテーブルにもカジリツイテいるそうで、ひとに頼らず自分で自分の痛みを解決していくという自律した姿には感心します。電話が好きなのに、出張中のお父さんからの電話は何故かすぐ床にたたきつけ!ケータイはパチンとたたんで切ってしまうそうで、お母さんや自分を寂しがらせているお父さんへの怒りの態度?を表しているのかと、こどもがひっくり返ればあらっ大変!とすぐ抱き上げ、こどもの自律を妨げていたような、遠い日の自分の子育ての失敗?が思い浮かび、この近所のタクマシイ、リコウな、赤ちゃんの前途をひとごとながら楽しみにしています。

自作

葉物が高い、豆苗はそんなに高くないけれど、立派な根っこなので、
水につけておいたら、2回目食べられる位成長しました。
3回目も出来そうな気も。

小さな花

今日は風もなく穏やかな日です、変わり映えのしない景色ですが、ぐーるぐるとひとまわりしてきました。道端の花壇に、小さな花が。クロッカスの仲間なのだろうか?わかりません。

変なおじさん

町内会の総会の委任状ってどうすればいいんですか?と近所のひとに聞かれました、この間回ってきたけどいなかったの?いやーなんか変なセールスかなと思ったりして出て行かなかったものでー、　私は外にいたから見てたら、やっぱり出てこないところが多いようだったよ、こんな世の中だしねー。町内会の役員さんが変なおじさんになっているのかと思うとおかしい。今日は買い物のついでに本屋さんをのぞいたら、1Q84の3売り切れていました、月末には入りますとのことでしたが、アマゾンに注文しました。

思い出

昨年だんなさんを突然亡くしたひとと、話しました。雪もとけて、パークゴルフにも誘われて行き始めたんだけれど、去年は迎えに来て、終わるのをベンチに座ってまっていたのにと思ったりすると、悲しくて、楽しみに行っているはずなのに、かえって悲しくなったりして困るんだよとのことでした。長患いで、周りも納得して亡くなる場合と違って、突然亡くなる場合、(本人にとっては突然の方ががいいけれど)、周りは納得するまで悲しみが続くのだろうなと 歳とると涙もろくもなるしねーと慰めになっているのかいないのかわからぬ答えをしましたが。

クロッカス

が咲き出しました。落ち葉を片付けたり、肥料をバラマイタリ、天気が良いので外仕事をしていたら、「町内会の総会の委任状をもらいに来ましたー」ウワーっ委任状の用紙捨てたかもーと、言ったら、そういうひとばかりです、と言うことで、用紙をもらい、名前を書きハンコを押して一件落着。150世帯位を一件一件回っているそうで、去年は回って来なかった、役員さんの性格によって違うのだろうか?大変だなーと思いつつ・・・町内会ってあってもなくても変わりないような気もしたりして?。

木漏れ日に泳ぐ魚 恩田陸 中央公論新社

夕食後読み始め、止まらなくなり一気読みしました。
「若ければ、その場その場の感情で、すべてをかなぐり捨てていけた。ばっさりと関係を断ち切って立ち去ることができた。」離れ離れに育った二卵性双生児?、離婚して去った父親、母親の妹、何も関係がないと思われた事柄が、後から、繋がって、意外な結末へ。
題名の　木漏れ日に泳ぐ魚　に、中島みゆきさんの　ファイト　の一節、♪ああ小魚たちの群れーーーあきらめと言う名の鎖を身を捩ってほどいて行くーーーが思い浮かびました。