話し合いはできない

「おとうさんは自分が唯一正しいと思っているから　わたしの話はおかしいと言うんだ」
「いろいろな意見があるって認めないからそれでずいぶんけんかしたわ」
「言い返すとぷいと怒って口をきかなくなって」
「自分としてはああでもないこうでもないと話し合いをしたかったんだけど」
「年取って　からだが思うようにならなくなったら　もうけんかもしなくなった」
「けんかするかい?」
　「するよ」
　「去年の今頃　けんかして　実家に帰っていたもの」
　「うちも話し合いはできない　一方的にこちらがわるくてあちらが正しいということだから」
　「まっそんな人間なんだから仕方ないとあきらめているわ」
　
野菜やったりとったりの近所のひととの話で　いずこも同じようなことをやっているのかとホッとしました。
夏は終わったかととおもいきや　日中は暑くて
でもカラッとした晴天で洗濯物が良く乾き気持ちが良いです。

夕方出かけて　車から見たら　月のでかいこと　満月は明日だそうです
　「木の間より　漏りくる月の影見れば　心尽くしの秋は来にけり」
　　　　　　　　　詠み人知らず　古今集　
　心尽くしの秋と思えば秋もいいものだ
　心尽くしの冬とはなかなか思えなくて・・・。