七五三のお祝いの日が近づいてきて
時に避けられないアクシデントなどが発生して、写真撮影やご祈祷をキャンセルを余儀なくされるということはよくあります。
一番多いのは「身内に不幸ができた」というケースです。
この場合、当然お葬式が優先されますから七五三の方は日延べするということになりますが
では、いったいいつごろになったら神社のお参りができるのか
今日はお話をしてみたいと思います。
一般に、神社はそのお家に不幸ができた場合に「鳥居をくぐることを遠慮する期間(忌の期間)」が定められています。
地方によって多少差はあるのですが
神社本庁の定めた日数を一覧にして当社HPに掲載しております。
http://www5.ocn.ne.jp/~nanko/hukumokikan.htm
この表をごらんいただくとわかるのですが、亡くなった方との関係の深さによって期間が違っていて
一番長くて50日間なんです。
そう、四十九日過ぎればOKなんですよ。
ただ、やはり遺族の心情として葬式を出して間もないわけですから
あくまで身内だけのお祝い事にとどめ、対外的に派手にしないということが肝心なんだと思います。
実は先日「今日祖父が亡くなった。今月末に七五三をする予定だったんだが、四十九日過ぎるのを待ってると
12月になってしまう。11月15日より後に七五三をしても大丈夫なのか?後の日程にするのは縁起が悪いんじゃないのか?」という
問い合わせをいただいたんです。
いわゆる年忌法要の日程を決める時「命日かその前に行う」といいますが
この方はそれと混同なさっているんじゃないかなと思いました。
「命日かその前に行う」のは、悲しいことは後まで引きずってはいけないという考え方から来ていますので
この考え方をそのまま当てはめれば、七五三やお宮参りなどのお祝い事はそれにあたらないですよね。
実は、物忌だけではなく仕事の関係や海外在住であるなどの理由で
11月後半や12月、あるいはお正月に七五三をなさる方ってザラなんですよ。
南湖神社ではお問い合わせをいただければいつでも七五三を行うことはできますので
あ、時期をはずしちゃったという方もご安心ください。
ただし、神主の都合とちとせあめの手配がありますので
できれば事前に電話をいただければありがたいです。
さて、明日いいお天気になりますように
これからてるてる坊主でも作ろうかなと思います。