Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

出発前

2012年08月19日 | 浜松・静岡
 本日は朝5時起き。まだ完全に終わっていない梱包やら、洗濯やら、残った野菜やパンをお腹にいれたり、とにかくやること多し。今回は中部国際空港から大韓航空でソウル経由バリです。飛行機の中がキムチの匂いで充満してたらどうしよう?
 昨晩まででなんとか仕事を全部片付けたつもりです。まだ数件のメールの返事が残ってます。最近は毎年、熱をだして一日はホテルで寝ているので、今回は体調管理に気を付けて行ってきます。
 それにしてもいい天気。今日の浜松も暑くなりそう……。

ポルトガル語

2012年08月18日 | 浜松・静岡
 浜松に戻った翌日、国際免許をとりに行く。浜松北にある運転免許センターに電車ででかけるが、これがまた遠い。280円のチケットを買って、やっと駅に着いたら、徒歩15分だって。真夏のギラギラの太陽が照りつける中、ぼくはトボトボと浜松のさびしい街を歩いていた。
 ボーっとしながら前を見ると、このサインボードが目についた。日本語の下に表記されている言語はポルトガル語と英語。こういう言語表記は沖縄でも東京でも見なかったな。実は、浜松にはブラジル人が大勢居住していることから、浜松の街中にはポルトガル語表記のサインがやたらと多いのだ。沖縄だと観光客としてやってくる中国人と韓国人のために中国語と韓国語、英語表記なので浜松に引っ越したばかりの4月当初は、浜松のサインボードの表記をとても新鮮に感じたものだ。
 ちなみに運転免許センターだが、更新や再発行、国際免許のカウンターで待っていた20人程度の半分以上はブラジル人だった。ちなみに「アグンさん」とよばれていたインドネシア人もいた。とにかく浜松は国際色豊かな街なのである。

黄色っぽいのです

2012年08月17日 | 浜松・静岡
 今日の夕方、なにげなく部屋から外をみたら、景色の隅から隅まで黄色に染まっている。淡い黄色のサンスグラスをして景色を眺めているようだ。でもこの黄色は夕日に染まった赤みがかった黄色ではなく、黄砂に包みこまれたような、しかし無数の砂が舞っているわけでもない透明で無味乾燥とした黄色で覆われているのだ。
 空は今にも雨が落ちてきそうな雲と、夕方の消えかかった青空が混在した不思議な光景。夕日が雲に反射しているのだろうか?
 おもわず写真撮影。またベランダの新たな光景が一枚増える。でも黄色がかったそんな風景が写真からわかるだろうか?

通天閣、灯る

2012年08月17日 | 
 先週、大阪に行った時撮影した通天閣。前回行った時は節電で夜の通天閣のネオンは消灯していて、遠くから見るとその存在すら確認できないほどだったのに、今回は大きな文字「日立エレベーター」のネオンは消えたままだが、建物の骨格を青い光でなぞることができるようになった。
 「通天閣のネオン、また点いたんだね。やっぱり遠くから来る観光客には嬉しいよね」
とぼくが友人に話すと、彼女は笑ってこういった。
 「きっと大飯原発が再稼働したからよ。」と笑って言った。
 確かにその言葉は間違っていない。ニュースによれば関西電力圏内は大飯原発の再稼働によって、電力不足の大部分を解消できたのだから。
 でもどうなんだろう。「原発が動くと通天閣が明かりが灯り、観光客が喜び、夜景を見にやってきてお金を落とし、大阪の経済が活性化して……。」
 そしてどうなるんだろう。「風が吹くと桶屋が儲かる」という言葉の通り、原発が動くと、最後はどうなる?
 やめよう。この話はやめとこうね。考えると今晩寝れなくなるもの。それでなくても暑くて寝られないのだもの。



浜松に戻る

2012年08月16日 | 浜松・静岡
 先週末から大阪、京都と仕事があって、その後、お盆で実家に戻っていました。昨晩、青春18キップで浜松に戻りました。たまには時間を気にせずに帰るのもいいものです。
 浜松に戻ったとはいえ、日曜日からはインドネシア調査に向かいます。今年はロンボック島に行くので、断食明けのこの時期からに合わせました。バリは月末ガルンガンにぶつかります。
 ということでこの二日間は浜松で準備に没頭します。

夕涼み

2012年08月09日 | 浜松・静岡
 今晩はいつもよりちょっと涼しい。とはいえ室温は31度。いつもは33度近いので、2度違うとだいぶ涼しく感じるものだ。ピアノの椅子をベランダに出して夕涼み。いつもと変わらぬ風景。それにしても病院が近いせいか本当に一日中、救急車がサイレンを鳴らしてよく通る。なんだかそんな音にももう慣れっこになってしまう。
 朝は朝日が当たって暑くてしかたない(しかし、早朝に洗濯すると洗濯物がものすごく早く乾くけれど)ベランダだが、夕方はここに机を出して食事がしたいくらいである。オランダ人ならば、絶対、部屋の明かりを消して、ベランダに出した机の上にロウソクの光を灯して、ワインを飲みながら、夕食をゆっくりととるはずである。
 なんとなくまたベランダから写真を撮ってみた。同じ場所から撮影した写真をいくつかブログに掲載しているが、それぞれ違った顔をして面白いものだ。

学内の風景ー1

2012年08月08日 | 大学
 大学内のお気に入りの風景の一つ。薄暗い駐車場からこんな風景が見えます。目新しくない風景かもしれません。でも暗闇の中に切り取られたキャンバスのようなこの風景が大好きです。そんな風景を見ていたら、この前をつばの広い黒い帽子をかぶった女子学生が歩いていきました。写真に残したかったのだけれど、心の中にしまっておくことにしました。
 外で鳴いているセミの鳴き声が駐車場に反響しています。とろりとしたような暑い空気が露出した肌を這うようにして流れていきます。そんな中でぼんやり風景を眺めます。夏が好きなのです。大好きなのです。




シングルCD

2012年08月06日 | CD・DVD・カセット・レコード
 最近、発売されて間もないシングルCDを買いました。とはいえ本来はそうしたかったわけではなく、TSUTAYAで借りてからウォークマンに録音してすぐに返したかったのですが、私の住む浜松駅周辺の歩いていける範囲には、TSUTAYAどころか、レンタルCD屋がみあたらないのです。浜松市周辺の人はいったいどうしているのだろうと思ってしまうのですが、車社会なので、きっと郊外には大きなお店があるんしょうね。聞きたい曲1,2曲に1000円以上を払うのは、ちょっと高いなと思ってしまいます。でもまあ、聞きたいのだから背に腹は代えられず。買ったCDはMISIAでした。
 ここ何年も、Jポップの新譜CDを購入した記憶がないのです。沖縄にいた頃はいつもTSUTAYAオンリー。別に悪いことをしているわけではないのですが、「ウォークマンに入れて持ち歩く」のが私にとってのJポップになっていたことは否定できませんし、移動の途中で、なんとなく旋律を聞き、断片的に歌詞を楽しむだけの音楽であったこともまた否定できません。ところが買ったCDを家で聞くようになってから、音楽の聴き方を再発見したのです。当たり前のようで、やらなくなってしまったこと、つまり歌詞カードを見ながら音楽を聴くということ。「文字を見る」という聴き方があったこと、確かに昔はシングルレコードのジャケットの裏の歌詞を繰り返し読み、ターンテーブルのレコードに針を落としていたことを思い出しました。それがいつの間に「見る」ことを忘れてしまっていたのです。もしかすると、今の若者は、カラオケのディスプレーに映し出される「歌詞を見て、歌う」ということで、歌詞カードを見るという行為が、形を変えて継承されているのかもしれません。
 音楽は時間芸術だから、聞き逃した歌詞や、ちょっと考えさせられる歌詞は、時間とともに行き過ぎてしまうものです。でも歌詞カードは目で瞬時に過去の時間へ戻ることができる!正直、CDシングルを買ってみてそんな再発見ができたことにちょっぴり満足です。ところで、シングルCDには、私の聞きたかった曲のピアノヴァージョンも収録されていました。販売戦略に脱帽。聞いてみると、ピアノヴァージョンの方がずっと素敵。これは今後発売されるアルバムには収録されないんでしょうね。

高田馬場の古書市

2012年08月05日 | 東京
 先週の金曜日、日帰りで国立音大へ出張だった。高田馬場で西武線に乗り換えるとき、BIGBOXで古書市が開催されているのを知っていそいそとそちらに向かう。
 この古書市、ひじょうに歴史が長い。中高時代、私は毎日この駅を通過したのだが、その時分から月に一度、BIXBOXの古書市はこの場所で開催されていた。そんな時代から通い詰めた古書市である。その当時は小さなスペースに所狭しと木製の簡易な書架が並べられていて、活気のある古書市で人であふれかえっていた。それに比べると、金曜日の午後ということもあるからかなんとなく閑散としているし、本の数も以前の半分くらいになってしまったような気がする。妙に書架の間の通路が広くて落ち着かない。
 古書店や古書展は今なお機能し続けてはいるが、やはり、かなりの割合でネットへと移行しているのもまた事実である。古書店の大きなネットワークから本を検索するのは簡単だし、入手もたやすい。そういう私も沖縄にいる頃はネットに頼ることが多く、古書店巡りをすることがめっきり減った。
 しかし、こうやって久しぶりに高田馬場の古書展に来てみて思うのだが、手にとって状態を見たり、独特の古書の香りの中で本を巡るというのは、無味乾燥なパソコンの前で本を探すよりもずっと情緒がある。パソコンも古書展(古書店)も、結果的には同じものを手に入れることになるのかもしれないのだが、そのプロセスが重要なのだ。ぼくは昭和の人間である。だから古書をパソコンにキーワードを入れて見つけ出す「プロセス」よりも、夏の暑い空気の中で、都会に迷い込んでしまったきまぐれなセミの鳴き声を聞きながら、汗を流して古書を探す「プロセス」の方がずっと好きだ。その時買った本を開くたびに、そんな季節の空気や香りを思い出すことができるからだ。
 

本日に変更! 沖縄県芸大オーケストラ定期演奏会

2012年08月04日 | 那覇、沖縄
 沖縄で私のブログを読んでくださっている皆さんへのお知らせです。
 沖縄への台風11号の接近により、明日8月5日浦添市てだこホールで開催予定でした沖縄県立芸術大学音楽学部第18回オーケストラ定期演奏会が、以下の日程、場所に変更になります。

 日時:平成24年8月4日(土) 本日です!!!
 開演 17:30
 場所:沖縄県立芸術大学内 奏楽堂ホール (那覇市首里当蔵町)
 問い合わせ先 教務学生課 098-882-5080

 今年度は外山雄三氏が指揮です。
 昨年まで演奏委員会のメンバーの一人としで器楽の先生方とチラシやプログラムを制作していました。音楽学の私は、なかなか器楽専攻の先生方や助手、学生との接点がなかったので、ある意味、とても新鮮な仕事でした。私も楽器は違うものの演奏者ですから、なんとなく彼ら、彼女らの演奏に対する思いが理解できたし、伝わりました。
 大きな演奏会の日程変更には本当にたいへんな勇気と決断がいるものです。教員や事務方の皆さんに敬意を表します。大学のホールは、てだこホールよりも「箱」は狭くなりますが、大勢の人たちに聴いていただきたいと思います。働く大学はかわりましたが、皆さんを応援する気持ちはまったく変わりません。遠くにいると、逆にそんな気持ちが強くなるものです。心から演奏会の成功をお祈りしています。