新しいガムランのメンバー育成のため、ほとんど経験のないメンバーを集めて新たなグループを作る試みに、今週の水曜日から挑戦しています。沖縄にゴング・クビャルが届いた2000年にはじめたガムランは大きく育ったのですが、ベテランと新人がいっしょだとなかなか効率的な基礎訓練ができないし、大勢の新人と本番の舞台が多いベテランとが一緒に練習するのは至難の業。そこで新人を中心とした新しいメンバーを育成することにしました。
あえて私は自分で手を上げて、この育成にとりかかることにしました。曲がりなりにも曲がある程度まで演奏できるようになるには、毎週一回練習しても、やはり最低半年はかかります。教える方もかなりのバイタリティーが必要です。できれば上手なメンバーと演奏している方がある意味「楽」なのだと思います。
これは、大勢の新たなメンバーの育成への挑戦であるとともに、自分への挑戦です。私の年齢になればたいていは毎日「多忙」ですが、だからこそ、わずかな時間の中で取り組む「やりがい」のある作業だと思うのです。人が育つのを見るのはとても楽しく、素敵な時間です。この4月から授業でガムランを一人で教えるようになって、そのことを再び実感しました。東京にいるときは、講座などでこうした取り組みを繰り返し行ってきましたが、忘れかけていたその喜びにも似た感覚が、授業を教えることでよみがえったのだと思います。教える方も習う方もきついこともあるでしょう。でもそれを乗り越えれば、きっと私達は新しい仲間になれるはずです。
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