Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

秋の予感?

2015年08月08日 | 浜松・静岡
 猛暑で熱帯夜が続く今年の夏。明日が暦の上での立秋といわれても実感など全くない。とはいえ、実は今朝、夏は終わっていくような光景を強く感じたのだった。
 朝4時50分。目がさめてベランダに出てみると、むっとする暑さを感じたが、実はまだうっすら暗いのである。「あれっ」と思った。つい2週間も前ならばこの時間はもうすっかり明るかったはずなのだ。ところが沖縄にいっている間に陽が短くなっている!
 秋と感じる体感できる空気は、はるか彼方だ。しかしこうして真夏の間にも秋が誰にも気づかれないように忍び寄っている。「缶蹴り」で、コカコーラの空き缶のある場所に、鬼に気付かれないように、足音を消してわずかずつ近づくように。そうだ、あの感覚なのだ。じりじりと、鬼に気付かれないように。鬼が笑って余裕で缶の上に右足を乗っけるとき、それはいわゆる秋の到来なのである。そんなことを考えると、一抹の寂しさを覚えるのだ。